ローカル線

ローカル線

単線、しかもディーゼル車なんて乗ったことあるだろうか?
私は大学の頃使っていたことがある。(爆)今は残念ながら電化されてしまったが。
空気がくすんだ肌寒い朝、高台の線路の上をやってくる車両にすごく風情を感じていた。
それはそうと、ローカル線だけに終電も早い!(電化されても早い)
絵の題材はローカル線とたぬきとおやじ。別におやじが好きなわけではないが、人の良さそうな疲れたおやじを描きたかった。
どちらかといえば若者からは嫌われる存在。でも、誰でも年をとればおやじ(おばさん)になる。
私も年かな・・最近、おやじの後姿に哀愁を感じたりする。(笑)

確定しているのは、題材だけ。
ここからは私の想像。(ストーリーを決め付けないで描くことにしている)

線路の上で酔っ払っているおっさん。家に帰るはずだったのに、終電が行ってしまったのだろうか?
会社では上司にひたすら仕え、部下からは不満を言われる辛い毎日だ。たとえワンカップ一杯でも、酔いたいのだろう。
たぬきと人間が交流できるとは思えない。でもそんなことはどうでもいいのだろう。ただ、ひたすら酔いたいだけ。
本当はベロベロに酔ってしまいたいのだろうけど、人の良さからか羽目を外すまでには至っていない。

遠方に家々の灯かりが見える。
もしかしたら、リストラされたのかもしれない。家族に内緒で新しい勤め先を探し歩いた後かもしれないな。
帰りたいけど帰れなかったのか・・