直 接 施 行 で 行 わ れ た 事

 

●市は当日、何時に当家に来るかということを報道機関には情報を流していましたが当方には一切知らせていませんでした。

そのうえ、当方の移転物件の保管並びに仮住居を用意して欲しいという内容証明にも回答をよこしませんでした。

施行通知から、施行日まで2週間位しかなく仮住居を探す事が出来なかったので、市に対し用意して欲しいといったのです。

実際仮住居は用意されていたのですから、当方に通知をしてくれたならば、施行前に自ら引っ越すことができました。

東広島市が施行者の義務を履行するために直接施行を行うなら、住民の権利を最大限尊重し行うはずです。

回答すらよこさず、当日下記のようなことがおこなわれました。

東広島市は、当方の人権を侵害する為に直接施行をおこなったといっても過言ではありません。

 

9時半頃市の職員、業者等130人が家を取り巻き、突然家の外から、都市部長が拡声器で話を始めたため、母の納骨を10時に控えていた当方が、玄関前にでました。お骨を家に置いていて粗末なってはいけないと思い納骨を準備したものです。

私たちが1メートル前に立っているのに、都市部長は拡声器で話し続け、兄が司法の場で決着を着けたいとだけいい我々は、そのままお墓に向かいました。1時間後、家に帰るともう中に入れませんでした。数珠程度しか持ってでておらず、兄が薬を取りに家に入りたいと言うと「ダメだ。どうしてもというなら、都市部長にお伺いをたてろ」とのことで、離れた所にいる都市部長のところに職員に囲まれ連れていかれ、都市部長と話をしましたが全く埒があかず、普通に話しをしていた兄も相手の態度に段々激昂してきて、倒れるのではないかと思いました。

その間も市側は兄に、マイクをつきつけビデオを回し続けていました。

 
やっと中に入れましたが、一切ものに触れさせず、私がカメラをもっていましたら、カメラを持っているなら中に入らせないといわれましたので、カメラを手放しましたが、彼らは、常にマイクとビデオを私たちにつき付けています。

やっと、仏壇の法名帳と飼いネコを連れてでました。

その時、蔵の鍵はもうこわされ、中のものも開けられていたようです。

屏風等がありますが、私も今何が蔵に入れてあったのか分かりません。

立ち合も許さず、鍵を壊し中のものを引きずりだし荷造りをしてよいのでしょうか。

直接施行を当方は、阻止するつもりも妨害する気もありませんが、なぜこのような事をされなければならないのでしょうか。

午後から県に書類を出しに行かなければならないので、喪服に準じた格好をしていたため、普通の服に着替えたいといっても

許してもらえませんでした。

 
住居が無いというと、市の経営するマンションにはいるなら、書類に書けといわれ、少しの荷物とネコとマンションに行き、その後広島県に書類を出しに行きましたので、後の事を聞いたところ、テントにドンドン荷物を運び、積み上げ、布団はビニールで巻いてだしたようですがその細かいことは分かりません。夕方5時ごろまでかかり、また都市部長が書面を読み上げ、倉庫に入れるものと部屋に入れるものを分けろといわれたようです。

どの部屋の物をどのように詰めたかも分からず、箱に記号が書いてあるだけで、いちいちこれはどの部屋の物か聞くと教えるということで、記号と部屋との関係を聞いても教えず、箱を閉める前に写真をとったというので、その写真をくれといっても内部文書だ、内部資料だといって渡さず、つくづく市役所の職員に嫌気がさしたようでした。

 

●一応祖母の箪笥等を部屋に入れてもらいましたが、ヤカンもまな板も

無いような状態で、その日は、市に借りてすごしましたが、次の日、日常品が欲しいというと、ダンボールの箱をもってきて、確認書に署名押印せよというので、何が入っているか分からないので、ダンボールのガムテープをはがそうとすると、その様な事をするなら、もって降りるといって、何箱かもって降りてしまいました。

また職員等がマンションに入る時も、ビデオを回し、マイクを突きつけながら、部屋にはいってきて記録しています。

彼らにそんな権利があるのでしょうか。梅干等も白いビニールに包まれていたので、外から分かりましたが、ビニールを取って確認するというならと言って、もって降りてしまいました。バカバカしいいかぎりです。

1時間ぐらい確認とは何かということを話し、やっと残っている物を開けて、リストと照合させてもらいましたが、やはり無いものがありました。

 






ビデオとマイクを突きつけながら仮住居のマンションに入り込んでくる市の職員 全員ヘルメットをかぶっている。

 仏壇を部屋にいれてから、扉を開けてなかったのですが、はその日開けてみると、中の金具の飾り物は下におち、細かい細工物が外れておちていました。その細工物が何処に着いていたか私には分からないのですが、対のもので、一つは、仏壇の中に落ちており、もう一つは、仏具と書いてあるダンボールのなかにいれられていました。

その箱のなかは、ぐちゃぐちゃで、仏具はどれも包まれておらず、仏壇の中においてある香炉の飾りものも、投げ入れられ、香炉の蓋はあっち、本体はこっちという具合で、お線香もぐちゃぐちゃになっており、一番驚いたのは、お初さん(ご飯を炊いた時、先ず仏さんに供える)がご飯ごと器がダンボール箱の中に投げ入れられていたことです。

彼らにも写真をとらせましたが、絶対に許す事は出来ません。

御文書(当方は浄土真宗なので、蓮如が地方の門徒に対し書き送った手紙、お葬式や、日々読むもの)もグチャグチャの箱の下に包みもせず、いれられていました。あまりにもひどいので、事務所に電話をしてもう来るなと言いそれから、日常品も無いまま生活しています。

広島は,浄土真宗が大多数を占める県です。彼らにもわかっている筈です。

当家そのものを否定する行為だと思っています。

その後、カード入れに銀行カードを入れていた事を思い出し、休日だったので、市の警備から都市部長に電話してもらいましたが、全く対応がありませんでした。幸い、部屋にあったダンボール箱から出てきましたが、全くたち合わせず、見せずに荷造りをしているため、その他もどうなっているか分かりません。仏壇の事もあり、心配です。

 
  また、この度8月のお盆を迎えるにあたり(母の初盆にもあたります。)、必要な品々

(父、祖母等の遺影、祖父の肖像画、座布団、茶器等)を引き渡して欲しいと申しましたところ、都市部長、区画整理事務所員7名、立会人と称する人2名で来て、マンションのコンクリートの廊下にビニールシートをひき、遺影等梱包したものを地面にならべ(遺影を地面に置くこと自体許されるものではありません)、署名、押印し引き取れといわれるので、中身を確認したい(直接施行開始時の仏壇等のこともあり、木箱の中の茶器、菓子器等の破損がないか、全員の遺影があるか等)といいましたが、城信事務所長(平成22年度副市長に就任されました。)が駄目だ確認はさせないといい、当方がそれでは引き取り書に署名押印できないと言ったところ、荷物を引き渡さずもってかえりました。

仕方がないので、父等の遺影もないままお盆を迎えました。

 
当方には、自らの財産を荷造りする権利も、他人が蔵の鍵を壊し、自らの所有物を引きずり出し、荷作りをする様子を眺める権利も、正当な荷造り、丁寧な運び出しを求める権利も、また引き渡される荷物を確認する権利さえないのでしょうか。

 
 区画整理事業においては、本来移転等は施行者の義務です。そしてこれらの行為は法に従い、正しく住民の権利を守りながら行わなければなりません。しかし、法はまた所有者に自主移転の意思があるときは、所有者にその行為を原則任せるべきとしています。当方は、自ら移転する為に補償交渉より前に松の根回しをしました。(尚、補償等の話し合いは、一切行われておらず、補償金の問題で話し合いがつかなかったわけではありません。通常は、移転の為の補償金で根回し等をおこないます。)

しかし、東広島市は、移転準備期間を認めないだけでなく、全く違法な行政処分に基づき、(去る2月10日を期限として、仮換地に直接移転を求められましたが、仮換地が期限日において、宅地造成ができておらず、

その為収用収益開始の通知もなく、法的にも事実上も移転できない状態で、移転を求められました。

また移転通知処分の要件である建物等の移転には、移転準備期間及び移転工期もって定めなければいけない移転期限の「相当の期限」さえとられていません。)私たちに不可能を強い(自主移転の道を塞ぎ)、それを成しえなかった事を理由に直接施行をしました。

 
 東広島市は、松の様子、移転工事の状態等全てを秘匿し、見ることさえ許しません。法は直接施行中、建物の使用は施行者の許可を必要とする(法の趣旨は、建物を使用していると工事ができないからというもの)としていますが、

所有者の権利全てを否定するものではありません。

施行者は積極的に、所有者に対し、現場にて工事の内容、樹木の管理状態等を説明し、工事に対し理解を求めるべきです。

所有者に秘匿しながら行わなければならない工事とはなんでしょうか。

 
東広島市は、私たちの尊厳も人権も平然と踏みにじりました。区画整理事業とは、誰の為、何の為の事業でしょうか。

行政とは、公務員の仕事とはなんでしょうか。

 

   以下が本件直接施行の実態です

http://www7a.biglobe.ne.jp/~ponn/ 直接施行の名をかりた財産の持ち逃げ
欠陥、手抜きの公共工事
http://www7a.biglobe.ne.jp/~ponn/PublicWorks_HigasiHirosima.html