DISK REVIEW
19:JAZZ
REVIEW BY 2006・04・15

MONDAY MICHIRU:PREMIUMIX
GENLE:
STYLE:
JAZZ/CLUB JAZZ/FUNK/LATAIN/BREAK BEATS/GARAGE
RELEASED:
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:
LABEL:
COMMENT:
今まさに夢中になっているアーティストの一人ですね。アルバム3枚、シングル1枚持っていますが、全てよいです。アートワークも含めて、クォリティーの高さを感じますね。このディスクはよりクラブなモノになっていますね。

『YOU MAKE ME』は3バージョン収録で、オルガンが印象的でブレイクビーツ使いのファンキー・ジャズ『SHIN'S SHIN MIX』はJBのGETTIN' DOWN TO IT『COLD SWEAT』『THERE WAS A TIME』をすこしポップにした感じの音。カッコイイドラムブレイクあります。大沢伸一氏プロデュース。『CARLOS MURPHY's MEDICINE MAN MIX』も大沢氏プロデュースでアコースティック・ギターが気持ちいいラテン、ブラジルな曲。ブレイクビーツ使い。『SOUL SOCIETY REMIX』ではベースラインの効いたKOOL&THE GANG『LADIES NIGHT』的な上質なダンスナンバーになっています。『YELLOW BIRD』も2バージョン収録です。『INCOGNITO BIRDZ OF FIRE MIX』不協和音な演奏が鳴り響くブレイクビーツ使いなジャングル。ピッチをそうとう下げて聴くとブレイク使いなウエザーリポートな感じの曲として聴けます。ボーカルがチョット怖くなるのが難点ですが2枚使いしてインストものとしてかければかなり良い感じで聴けますね。『INCOGNITO FLYIN' HIGH MIX』キーボードと歌からはじまるUKブレイクビーツ・ジャズソウルといった感じの深みのあるミディアム曲。中盤からジャングルテイストなビートになります。きっかけモノとしても使えますね。他には『LOVE FLOW(MANGO MARGARITA MIX)』ピアノに鳴り物、ボーカルからはじまる演奏によるラテンナンバー。涼しげなアコースティック・ギターが気持ち良く、パーカッションがのリテンポダウンして終わる曲。マンデイ満ちるさんプロデュース。またブレイクビーツ使いな渋いジャジー曲『FREED OR BOUND(RECONSIDERATION MIX)』、ブレイクビーツを打った演奏によるジャジー曲『DOUBLE IMAGE(LIVE AT MANIC ONE REMIX)』も最高ですね。インコグニートあたりと相性のよさそうな四つ打ちサウンド。『CRULE 2 BE KIND(BASEMENT JAXX NITE DUB)』なんかもあります。

全体を通してホーンセクション、キーボード、ピアノ等がのる生演奏、または演奏的な楽曲で占められています。ブレイクビーツ以降のジャズ、ソウル、ラテン、そして最上な音楽ですね。家でアルバムを通して聴くというよりは、よりプレイ向きな感じします。
 

MONDAY MICHIRU:DOUBLE IMAGE
GENLE:
STYLE:JAZZ/CLUB JAZZ/FUNK/SOUL/BREAK BEATS/LATAIN/GARAGE
RELEASED:
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:
LABEL:
COMMENT:
㊤に同じくマンデイ満ちるさんです。ジャケ(内ジャケも高センス)も中身も最高にカッコイイアルバムです。あまりセンスイイなと思うジャケってあまりないのですが、コレは間違いないですね。ジャズを基盤にしたクラブな1枚ですね。

ブレイクビーツ以降のファンク、ジャズとしていい『METHOD 2 THE MADNESS』スリリングなギターにパーカッションが効いたスペイシーさも感じる曲。『FREED OR BOUND』満ちるさんプロデュース。ホーンから始まり、ボトムの効いたドラムにベースにトランペットやサックスがのるファンキーでジャジーな曲。 ドラムプログラミングは大沢伸一氏。『DAMNED IF U DO,DAMNED IF U DON'T』パーカッシブなドラムスにフルート、サックス、オルガン、エレキギター等のる渋いミディアムジャジー曲。それぞれのパートの見せ場あります。『FIND ME』ミディアムジャジーでリムショット(ドラム)が気持ちいい、満ちるさんプロデュースの曲。ドラムアレンジメントは大沢伸一氏。エリカバトゥに通じる音ですね。。『CRUEL 2BE KIND』満ちるさんプロデュースでDJ KRUSHを迎えた渋く和を感じる曲。ブレイクビーツ使いにサックス等のる演奏曲。また、ブレイクビーツとして最高なファンキー・ジャズ『SCHEME OF THINGS』。 しっかりしたドラムブレイクからはじまるジャズブレイクビーツ。インストです。70年代のブレイクものと完全に並べてかけられる、そんな曲ですね。素晴らしいです。満ちるさんプロデュース。レアグルーブな『VICTIM』プロデュース満ちるさん。ベース、パーカッションから始まり、ギター、歌がのっていく曲。ドラムもはいります。満ちるさん本人によるジャジーなフルートも聴ける曲。ジャジーなガラージとしてイイ『PREMIUMIX』にREMIX収録の『YOU MAKE ME(ALBUM VERSION)』ピアノに歌で始まり、爽快でダンサブルな曲に展開するジャジーなガラージ曲。パーカッションがのる四つ打ち 渋谷系な臭いのする大沢伸一氏プロデュースによる曲。『ISLAND OF THE SAINTS』 けだるい感じのキーボードによるベースラインからはじまリ中盤からブレイクビーツの効いたガラージに展開する演奏曲。きっかけモノとしても最高ですね。パーカッションにハープの効いたエキゾッチックさを感じさせる曲。満ちるさんプロデュース。他にも『PREMIUMIX』にREMIX収録の満ちるさんプロデュース『YELLOW BIRD』。トリッキーなドラムと疾走感ある曲。ドラムンベース?2STEP?なエレクトロな音。

ここまで充実したアルバムはそうはナイと思いますね。すべてイイです。全編にホーン等が絡む(ドラムはブレイクビーツを使ったモノもありますが)演奏によるジャジーな楽曲ですね。歌は全て英詩です。その深い詩の世界を直で聴けないのはもったいなくもありますが、そんなことをまったく気にならないほどイイです。プレイに使える曲ばかりですね。

MILES DAVIS:マイルス・デイビスのすべて
GENLE:JAZZ
STYLE:JAZZ/BAP/SOUL/FUNK/SAMPLING SOURCE
RELEASED:
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:
LABEL:
COMMENT:
トランペット奏者マイルス.デイビスのベスト盤です。ヒップホップアーティストにサンプリングされてたり、引用されたものがあったりとヒップホップ目線またサンプリング・ソースとしても使える素晴らしいアルバム。

目玉としてまずエリカバトゥのライブ盤の1曲目『RIM SHOT』でカバー、引用されている『SO WHAT』ミディアムテンポの渋いバップ曲。エリカバトゥと併用して使いたい曲ですね。バップ系では『STRAIGHT,NO CHASER』ジャズでは有名な曲で゜ストレート・NO・チェイサー゜あとを追うものはいらないよ゜と言う意味でウイスキーをストレートで飲むということをさしている、BARなんかにはうってつけのテーマ曲ですね。跳ねるような軽快で力強いドラムスにホーンセクションが絡む爽快かつ豪快なバップ曲。ケニードーハム『アフロディア』なんかにもつなげる感じの曲ですね。『SEVE STEPS TO HEAVEN』豪快でリズミカルな早いピッチのバップ。ジャズファンクミックスの最後あたりにイケそうな曲。『ALL BLUES』ループ感のあるベース、トランペットがしばらく続きバップなモノヘはいっていく曲。またアブストラクトな目線でいい『SANCTUARY』サンプリング・ソースでもあるこの曲は、ネタものな、感じの音ですね。トランペットを主として、様様な楽器が混沌とささやいている、といった感じの曲。アフロなパーカッション入ったりします。ドープですね。マイルスのアルバム『オン・ザ・コーナー』に通じる音。『BLACK SATIN』当サイト第八段でもピックアップした『オン・ザ・コーナー』からの1曲です。やはり良いですね。ファンキーでレアグルーブなドープな曲『MAIYSHA』アフロなパーカッションにドラムス、マイルスによるオルガンそして中盤からマイルスのエレクトリック・トランペットがのるドープなジャズ・ファンク。上質な良曲。また『IN A SILENT WAY/IT'S ABOUT THAT TIME』はアブストラクトな透明感あるゆったりとした『サイレント・ウェイ』からビートを刻んだなジャズファンク『イッツ・アバウト・ザット・タイム』に変わリます。後半はよりしっかりしたビートが入ってきたり、゜ぬけていたら゜使われるだろうなと思うファンキーなベースのループがのってきます。同じ十三段でピックアップしているピートロック『DIG ON BLUE』目線でいい『ROUND MIDNIGHT』。ゆったりしたマイルスのトランペットが効いていて中盤からはドラムもはいり、すこし力強い演奏になるジャズナンバー。また『FREEDOM JAZZ DANCE』はバップな出だしから、結構しっかりしたビートを刻んだ、ファンキージャズにはいる曲。渋いです。バップからの゜きっかけモノ゜としても重宝しそうな1曲。他にも『MILESTONES』なんかもいいですね。ダイアナロスのサントラMAHOGANYの『CAT FIGHT』なんかに似たテイストありますね。パーカッシブなドラムにホーンセクションがのる疾走感のある夜な曲。『SUMMERTIME』世界的に有名な曲。ここではスムースなジャジー曲になっています。個人的にはやはりビートを刻んだものをと思いがちですが、バップな良曲も多いですね。
 
BROTHER JACK MCDUFF & DAVID NEWMAN:DOUBLE BARRELLED SOUL
GENLE:JAZZ
STYLE:JAZZ FUNK
RELEASED:
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:
LABEL:
COMMENT:
JACK McDUFFによるオルガンにDAVID NEWMANのサックス、フルートを主体とするファンキーなジャズを聴くことができます。サックス、フルートを堪能できる渋いジャケに反映された、渋めの音。全編インストものです。

まずカバー楽曲として、ピックアップ3枚目になる『サニー』のカバー。フルートからはいり、サックスが鳴り響くインスト・ファンキージャズ。しっかりビートを刻む上質なカバーですね。フルートが気持ちいい『ESPERANTO』ゆるめにビートを刻むミディアム・ジャジー曲。オルガンからはじまる力強いファンキー・ジャズ『BUT IT'S ALRIGHT』。ムロ氏『HOT DOG BREAKS』目線でも素晴らしい力強いブレイクビーツをたたくファンキー・ジャズ『DUFFIN' ROUND』。ルードナルドソン『TURTLE WALK』あたりに通じる音。フルートからのビバップ系ファンキー・ジャズ『MORE HEAD』と流行り廃りのない上質な1枚ですね。
 
GRACE JONES:JONES THE RHYTHM
GENLE:
STYLE:
RELEASED:
FORMAT:12 INCH SINGLE
COUNTRY:
LABEL:
COMMENT:
ジャケのセンスは別として、中身は最高です。この曲はまずブレイクビーツな視点としても良いです。ぶっとく、グイグイうねるベースが気持ちよく、ジャジーなエレピがのるホットな曲です。中盤でオンナの人の掛け合い的な声入りますが、基本的にインストです。(おそらく同曲ですが)後半は80sロックなモノになってしまいますが、しっかり分かれています。また『JONES THE RHYTHM』もセリフから始まる使える曲です。80sのジャズ・アーティストによるソウル、R&B的な音で、途中でしっかりとしたドラムブレイクが入り、歌モノに入っていくので、ブレイク部から使うなど、使い勝手良いですね。壮大で高揚感のある曲。曲題がイイですよね。(すこし違うかもしれませんが)゜リズムの奴隷゜゜リズム中毒゜ですからね。
 
BIRD:UP AND AT IT(夜に浮かんで)
GENLE:R&B
STYLE:JAZZ/NEW SOUL/GARAGE
RELEASED:
FORMAT:
COUNTRY:
LABEL:
COMMENT:
バードさんといえば゜SOUL゜等チャートにも名をつらねたりもしているので、ご存知の方も多いと思いますがこの曲ではよりJAZZなモノをやっていますブレイクビーツ使いで、ベース、キーボード、ホーンセクションなど演奏によるジャジー曲です。他にも『BEATS(MAIN)』四つ打ちビートから始まるラテン、ブラジルな曲。ギター、ホーン等は演奏によるものです。爽快で気持ちいい曲。『BEATS( WATER BEATS)』ブレイクビーツ使いで、ビートから始まり、(ビートはDJ WATARAIによるもの) キーボード等によるMISIA゜つつみこむように゜に通じる幻想的ですこしメローな曲。よりR&Bサイドなモノになっています。『BEATS(MAIN)』のインストもついています。充分インストでいける質の高さです。全てピッチ早めです。プロデュース大沢伸一ボーカルアレンジにMONDAY満ちるさんのクレジットあります。日本詩です。
 
JAZZMATAZZ VO.ⅡGURU:WATCH WHAT YOU SAY(CJ MIX)FEATURING CHAKA KHAN
GENLE:HIP HOP
STYLE:HIP HOP/NEW SOUL/JAZZ
RELEASED:
FORMAT:
COUNTRY:
LABEL:
COMMENT:
ヒップホップ好きにはおなじみのGANG STARRのMC-GURUによる別ユニット、JAZZMATAZZです。ソウル・ディーヴァ、チャカ・カーンがFEATされています。GURUのラップと織り交ぜていく感じになってます。ピアノ、シンセ・ムーグはなんとRAMSEY LEWIS。この曲は、生な感じのブレイクビーツにシンセ、ホーン等を演奏していくといった感じで、エイドリアナ・エヴァンス、エリカ・バトゥ、メイシー・グレイ等に通じる音ですね。気持ち良くメローかつスゥートさのある曲です。また同曲『CHUCKY RMX』ではNASのクラシック1st『ONE LOVE』REDMAN 2nd『SOOPMAN LUVA3』また使用個所こそ違うもののULTRA NATEも(引用?)使った同ネタ使いで、また、ビートが、BIZ MATKIE『THIS IS SOMETHING FOR THE RADIO』をはじめ多くのアーティストに使われるクラシック・ブレイク使いですね。やはりループではなく演奏によるモノになっています。インスト・バージョンも収録で、チャカ・カーンのボーカルははいっているので、ブレイクビーツ使いのジャジーな歌モノとして普通にいけます。 同タイトル『(ALBUM MIX)』ではよりヒップホップよりなジャジー・ミディアムになっていますね。他に『RESPECT THE ARCHITECT(ALBUM MIX)』ジャジーでファンキーな曲。生な質感のブレイク使いで、ジャズ色の強いヒップホップ。『BUCKWILD REMIX』トライブ・コールド・クエストに通じる浮遊感のあるジャジー・ヒップホップ。どれも優れたリミックスで使えます。
 
PETE ROCK:DIGGIN' ON BLUE
GENLE:JAZZ/HIP HOP
STYLE:JAZZ/SOUL/FUNK/SAMPLING SOURCE
RELEASED:
FORMAT:MIX CD
COUNTRY:
LABEL:
COMMENT:
ブルーノート・ミックスと言えば、ムロ氏のモノを当サイトでも1枚ピックアップしていますが、今回はヒップホップ・ファンには有名なラッパーでありトラックメイカーであるピート・ロックによるジャズ・レーベル『ブルーノート』音源をミックスしたCDです。テーマが最高で、個人的にも゜DIG゜という言葉は好きでミックスものを探すときのキーワードにもなってますし、やはり音楽好きの永遠のテーマですよね。『DIGGIN' ON BLUE』-DIGは掘る、古い、誰も知らないようなヴァイナルを掘り起こす。ということをさしていて、この場合はブルーノート音源を掘り起こす。と。

GENE HARRIS&THE THREE SOUNDS、HERBIE HANCOCK、LEE MORGAN、JACK McDUFF、LUO DONALDSON等々ファンキー・ジャズ好きには気になる名ばかりですね。勿論これらのミックステープなりCDなりを聴いてその良さを知るといったところも多いですね。

内容はというとわりと正統なジャズな感じで聴ける、ファンキーかつメローでスムースな1枚ですね。あまり派手さはないかもしてませんが、ピートロックの作品を感じとれる音世界ですね。繊細というかきめのこかまい・・絹とでもいうのですかね?ピート・ロックの作り出す空気感を堪能できます。スクラッチ、2枚使い等のテクニックというよりはその選曲の素晴らしさを味わえますね。サンプリング・ソース目線でもNAS、ERIC&RAKIM、MAIN SOURCE等々に使われた曲多数収録です。DJ カオリのシャウト・アウト入ってます。この音を真に好きというと、チョット上級者向けな気もする1枚。
 
 テーマJAZZで、和モノ、現行、ブレイクビーツ以降のモノ、JAZZ FUNK、MIXモノ等々ピックアップしてみました。
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