メンタルヘルス・マネジメント検定試験

働く人たちの「心の健康管理(メンタルヘルス・マネジメント)」への関心が高まっています。 成果主義の導入、人員削減による労働負担の増大など、労働者を取り巻く環境はストレスを増長させやすいものとなり、 心の病による休職や離職、自殺の増加が深刻な社会問題となっているからです。 心の病を予防するには、個々人が正しい知識を携えて自他のストレスに対処することがきわめて重要です。 また、雇用する企業においても、社会的責任の履行、人的資源の活性化、労働生産性の維持・向上のためには、 メンタルヘルス対策を適正に講じる必要があります。
この検定試験は、人事労務管理の観点と心の病を未然に防ぎ健康を増進することに重きを置き、企業・団体内の各階層の 方々に必要なメンタルヘルス対策の知識・技術・態度を習得するものです。

III 種:セルフケアコース

■到達目標
自らのストレスの状況・状態を把握することにより、不調に早期に気づき、自らケアを行い、必要であれば助けを求める ことができる。

■対象
一般社員および新入社員

■出題内容
(1)メンタルヘルスケアの意義
(2)ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識
(3)セルフケアの重要性
(4)ストレスへの気づき方
(5)ストレスへの対処、軽減の方法

■問題構成・時間
マークシート方式:2時間

■合格基準
70点以上の得点(100点満点)

II 種:ラインケアコース

■到達目標
部下が不調に陥らないよう普段から配慮するとともに、部下に不調が見受けられた場合には安全配慮義務に則った対応 を行うことができる。

■対象
管理職・管理監督者

■出題内容
(1)メンタルヘルスケアの意義と管理監督者の役割
(2)ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識
(3)職場環境等の評価および改善の方法
(4)個々の労働者への配慮
(5)労働者からの相談の方法(話の聴き方、情報提供および助言の方法等)
(6)社内外資源との連携と労働者のプライバシーへの配慮
(7)心の健康問題で休業した労働者の職場復帰支援

■問題構成・時間
マークシート方式:2時間

■合格基準
70点以上の得点(100点満点)

メンタルヘルス・マネジメント検定試験2・3種対策講座→ ヒューマンアカデミー

メンタルヘルス・マネジメント検定試験 (大阪商工会議所・名古屋商工会議所主催)

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