心理相談員
厚生労働省の健康の保持増進のための「トータル・ヘルス・プロモーション構想(THP)」の一環として、1988年から
労働安全衛生法に基づきメディカルチェックや運動処方など身体面の健康増進対策とならんで、ストレス対策
(メンタルヘルスケア)が新しく取り入れられました。そして、このメンタルヘルスケアの担い手として「心理相談員」と
いう新しい名称がつくられました。大学の心理学科を卒業した人、あるいは看護婦・保健婦の資格がある人など、3日間の
「心理相談専門研修」を受ければ資格を取得できます。心理相談員の数は現在12,000人にのぼっています。
心理相談員の役割
●メンタルヘルスケアの実施
●ストレスに対する気づきの援助
●リラクセーションの指導
●良好な職場環境の雰囲気づくり(相談しやすい環境等)
心理相談員になるためには
心理相談専門研修
健康測定の結果に基づき、産業医が必要と認めた場合や本人の希望があった場合に実施するメンタルヘルスケアに必要な
知識や技能を修得するための研修です。
面接技法やリラクセーション技法などを実習を通して学びます。
受講対象
1, 学校教育法による大学(原則として4年制)において、心理系、社会福祉系、保健系の正規の学科を修めて卒業した方
2, 運動指導専門研修又はヘルスケア・トレーナー養成研修を修了した方
3, 保健婦(士)の資格をお持ちの方
4, 看護婦(士)の資格をお持ちの方で、健康に関する面接又は相談の経験を1年以上有している方
5, 衛生管理者の資格をお持ちの方で、健康に関する面接又は相談の経験を3年以上有している方
6, その他、上記1から5までと同等の資格を有していると認められる方
(1)精神保健福祉士 (2)臨床心理士
(3)認定心理士 (4)産業カウンセラー
(5)社会福祉士
(6)「ヘルス・リスナー技法研修」修了後、健康に関する面接又は相談の経験を3年以上有している方
(7)(6)の研修修了後「メンタルヘルス専門講座」を2年間の内に全講座受講し、健康に関する面接又は相談の経験を2年以上
有している方など
※「ヘルス・リスナー技法研修」「メンタルヘルス専門講座」は、働く人の健康づくり協会が開催しています。
●定 員:120名
●受講料 :(賛助)会員 41,000円 ・一般46,000円
心理相談員連絡協議会
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