創世記

創世記/遺跡の森

森を抜けると丘陵が広がっていた。
永らく営みを止めていた遺跡に火が灯り、
空より微かに明るんでいた。
人影がそこかしこで世話しなく動いている。

今夜はお祭りのようだ。

巨大樹達は人々の営みを、
そっと見守っているかのようだった。

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