ぴーちゃんのお部屋
おいらぴーちゃん。
頭が黄色、体が水色のオパーリンです。
頭の縞はなく、全体の色も薄めです。
最初はこの色がいい！って選んだのですが・・。
１．悪癖インコ
最初にお店で見たときはお腹の毛が薄くて皮膚が見えていたのですが、赤ちゃんだから生えていないだけだと思っていました。
でも、我が家に来て、さかんに首のまわりやお尻のあたりの毛をつついたり、体中ポリポリかいて、皮がそこらじゅうに落ちるのが気になりました。
実家にいたとき、インコは何度も飼ったことがあるのですが、こんな仕草はなかったと思います。
皮膚病だといけないので店の人に聞くと、はっきりしたことは獣医さんに見てもらわないと分からないが、ワクモ（インコに寄生するダニの一種）の疑いがあるのかもしれないと言われました。
本で調べて巣箱（プラスチック製の赤ちゃん用の箱）の消毒や、日光浴をさせてやることにしました。
それでも、体中掻きむしるような仕草は治りませんでした。
そんな折、くちばしに綿毛がついているのに気付きました。本の別の頁の食毛壁の説明を読んで、これだ！って思いました。
インコはストレスや寂しさのあまり、体に生えている毛をむしって食べてしまうことがあるそうです。
放っておくと頭を残して、全ての毛がなくなってしまう危険があるというのです。（ひえー）
しかも根元から食いつぶしてしまうことが多いので、再び生えてくる可能性は少ないらしいのです！
友達を連れて来ることも考えましたが、とりあえず広いところへ移してやることにしました。
２．幻のホーホケキョ
我が家に来てからわずか一週間ほど経ったある日のことです。
「ホーホケキョ」と鳴いたのです。口笛を少し聞かせただけなのに。
その時は、何度か繰り返し鳴いていたので聞き間違いではありません。
でも、それが最初で最後（今のところ）でした。
以来、「ホーホケキョ」を聞くことはありません。
３．お股が好き？
まだ飛べない頃は、やたらと物陰に隠れるのが好きでした。私のスリッパも住みか代わりにとられてしまいました。
相棒が胡座をかいて座っていると、足を乗り越えて股のところに潜り込んで来ます。なぜかそこが落ち着くようです。
そこに座って体を掻いたり、ジーンズの縫い目をつついたりしていました。
４．手乗らないインコ
飼ったときに生後約４週間くらいと言われましたが、４週間っていうのは意外と大きかったようです。見たときは弱々しかったのですっかり騙されました。（その店には生まれたてのはいなかったようです）
後で本で知ったのですが、インコを慣らすには生後３週くらいまでのものがいいそうです。
ぴーちゃんは、なぜか手を出すと嫌がります。
あっというまに羽が生えて（お腹やお尻の羽が薄いのはそのまま）飛ぶようになりましたが、相変わらず手を差し出すと逃げて行きます。
普通のインコは、指を出すと喜んで寄って来るし、胸とか頭の毛を指で掻いてやると喜ぶのに、それすらさせてくれません。（無理矢理やっても、気持ちよくなさそうでした。）
そのくせ、肩とか頭には乗ってきます。
以前、頭に乗って糞をされると困るので、相棒が大声で怒ったら、ますます懐かないインコになったような気がします。
インコにしつけをするのは諦めた方がよいでしょう。
叱られてもいじめられているとしか思っていないらしく、しかもいじめられたことだけ覚えているようです。（オイオイ）
中途半端にお利口だから困ります。
５．お家を作ろう！
飛ぶようになってから、相棒と２人で特製鳥かごを作りました。
ネットと棒を近くのホームセンターで購入して、馬鹿でかいやつを作ってやりました。（といっても、被せるだけのものです）
広くて十分遊べるだろうということだったのですが、大きな欠点がありました。
網のサイズが、当初このくらい小さければ大丈夫だろうと思っていたのですが、ぴーちゃんはその穴から出ようとして首を突っ込もうとします。力ずくでズボッと入れて、体が通らないと分かり、また無理矢理引き抜きます。
それを繰り返すのです。
特に、人がそばにいるとやるようです。
出してくれ！と催促しているようにも見えますが、無言でやってみせるのです。(^^;
諦めな、と頭をポンと叩くと、すごく怒ります。
いつまでたってもそれを繰り返していました。
目を擦ったり、人相（？）が悪くなったりすると困るので、結局その籠は諦め、実家にあった鳥かごを借りてきました。鳥かごの中ではかなり大きめのものですが、せっかくあんなに広いところに入れてあげたのにね。
手作りの籠は今では畳んで壁に立てかけてあり、ぴーちゃんが外に出たときの遊び場になっています。
６．くそったれぴー
ぴーちゃんを外（部屋の中）に出すときは、準備がいります。
それ用の上着を着、帽子を被ります。我が家ではうんち服、うんち帽と呼んでいます。
それがないと、肩や頭に糞をされてしまうからです。
私も一度、頭にされたことがあります。
もちろん、ぴーちゃんの歩いた後には、ところ構わず糞が転がっています。
最初はギャーギャー騒いでいたけど、もう諦めました。
７．わがままぴー
ぴーちゃんは手に乗らないくせに肩や頭に乗ります。
肩の上でおとなしくしていたかと思いきや、いきなり耳をガブッ！
急に細くなって暴れ出したりもします。
細くなると、なぜか動きが素早く不規則で、飛び回って突進してきます。ぶつかりながら飛んでくるのでちょっと恐いです。
新聞や広告を見ていると、必ず上に乗って来るし、ハンドクリームを乗っていると手に乗ってきます。（普段は乗らないのに！）
食べ物なんか食べようものなら乗ろうとしちゃって大変です。（飲食は厳禁です）
パソコンを打っていてもキーボードに乗ってくる。
役に立たない上に、邪魔ばかりされます。
ぴーちゃんが出ているときは、炊事なんか絶対に出来ません。
上をバタバタ飛び回るし、肩の上でポリポリ掻くし、そういうときに限って手の上に乗ってくるから、洗いものすら出来ません。洗剤をなめようとするし。
また、部屋から出ようとすると、とたんに肩に飛び乗ってくるし、姿が見えないとチュイチュイ鳴いたりします。（そばにいくと鳴かないのに！）
慣れてるんだか慣れてないんだかよく分からないインコです。
最近では、顔に乗りたいらしくて、時々飛びつく構えを見せます。そういうときは要注意です。
しかもしつこいのです。（臆病なくせに！）
８．グレぴー
一日一回くらいは外（部屋の中）に出してやらないと、機嫌が悪くなります。
二日出さないともうグレてしまって、怒りまくります。
機嫌が悪いと、出した直後からスリムぴーちゃんになっていて、恐いです。
最近は籠に指を差し出すだけでガブッときます。
９．お気に入り
ティッシュペーパーが大好物です。
糞をティッシュで拭ことすると、なぜかじゃれてきて邪魔をします。
籠の中にティッシュを入れると、嬉しそうによじよじして、それを加えたまま餌をつつきます。よく見るとティッシュに穴を開け、そこから餌をついばんでいるのです。
なんでそんなことするのぴーちゃん？(^^;
餌の場合はよいのですが、水も同様にして飲むので、ティッシュが水に浸かって下が水浸しになってしまいます。
まあ、羽を毟るよりはいいか・・。
ビニールの紐も好きです。嬉しそうにほぐしています。
１０．水浴び
一般に、インコは水浴びが苦手ということですが、水浴びが嫌いなわけではないようです。
風呂場で大きめの底が平らな容器（鳥かごの受け皿を使用）に水を浅く張り、パシャパシャ水面を叩いていると、そのうち興味を示して水の上に降りてきます。そして、お腹を水につけ、羽を広げて気持ちよさそうにバシャバシャします。
そして、すぐ肩の上に飛び乗り、再び水の上に降りることはありません。一瞬の出来事でした。（カラスの水浴びならぬぴーちゃんの水浴び）
それも、気の向いたときしかしないようです。昼間の暖かいときがよいみたいです。
また、濡れた後はドブに落ちたみたいに（？）汚いインコになるので、風に当ててよく乾かしてやります。
１１．ピヨピヨ
購入後、２ヶ月以上もたった今（つまり生後３ヶ月以降）は、なぜかピヨピヨ鳴くようになりました。前は、チュンチュンとかピーチャン（そう聞こえたんだもん）とか鳴いていたのに。（買った初日は、ストレスからかまったく鳴きませんでした。）
そんなある日、相棒が籠に手を入れていると、ひらに乗ってきて、ピヨピヨ言いながらその上を千鳥足（まさしく！）で歩き回りました。
お尻は振るし、羽は広げるし、酔っぱらいのようにフラフラと。もしかして交尾でもしてるのかな？まさかねぇ(^^;
どこか打ち所が悪かったのだろうか。時々変な行動を起こす。
でも、私が手を出してもしないのに・・。ちょっと悔しい。
１２．おしゃべり
ぴーちゃんはあまり鳴きませんが、よく一人でブチブチ言ってます。
色々言っているみたいなのですが、私達にはほとんど理解できません。
唯一理解できる言葉が、「ぴーちゃん」です。
「ぴーちゃん」と呼びかけて返事をしないかわりに、自分で「ぴーちゃんぴーちゃん」と言っています。
実はそれも、３つくらいの言葉を言い分けているようです。
「ぴーちゃん」と「ぴーちゃんぴーちゃん」（早めに）、「ぴーちゃん」（低い声でゆっくり）。たぶん、ぴーちゃんにとっては、別の言葉なのではないかと。
その他、「ぴーちゃんゴニョゴニョゴニョ」いずれにしても「ぴーちゃん」意外は理解できません。
以上で我が家のアイドルぴーちゃんの紹介を終わります。
手乗らなくてわがままで悪癖インコです。
誰に似たのやら・・。
懐かない上に、ハゲちゃったらどうしよう！かわいくなーい！
あんまり言うこと聞かないと、逃がしちゃうぞ！＞ぴー太郎