二年の旅が終わって日本に帰って思う事。
たくさんあり過ぎる・・・
旅を思い出したり、これからどうしようか考えたり、旅の事を思い出したり、自分は何をしたいのか自問自答したり、旅の事を思い出したり・・・
ずっと同じところをグルグル回って、出口のない迷路に迷い込んでしまったようだ。
今までの自分の人生、うまく流れに乗れて大学、就職とうまい具合に進めて真剣に考えた事がなかった気がする。そのツケが今になって降りかかってくる。考えても答えなんかでるわけもなく、逃避するように旅の事を思う。旅の中ではあんなに自由な発想が湧き、意欲に満ち溢れてたのに、日本に帰国して1ヶ月、みるみるうちにそれは空回りするばかり。
僕が強く思う事はつまり直接的に仕事に結びつかないのだ。
二年ぶりに帰ってきて、日本はさらに便利な国に変わってた。便利になるって事は同時に何かを犠牲にしてる気がしてならない。例えば、2011年までにデジタルテレビに変わり、より良くテレビを楽しめるんだろうけど、今まで使ってきたテレビはどうなるのだろう?従来のテレビはお払い箱って事でしょう?日本の”外”からの視点からいえばまさに「もったいない」の一言に尽きる。
みんな見てみぬふりしてるかもしれないけど、地方の方では不法投棄で道がゴミの山になってる所が多々あり、人間のエゴでお金を払っていくら自分の身の回りをとっかえひっかえ美化してもそれは表面的な問題であって、狭い島国ニッポンがどんどんゴミの国になっちゃうよ。(ちょっと大げさだけど)
話が脱線気味だけど、要は仕事とは別にそういう気持ちを常に持ちつつ、自分の周りに伝えていけたらいい、そんな活動ができたらと思ってる。美しい地球を守っていきたいから。
それが、僕が旅をして得た地球からのメッセージだから。
生産大国、日本。常に進化するコンピュータ、携帯電話など、なんでも競争、競争って。
その先に何があるの?
生き物の中で人間だけが特別のような錯覚をしがちだけど、所詮人間だって動物なんだ。
もっと自然界と釣りあいをもって生きていかないと、ほんと危ないと思う。
もうその危機が目に見えてるのに、なぜみんな気づかないんだろう?
いい例が「地球温暖化」。もっと車やエアコンの使用量を減らしたり、森林伐採を減らしたり、やれる事はたくさんあるし、やれなくても意識するだけでだいぶ変わると思う。
今の子供たちは自分たちが暮してるこの日本が”世界”だと錯覚してるんだ。ものに溢れ、何不自由なく暮せる日本。実際旅に出る前の僕だってそうだったけど、そういう事ってなかなか気づけないのかもしれない。
例えば、発展途上国に行くと、路上でかわいい手作りの服やアクセサリーを売ってる人がたくさんいるんだけど、そういうプロセスが分かるとその物への思いが一層強まる。日本だと、全てが機械的に並べられて物のプロセスなんて考えもしなかった。季節や年ごとに買い換える洋服や電化製品。
進化して競い合ったその先には何があるの?
I am thinking・・・like this.
続く・・・