スウェーデン旅行記/新天地編(4/)

3.ユッカスヤルビ4日目


 前日のESA(=European Space Agency)の標識が気になって、運転の練習を兼ねて(?)そこまでドライブした。
少し奥まったところに小さな建物があった。
えっ?ここがESA?
アンテナらしきものも見当たらない。

一応ESA(キルナ追跡局)

一応パラボラ


 しばらく周りをウロウロしていると、裏の崖の上にパラボラアンテナらしきものが見えた。
でも、上れそうにない。
建物から出て来た人に階段のあるところを教えてもらい、上って写真を撮った。
こんなところで記念写真を撮る日本人なんているんだろうか?
それにしても、建物同様、こじんまりとしたアンテナだった。
崖の林の中にリスを発見。ラッキー。

 帰り道、鮮やかな夕焼けを撮った。
デジカメだと本来の色が出ないのが残念だ。

夕焼け




 夕方ひと眠りした後、アイスバーへ行ってみた。
結構賑わっていて、酔っ払いがいっぱいいた。
でも、カウンターのお姉さんが一番酔っていた気がする。飲みながらカクテル作ってるし。(^^;
一度、足元(=もちろん雪)が滑って転んでいた。

夜のアイスホテル

アイスバーにて



 お酒のメニューはよく分からなかったけど、とりあえず甘そうなやつを頼んだ。
グラスまで氷だ。手袋でないと持てないのだが、結構美味しい。
でも、グラスをペロペロしながら飲んでいたので、どんどん溶けてイビツな形になってしまった。しかも、なぜか口の中にトナカイの毛が入ってくる。(^^;
椅子の上にトナカイの毛皮が敷いてあるのだが、その上に手を着いたせいでグラスにも付着していたのだ。

 何かの取材でカメラが担ぎ込まれていた。
それとは関係ないが、ストックホルムから来たスウェーデン人女性に日本語で話しかけられた。しかも、関西っぽい喋りで。(^^;
聞くとやはり、知り合いの日本人が関西人らしい。

へべれけのお姉さん



 9時頃になって、前兆が現れた。
南に筋が伸び、北にも筋が現れた。

 10時頃、それが大きなオーロラとなった。
一枚の大きなオーロラがゆっくり揺らいでいる。
今夜のは薄いチョコレートがゆっくり溶けていく、そんな感じだった。
時々ピンクも混じっていた。
大きなオーロラが揺れるたびに一面、白くなっていった。
途中、二枚三枚と増え、そんな状態が1時間ほど続いた。
 終わるかと思うとまた光が強まったりで、そういうのもなかなか辛い。(また大きいのが来たらと思うと、戻るに戻れないのだ)
そうそう、流星が見頃のはずだったが、オーロラが被さってしまったのでほとんど見られなかった。(^^;

 やがて、北のオーロラが丸く囲んでドレープ状になった後、小休止。
この後ずっと帯オーロラが強くなったり弱くなったりしていたが、2時頃諦めて退散した。