afterword

 大荒城で行方不明になってしまったユン・チンピンがその後どうなったのか考えていた時がありました。「一人でどっか行ったのかな?」とか、「玉門に帰ったのかな?」とか、「描写がないだけで実はズオ・ラウについてるのかな?」とか。そんなことを考えているうちに、彼の話を書きたくなりました。

 チューバイが「あの小僧は身体が弱い」と語っており、しかもチョンユエのお墨付き。本人も「重い病気がある」と語るくらいなので、深窓の令嬢の男版(深層の令息?)なのかなとか考えて、「深層の令嬢つったら裏庭だよな」「裏庭から不法侵入してくる女の子がベターだな」と妄想の連鎖が続いてこんな感じの話になりました。
 ところで鉱石病だったら鉱石病って書くはずだから多分別の病気かなと思いました。そこらへんはまあ追々明かされると思うので座して待つことにします。

 夢小説における幼馴染設定って賛否両論あると思うのですが、私は大好きなのでそうさせてもらいました。長い年月の過ごし方で積み重ねたものが思想や優先順位に反映されたり、あとになって響いてくる感じがたまらなく好きです。

 というわけで、以上あとがきです。お疲れ様でした。
 お読みくださりありがとうございました。