DISK REVIEW
17:FREE CHOICE
REVIEW BY 2005・11・17

O.S.T: KIDS
GENRE:
STYLE:
RELEASED:1995
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:US
LABEL:
COMMENT:
この映画自体は見たことないのですが、フライヤー等で覚えていたので買ってみたのですが、大正解でしたね。かなり良いです、このアルバム。全体に生、ループものとありますが、ブレイクビーツとしていけるかなり良いものがたくさん収録されてます。ほとんど90年以降の楽曲なので、70、80年代のソレとは音が違いまた別の良さがありますね。基本的にロックアーティストのモノが多いと思われますのでソコもポイントですね。ヴォーカルが違いますしね。

A-3『NOTHING GONNA STOP』はヴォコーダーを使ったと思われる歌に生っぽいドラムブレイクにベース、パーカッション等が乗っていてブレイクビーツとしてもいけます。A-4『JENNY'S THEME』はゆるめのビートを刻むインスト・ファンキーロック。A5-『SIMEAN GROOVE』はひたすらイヌの遠吠えに生っぽいブレイクビーツのループで、アングラ系、また普通にヒップホップミックス、ブレイクビーツとして使えますね。A-7『NATURAL ONE』、オルタナティブなファンクロック。こちらもブレイク的に使えますねビートを刻んでます。おそらく生バンドですB-1は太いベースに重厚なギターがビートを刻むドラムに乗るファンクロックですね。ジャズファンクとしてもいけます。純粋にカッコイイです。B-2はドラムブレイクにピアノ、ヴォコーダー・ヴォーカルがのる淡々とした感じの良曲。B-3はヒップホップですね。ラップがのってます。アングラ系の音。B-5もビートを刻むドラムにオルタナティブな演奏がアングラ的で使えます。 また要所にちりばめられているロックも悪くないです。全体にヨーロッパなテイストを感じる好アルバム。   '95
 

SESAME STREET FEVER
GENRE:
STYLE:
RELEASED:1978
FORMAT:
COUNTRY:
LABEL:
COMMENT:
あの、サタデーナイト・フィーバー(SF)をパロッたジャケも素晴らしいダンサーなアルバムです。タイトル、ジャケのとおりSFをヒントにした企画盤ですね。本家SFでもテーマ曲など多曲を手がけたビージーズのロビン・ギブが2曲参加してます。 あくまで本格派な音(ミーハーなディスコサウンドではありませんね。)にかわいらしくもファンキーなセサミストリートのキャラクター達が歌うコミカルな歌、詩、が合わさって、あたたかみのあるダンシングなパーティーソングになっています。音は違いますがある種ジャクソン5あたりに共通するヴァイブスがあると思います。

B-1『TRASH』ではビージーズ、ロビン・ギブが歌っています。単純に良いディスコ・ソウルですね。幸せ系の音です。全体にドラムが太く骨太なディスコを味わえます。オハイオ・プレイヤー『SWEET STICKY THING』やルー・ドナルドソンのアルバム『A DIFFERENT SCENE』に通じる黒さありますね。全曲良いですね。クリスマス、バレンタインは勿論、パーティーにはもってこいな使えるアルバム。
高中正義: TAKANAKA
GENRE:
STYLE:
RELEASED:LP ALBUM
FORMAT:
COUNTRY:
LABEL:
COMMENT:
ギタ−プレイヤーである高中氏の2ndアルバムになるこの盤はラテン/ブラジル・サウンドで固められた充実したディスクですね。高中氏のアルバムは数点持っていますが、初期の作品は抜群に良いですね。

まず、1曲めの『SUMMER BREEZE』が素晴らしすぎですね。完璧です。100点ですね。日本ではあまり聞けないパワフルでファンキーなラテンナンバーで、清涼感のある日本語!がのる最高にホットな曲。『MAMBO NO,5(DISCODANGO)』は、聴けば誰もが知っている有名なラテンの曲ですね。良いです。『SWEET AGNES』は清涼感あるサウンドに女性ボーカルが乗っています。『MAMBO MAGIC』には使えるドラム・ブレイクあります。B面は清涼感のあるインスト・フュージョンでまとめられており、どれも2枚使いなどして使えそうですが、やはりA SIDEが熱いですね。

全体的にパーカッションが効いていてドラムも太いので使えます。声質は山下達郎氏に近いものがありますね。このあたりの時代のものを聴いているとラテンを取り上げるアーティストも多く、声質的にも日本人とラテンはしっくりくるとな、と、思ってしまいますね。 '77
DOUBLE: SHAKE(PART U)
GENRE:
STYLE:R&B
RELEASED:
FORMAT:12INCH SINGLE
COUNTRY:JAPAN
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COMMENT:
ダブル程R&Bとして゜はずれ゜のないヒトは少ないと思います。リミックスではハウス等ありますが、あくまでオリジナルはR&Bでいくというあたりなんか素晴らしいですよね。この曲はリミックス等数バージョン持っていますが、やはりオリジナルバージョンが一番イイですね。ジャケも良いですしね。今井良介氏によるループでない楽曲は素晴らしく、姉妹による歌、ハーモニーも気持ちよく、スゥイートなサウンドになっています。ラップからはじまる『パート2』のほうがより職人的なつくりで好きです。後半のラップ部でのぶっとくファンキーなベースが唸るあたりなんかヤラレますね。SHAKEのフレーズを効果的に多用しDOUBLEをスペルで歌う・・゜日本には゜あまりない歌の手法ですよね。日本R&Bのクラッシクな曲ですね。
ULTRA NATE: NEW KIND OF MEDICINE(ORIGINAL EXTENDED VOCAL MIX)
GENRE:
STYLE:
RELEASED:
FORMAT:12INCH SINGLE
COUNTRY:
LABEL:
COMMENT:
このディスクも前回(第十段)でとりあげたガラージものと同じくテンポが速めで心地よいグルーブを持った曲です。この曲は第三段でピックアップしたアルバムに収録されている曲ですが、リミックスになるこの盤では、UKソウル(R&B)として有名なD-INFLUENCEがプローデュースを手がけていてます。長いドラムブレイクから始まり(BREAK&BEATS使い)、イントロも長めにくわえられていて、よりプレイ向きになっていると思います。ハウスとR&Bの中間的な曲ですね。ウルトラ・ナテはUKのアーティストですが、やはり音が違いますね。アメリカのモノにはない深みのあるサウンドですね。他にも同じビートを使っている『RASCAL DUB MIX』、ひたすらビートのみの『BONUS BEATS』(良いドラムブレイクなので使えます)、そしてアカペラ付きです。プロデューサーは違いますが『PRESURE』のリミックスも収録されています。こちらはよりハウスなモノになっています。
PINK FLOYD: WISH YOU WERE HERE
GENRE:
STYLE:
RELEASED:1975
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:
LABEL:
COMMENT:
ピンクフロイド(以下PF)は個人的に好きなのでピックアップしてみました。
あまりPFをブラックミュージックな視点でみたものを見聞きしませんが、ソウル、ファンク、ジャズの要素を持つものが多く、ソノメッセージ(詩)の世界観はヒップホップのアンダーグランドのモノとかなり共通するものがあると思います。今回はよりブラックミュージック好きにも聞きやすいと思うコノ盤を。内容はというとアルバムとしては他にイイものがあると思いますが、曲単位で粒ぞろいな良曲があります。

まずB SIDEの『SHINE ON YOU CRAZY DIAMOND part8』なんかは完全にジャズファンクですし、『HAVE A CIGAR』は土臭いファンクロックとして聴けますね。A SIDEの『SHINE ON YOU CRAZY DIAMOND part2』もゆるいビートを刻むファンクロック。『HAVE A〜』とこの2曲はピッチを早めにして聴きたいですね。以上の曲は(若干ゆるめのものもあるますが、)しっかりビートを刻んでいますね。2枚あるとより使えると思います。
O.S.T: ROCKY V
GENRE:
STYLE:
RELEASED:
FORMAT:
COUNTRY:
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COMMENT:
ロッキーのサントラといえばテーマ曲の『GOING THE DISTANCE』がパフ・ダディーにサンプルされたり、WでJBがカムバックを遂げたリとブラックミュージックサイドから見ても魅力的な要素が多いのですが、今回はアルバムとしての充実度が高くヒップホップ的にも意味のあるこの盤を。

まずEYE OF THE TIGERはあの有名なギターフレーズのテーマ曲。ドラムがふとくビートを刻んでいるので、2枚使いなんかで使えますね。サンプリング・ソースでもあります。『TAKE YOU BACK』は2バージョン収録されていますが1つはパーカッションにシンセ系、ホーンがのるクールなクワイエット・ストームな感じ。もう1つは腰にくる重低音を強調した(バスドラですね)ふといドラムでリズムを刻むタフで黒いブラックスプロイテーションな曲ですね。両方フランク・スタローン(スタローンの弟のようです)が歌っています。良いです。『REFLECTIONS』は初めて針を落とした当初から、ん!、と思ったのですが、というのもどこかで聴いた、何かに使われてる(サンプル)な、と。そしてブッタブランドなんかにあってもおかしくないな、とは思ってはいたのですが、確認はしていませんでした。今回このレビューを曲を聴きながら書いている途中で気がつきました。ブッタブタンドの『RETURN THE BUDDAA MADS』ネタですね。ブッタのこの曲はレアグルーブな感じで良いと思いよく聞いていたので、発見したときは、まさか?と感激しましたね。音はパーカッションとベースを軸にホーン等がのる黒く浮遊感のある渋いジャズファンクです。そして、KOOL &THE GANG『SUMMER MADNESS』のあのエレピを引用してます。良いですね。GONNA FLY NOWも有名な曲で、確か勝利の時などに使われていたと思います。ピッチをかなり下げて聴くとイイですね。『CONQUEST』はテーマ曲を重厚なオーケストラで演奏しているもので、ネタに使われそうな感じですね。近いうちに80年代ファンクの1つの特徴でもある腰にくる低音を重視したモノも特集したい思います。
BLUE NOTE DJ MIX BY MURO: INCREDIBLE!
GENRE:MIX CD
STYLE:
RELEASED:
FORMAT:CD
COUNTRY:
LABEL:
COMMENT:
ムロ氏によるジャズレーベル「ブルーノート」音源によるミックスCD第一段です。
やはりムロ氏の゜ストーリー性のある゜ミックスは聴き応え抜群で、まさにそうあるべくして並べられた選曲の素晴らしさには感動しますね。いつまでも聴ける好ミックスですね。ブルーノート・ミックスの一作目になる本作は割りと正統派なジャズ色が強く、スクラッチ、2枚使い等はほとんどないですが、ソウル、または熱心なヒップホップファンには良さのわかる内容だと思います。拍手に声とスクラッチからはじまリ、ケニー・ドーハム『アフロディジア』ヘはいっていくのですが・・・最初からもってかれますね。この曲は着メロ、そして、アルバム自体購入してしまいました。ほんとカッコイイです。ボーカルもの、インストものありますが、全体にドラムというよりはパーカッションによるラテン的なリズムが印象に残りますね。また1曲を長く楽しめるのもポイントですね。そしてなんといってもやはり要所にセレクトされたホレス・シヴァーのくだりが最高ですね。カッコ良すぎです。ムロ氏には常にネクストレベルに連れていかれますね。また第二段はよりブレイクビーツ、そしてファンキーな最高な1枚になっています。そちらはまた別の機会にピックアップしたいと思います
 ノーテーマでいろいろ選んでみました。
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