あとがき

フィンランドを選んだわけ

今回、一応新婚旅行ということだったのだが、私にとって初めての海外旅行でもあった。
私はどちらかというと人の少ないところが好きで、特に北の方に憧れていた。しかも、寒いところへは寒い時に行く!そんなポリシー(?)を持っていたかどうかはともかくとして、都会育ち(??)の私はより自然を求めていた。

オーロラが観たい!
だから、アラスカかカナダか北欧のどこかに行こう!

当初、相棒は猛反対した。寒いのは嫌だと。
でも、ついには頑固でわがままな私の望みを快く(?)受け入れてくれた。唯一の相棒の希望でフィンランドへ行くこととなった。


食事

食事には苦労した。
なにしろ料理の大半が予想を遥かに越えた味だった。(オーロラディナーの衝撃が強すぎたのかも)
トナカイはちょっと臭みがあったが、羊よりは臭わないかな?
豚のハムとかソーセージは普通。犬ぞりの時にコタで食べたソーセージは絶品だった。牛肉はあまり見かけなかった。

朝食と昼食はレストランのバイキングメニューを利用した。(やっぱり自由に選べるので便利)
パンやシリアルも食べたが、パンは日本のパンよりも水っぽくて重たい感じだった。(あまりおいしくない)
サラダの魚のマリネが混じっているソースはちょっと臭かった。
レヴィでは夜食にマーケットで食べられそうな食材を買って食べたりもしたが、調理器具がないのでちょっと不便だった。部屋にポットは置いてあるので、レトルトの日本食を持参すれば良かったかな。

ヘルシンキでは店がたくさんあるので、食べ物にはそう困らないが(ライスはやめた方がいい)、ピザの量が多すぎて食べきれなかった。
物価は日本とあまり変わらないが(1FIM=22円前後で計算)、なぜかコーヒーは安くて、ジュース類が高かった。


天候

とにかく、着いた当初からどんより曇っていて、また日も短かったこともあり、暗い日々が続いた。
スキーをしていた時も、午後4時を過ぎる頃にはもう真っ暗になっていた。

雪の量はさほどではないが時々チラついていた。でも、水気が少なくサラサラしているので体に着かず、寒さはあまり感じなかった。(防寒についてはレヴィの記事参照)

一日中暗くて陰鬱な景色ではあったが、日本とは違う空気がある。
そこにいると、時間が止まったような錯覚に陥り、なんとも贅沢な気分に浸れるのだ。

でも、現地の人々には皆それぞれの生活があり、仕事がある。
雪が降ったからといって、交通が止まったり、学校が休みになることはない。
そこでは、ごく普通のことなのだから。

吹雪の中を飛行機だって飛ぶし、車も雪の上を猛スピードで走り抜けていく。(一般道でもバスのメーターは時速80kmを指していた(^^;)

ジンクス?

なぜか、私の目的は達成できないというジンクスがある。

北海道の流氷砕氷船&気球
沖縄のクジラウォッチング

ことごとく、ボツになってしまった前例がある。
だから、今回も・・という懸念はあったのだが・・

去年の暮れから今年にかけて十何日間も天候不良が続いたらしい。こんなのは希にしかないことらしい。
なんだ、暮れからずっとだったんだ。

良かった。私のせいじゃないや!


ちなみに、去年の挙式当日に台風を呼んだ実績もある。(←間一髪通り過ぎた)

ようし!次回こそは、絶対(地上から)オーロラを観るんだ!

また、フィンランドにしようか。それともグリーンランドあたりにしようか。
あんなに嫌がっていた相棒も、今では完全にハマってしまったようだ。