Can you fly?

『Can you fly?』  (部分拡大1 部分拡大2

Back←   →Next

 見ての通りのタイトル通りです。
去年が暗めのテーマだったので、今年はめいっぱい楽しいテーマを選びました。
とにかくごちゃごちゃしていて物が多過ぎるのですが、それを承知の上で描きたいから描きました。(^^;
もはやお祭りですね。CGでB2サイズなんて滅多に描くことはないでしょうし。(つーか、もう描きたくない)

 元々は、静かな夜明けの浜辺を想定していました。
魚以外のキャラクターはほぼ当初の予定通りです。主役は象達。今にも重さで沈みそうな船に乗って船出するところです。どこからか無人島に流れ着いた二人の人間は、奴隷のように彼らの船を押しています。

 手描きの予定だったので、画面設定はここまでです。
CGで描こうかということになって、オーロラが登場しました。
CGならいけるかも(^^;って安直に考えたおかげで、構図でかなり苦労しました。
パーツが多過ぎる上、いつもながら無謀なパース。空間を意識したのですが、おそらく設定通りには伝わっていないと思います。(^^;(鹿失敗したし)
あと、沢山色を使ったわりには全体的にメリハリがないです。明度差も足りない。その辺りは反省・・・

 あ、ストーリーですが、もう見たまま。
この船、どう見ても飛べないのですが、「それでも僕らは飛ぶよ。どんな困難だって怖くないさ。」彼らのそんな勇気と希望を感じて頂けたら幸いです。対照的な存在として足かせを付けられた人間を描きました。
この絵はフィンクションですが、そう笑えない部分があるんですよね。
飛びたいと思いつつ、飛べない自分がいる。自分も含めて人間の悲しい性というか、ふっきりたいけれどふっきれないもやもやしたものが含まれている気がするので・・
気がするというのは、最初っからそれを描こうと思ったわけではなくて、描いているうちにああそうなんだなと気付かされたわけです。(^^; そういうことがあるから絵って不思議。

 キャラクターが大勢出てきたけど、これが必要最小限です。本当はもっと色々考えたんだけど(羊とかくじらとか飛ばしたかったし(笑))、さすがに我慢しました。
B2というサイズだけにどうしても沢山描きたくなってしまうのですが、CGでこのサイズは無理がある・・。大変なんていうもんじゃありません。(^^; もう2度とヤダ。