スウェーデン旅行記/惜別編(1/7)

1.出発〜ドゥンドレット到着

 スカンジナビア航空で成田からコペンハーゲンへ向かった。
去年と違うのは、エコノミーの各席にも液晶モニタが設置され映画や音楽、ゲーム(あまり面白そうなものはなかったが)などが楽しめるようになっていたことと、機内食が貧弱になったことくらいだった。

 コペンハーゲン到着直前に機内で乗り継ぎ案内の放送があったのだが、一部最新の情報でなかったために広い空港内の端から端まで歩かされてしまった。
しかも、乗り継ぎ時間が短かく乗り遅れた人が多かったのか、ストックホルム行きの便に日本人は少なかった。
教訓:いかなる情報を得ても、必ず電光掲示板で確認をすること!てゆーか、中途半端な放送しないで。(´`;)

整備中のSAS(スカンジナビア航空)機

 「Bゲート(間違っていた方)まで行っちゃいませんでした?」
ある日本人男性に話掛けられた。
国際線で隣の席(中央の4人席)に座っていた家族のご主人だ。
同じしおりを持っていたので、旅行会社も行き先も同じだということが分かってしまった。
男の子が二人いるのだが、どっかの煩いガキども(国際線で消灯後もずっと騒ぎ立てている子供がいた。)と違って大人しかった。躾が良いのだろう。
旅行中、何度となく顔を合わせるのだが、この一家には好感が持てた。

 ストックホルムからさらにキルナ行きの国内線に乗り継ぐのだが、しばらく待ち時間があっていつのまにか日本人が増えていた。(この人達が乗り遅れて次の便に乗って来たのか、最初からその予定だったのかは分からない。)
キルナ行きの便がウーメオを経由する際、どこかの添乗員らしき人が間違えて降りそうになった日本人を呼び止めていた。
キルナに着く頃には疲れと耳鳴りでグッタリしていた。
(離陸するのは好きなのだが、降りるのだけはホントに嫌だ。)

 キルナからさらにタクシー(といってもバス。他の団体旅行客とは別だったので広々。)で1時間半。
但し、こちらの車は通常100km/h以上は出しているはず。
バスに乗っている間、薄い帯オーロラがバスの左右(東西)に見えたが、残念ながらそれ以上大きくなることはなかった。

 夜中の1時半頃にドゥンドレットに到着。空は曇っていた。
諸事情によりこんなに辛いスケジュールになったのだが、出迎える日本人常駐員も辛いと思う。
例によって女性だったが、一人しかいないので大変な仕事(朝は早くからレセプションに座り、町にすら出掛けられないと言う。)だなぁと思った。