※ネタ要素強い なんでも許せる方のみどうぞ




、復活!

九十九屋真一『お』
折原臨也『お』
『あのー九十九屋さん』
九十九屋真一『いらっしゃい。何だね?』
『いつも思うんですけど、インした時の「復活!」ってのなんとかなりませんかねえ』
九十九屋真一『なりませんねえ』
『そうですか。残念ですねえ』
折原臨也『がこっちに顔出すなんて珍しいね。今日はどうしたの?』
『そんなたいした用事じゃないんだ。今お取り込み中?』
九十九屋真一『いや』
折原臨也『別に』
『暇なの?』
折原臨也『忙しいよ』
九十九屋真一『暇ではないな』
『じゃあなんでこんな平日の真昼間からチャットなんかしてるの?』
九十九屋真一『基本的に俺も臨也も自由人だからな。しゃーない』
折原臨也『せやな』
九十九屋真一『せやせや』
『ええと、本題に入ってもいいですか? 聞きたいことが二つあるんですけど』
九十九屋真一『どうぞ』
『まず一つ。携帯ゲームの三国幻想大戦知ってます? あれのSR239とR139の相場を教えて欲しいんです』
九十九屋真一『いい年こいて携帯ゲームか……』
折原臨也『草生えた』
『うるせ』
九十九屋真一『なあ嬢ちゃん、ひとつ聞いていいか?』
『はい。ひとつと言わずいくらでもどうぞ』
九十九屋真一『彼氏できたか?』
『そういう話はやめてください』
折原臨也『今のとこいないね』
『確かに彼氏はいない…! いないが…そういう存在になりえる人はいないとは言ってない…! そのことをどうか諸君らも思い出していただきたい…!』
九十九屋真一『痛い』
折原臨也『三重榛名って』
『? 誰それ?』
折原臨也『ミス。見栄張るなって』
『見栄じゃないですし!』
九十九屋真一『臨也が変換ミスとは珍しいな』
折原臨也『俺だってそういう事くらい稀にあるよ』
九十九屋真一『へえ?』
折原臨也『なんだよ』
『あのー、臨也のことはどうでもいいのでこっちの本題を』
九十九屋真一『ああ悪い。しかし、そういうゲームの相場は俺の管轄外だ。調べるにしても少し時間かかるぞ?』
『だいじょぶです。私が調べるのより早いと思うから』
折原臨也『SR239は40k、R139は12k』
『えっ』
九十九屋真一『はや』
『nande?』
九十九屋真一『oist』
折原臨也『oist』
『変なとこで息ぴったりなのやめてください』
九十九屋真一『俺のほうが早かったな!』
折原臨也『そういうの競い合うつもりはないんで』
『なんで臨也が知ってるの?』
折原臨也『なんでって、俺もやってるからね、そのゲーム』
『えっ』
九十九屋真一『うわあ、こりゃたまげた』
『草生やしといて自分もやってるって何この、何?』
折原臨也『その場のノリだよ』
『クランは?』
折原臨也『呉』
『うわ同じだ』
九十九屋真一『おい、言っとくけどここ俺のチャットルームだからな。出会い系はNG』
折原臨也『出会い系も何もリアルで会ってるんだから大目に見てくれ』
九十九屋真一『俺は会ってない』
『じゃあ今度会おう』
九十九屋真一『だが断る』
『けち。ところで臨也、ほんとにやってるの?』
折原臨也『ああ』
『うp』
折原臨也『ちょっと待って』
九十九屋真一『出会い系はNG!』

九十九屋真一のターン!

九十九屋真一のターン!

九十九屋真一『おーい』

九十九屋真一のターン!

九十九屋真一『へんじがない。二人揃ってトイレか?』

九十九屋真一のターン!

『ああああああああああああ』
九十九屋真一『なんだどうした』
『ネカマきらい』
折原臨也『だからいつも言ってるだろ。ネットの人間に何でもかんでも喋るのはよくないって』
『きらい』
折原臨也『俺はの事好きだよ』
『きらい』
九十九屋真一『俺は?』
『ノーコメント』
九十九屋真一『傷ついた』
『じゃあ好き』
九十九屋真一『じゃあってなんだ、じゃあって』
『好き! 九十九屋さん好き!』
九十九屋真一『ありがとう!』
折原臨也『言っとくけど、九十九屋もネナベの可能性があるからね。あんまり信用しないほうがいいよ?』
『えっ』
九十九屋真一『おいこら矛先をこっちに向けるんじゃない』
折原臨也『自爆するなら一人より二人のほうがいいだろ』
九十九屋真一『よくねえよ』
『つくもやさんねなべなの?』
九十九屋真一『なわけないだろう。ていうか、↑の空白の期間に何があったんだ?』
『携帯ゲームってフレンド登録できるじゃない? そいでね』
九十九屋真一『もういい概ねわかった』
『やり始めた頃から仲良くなった子がいたんだけど、その子からメッセージが届いてね』
九十九屋真一『もういいから』
『リアルに「げえっ!臨也!」てなった』
折原臨也『\ジャーンジャーン/』
『くそー』
折原臨也『面白かっただろ?』
『おもしろくないです。もうだれもしんようしないです』
折原臨也『これに懲りたら携帯ゲームなんか卒業する事だね』
九十九屋真一『一緒にやってたお前がそれをいうのか』
『意地悪畜生』
折原臨也『課金畜生』
『反吐が出るです』
折原臨也『じゃあ出してみなよ』
『オエーッ!』
折原臨也『きたね』
『うるせ』
九十九屋真一『痴話喧嘩は余所でやってくれないか』
『うが抜けてる!』
九十九屋真一『こりゃ失礼』
折原臨也『俺としては痴話でも大歓迎だけど?』
『うちわ!』

、死亡確認!

九十九屋真一『あーあー……せっかくの潤いが』
折原臨也『えぇっ? やだなーっ、潤いならここにもいるじゃないですかー!』
九十九屋真一『……楽しいか?』
折原臨也『楽しいですよー? もう、九十九屋さんたら、私の存在忘れちゃいやですよう!』
九十九屋真一『そうか』
折原臨也『なんでテンション下がってるんだ?』
九十九屋真一『いや、なんか疲れたなと思って』
折原臨也『そろそろ歳かな?』
九十九屋真一『いや絶対そういうのじゃねえから』

、復活!

九十九屋真一『お』
折原臨也『あれ?』
九十九屋真一『どうした? 聞き忘れた事でもあったか?』
『はい』
折原臨也『そういや二つ聞きたい事があるとか言ってたね』
『うん。もしもの話ですよ? お財布に124円しかないとします』
九十九屋真一『うん』
折原臨也『やけにリアルなもしもだね』
『その日のお昼御飯と夕飯どうしますか?』
九十九屋真一『昼我慢して夜カップラーメンがっつり食う』
『不健康ですね』
九十九屋真一『一日だけなら余裕だろう』
『確かに。臨也は?』
折原臨也『俺なら冷蔵庫に何かしら残ってるだろうから、それ食べるかな』
『冷蔵庫に何もなかったら?』
折原臨也『秘書がなんか買ってきて作ってくれるから任せる』
『格差社会です……私も美人秘書欲しいです……』
折原臨也『雇えばいいじゃないか』
九十九屋真一『んな軽く雇えるもんじゃないだろう』
折原臨也『まあそうだね。逆に聞くけどさ、はもし財布に124円しかなかったらどうするの?』
『死人に鞭打つような事はやめようよ』
折原臨也『うな重、オムライス、特上寿司』
『おいやめろ』
九十九屋真一『とんかつ、ラーメン、から揚げ定食』
『それ以上いけない』
折原臨也『アンパン、食パン、カレーパン』
九十九屋真一『勇気りんりんだな』
『ひもじいよう……』

、死亡確認!

九十九屋真一『……ひもじいじゃ?』
折原臨也『くもじいじゃないんだから……』
九十九屋真一『嬢ちゃんって確かなんでも屋だよな? そんなにやばいのか?』
折原臨也『まあ、趣味でやってるゲームのレアカード売って足しにしないといけない程度にやばいんじゃない?』
九十九屋真一『悲惨だな。どっかの金持ちでも捕まえりゃいいのに』
折原臨也『あの性格じゃ無理だろ。まあ、今月はいつもより依頼が少なかったって嘆いてたな』
九十九屋真一『なるほど。ちなみにその情報はさっき言ってた携帯のSNSで聞いたのか』
折原臨也『勿論』
九十九屋真一『そういうので性別詐称はいかん。というか、わかってて近づいたろ?』
折原臨也『ああ』
九十九屋真一『お前がそろそろネットストーカーとして訴えられる日も近いな』
折原臨也『まあ、悪かったかなとは思ってる』
九十九屋真一『否定しないあたりがもう……。まあいい、後で嬢ちゃんにちゃんと謝っておけよ』
折原臨也『後にすると忘れそうだから今から謝りに行くよ。それじゃ』

折原臨也、死亡確認!

九十九屋真一『……うーん』
九十九屋真一『なんだろうなこれ』
九十九屋真一『とりあえず俺も飯食うかな……』

九十九屋真一のターン!

九十九屋真一のターン!

九十九屋真一のターン!

九十九屋真一のターン!





もし九十九屋が四十路のおっさんだったら私は萌え死んでしまうかもしれない
12/09/11