DISK REVIEW
23:SUMMER VIBES
REVIEW BY 2006・08・29  

STEVIE WONDER: OVERJOYED
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FORMAT:LP ALBUM
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COMMENT:*LP-ALBUMIN SQUARE CIRCLE』に収録
『OVERJOYED』-8月後半この曲がTVのCM(23区-オンワード)でかかると夏の終わりを感じてしまいますね。水の音をビートにつかったナチュラルで心地よい名曲。メアリーJ,ブライジがカバーしてます。また『WHEREABOUTS STRANGER ON THE SHORE OF LOVE』も良いですね。ビートも80sな派手なビートでなくクロスオーバーなミックスに普通にいれられる感じですね。ソウル/クロスオーバー。他は85年の作品ということでやはりディスコでエレクトロな曲がメインになっています。『NEVER IN YOUR SUN』-この曲は今でもイケル上質な楽曲ですね。バタバタしたブレイクを打つ浮遊感あるガラージ曲。『PART-TIME LOVER』-どうと言うことのないヒットしたポップなディスコですが、BOOGIE DOWN PRODUCTIONS、2PACなんかにサンプリングされています。他にもブレイクポイントある『SPIRITUAL WALKERS』や、『I LOVE YOU TOO MUCH』、『GO HOME』、『ITS WRONG(APARTHEID)』といったなかなかの良曲がありますね。飛びぬけて、ということもないので2枚使いで、アクセントをつけてかけたいところですね。

今回あらためて聴いてみて、スティービーの80sディスコサウンドはやはり一味違うと思いました、ソウルがありますね。
 

DEODATO: MOONLIGHT SERENADE
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FORMAT:LP ALBUM
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COMMENT:*LP-ALBUMWHIRLWINDS』に収録
このところチョコチョコ視聴をさせてもらってるレコ屋で、嗜好を踏まえたうえで、薦めてもたった1枚。最高ですね。極上なジャズファンク・アルバムですね。このテの音はほんとたまりません。。

『MOONLIGHT SERENADE』-これは極上ですよ。JAZZY&FUNKYで、クールでちと甘く、ほろ苦い、そんな音。グレン・ミラーが原曲。聴けば誰しも知っているであろうスタンダードな曲のカバー・アレンジ。高揚感ありますねぇ。『AVE MARIA』ではシューベルト『アヴェ・マリア』を演奏しているのですが、ジャンルうんぬんなしに浸ってしまいます。これも素晴らしい。『DO IT AGAIN』-スリリングなギターにホーンがからむジャズ・ファンク。『WEST 42ND STREET』-パーカッションからはじまり、ドラムがのっていくブレイクビーツ目線でも素晴らしいジャズ・ファンク。70sのブラックムービーなスリリングで壮大かつ厳しさのある音。『HAVANA STRUT』-アルバム中唯一日のあたたかさを感じる曲。アッパーなジャズ・ファンク。『WHIRLWINDS』-パーカッションの効いた、スリリングで揚げ上げなジャズ・ファンク。極上ですね。アルバムとして素晴らしく充実度が高い1枚。
CHRISTOPHER CROSS: NO TIME FOR TALEBABY SAYS NO
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FORMAT:LP ALBUM
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COMMENT:*LP-ALBUM
ANOTHER PAGE』に収録
かなり昔に手に入れた1枚です。某雑誌のAOR特集のページにジャケットが挿入されていたのを覚えていて買ってみた盤ですね。DES'REE等に通る心地よいソウルを聴けます。『NO TIME FOR TALE』、『BABY SAYS NO』-ビートは薄いものの、ナチュラルでソウルな気持ち良い曲。まさにフリーソウルな今もなお心地良い音。またピアノ、アコースティック・ギター等が気持ち良いスロー/ミディアム・ナンバー『WHAT AM I SUPPOSED TO BELIEVE』、『DEAL 'EM AGAIN』、『TALKING IN MY SLEEP』、『NATURE OF THE GAME』、『LONG WORLD』、『WORDS OF WISDOM』。

ダンスミュージックではないかもしれませんが、純粋に楽曲が良いですね。スローが充実した気持ちいい癒しな1枚
BOZ SCAGGS: JOJO
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COMMENT:*LP-ALBUM『MIDDLE MAN』に収録
目玉である『JOJO』。ムロ氏『DIGGIN' ICE'98』にも収録されていたビートもしっかりしている、どこかせつなさ、厳しさのある、ホロ苦い曲。渋いです。ユースケサンタマリア、上原たかこ主演の季節の変わり目に放映していたTVドラマのテーマ曲にもなっていましたね。もうひとつ目玉としたい『DO LIKE YOU DO IN NEW YORK』。ブレイクビーツからはじまるローダウンしたファンキー曲。2枚使いが抜群にはまる大好きな曲。ファンキー/ロックなミックスに使いたい曲。『SIMONE』-高揚感のあるホロ苦いガラージ・ソウル。フック(サビ)がたまりませんっ。他になかなかの良曲として-『YOU CAN HAVE ME ANYTIME』ピアノをメインにしたスロー。『ISN'T IT TIME』がっちりしたビートを打つなかなか良いスロー・ミディアム曲。ブレイクを打った80sロックな『YOU GOT SOME IMAGINATION』。これは完全にロックですが、ブレイクビーツ目線で使えないことはないですね。2枚向き。 大人な1枚。2枚持ってます。
BIRD: SOULS(FULL ORGANIC)、甘く甘くささやいて
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FORMAT:12INCH SINGLE
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オリジナル・バージョンである『SOULS(MAIN)』は確かチャートにも顔を出したヒット曲。これも良いですが、リミックスである『SOULS(FULL ORGANIC)』。こちらのほうが好きですね。よりジャジーでドラムも良い質感のブレイクビーツを使った、ホーンが気持ち良くエイドリアナ・エヴァンスなんかとつなぎたくなる曲このテの楽曲はミーシャ等にしてもリミックスのほうが良かったりするので、そこも押さえて聴くと良いと思います。また『甘く甘くささやいて』はマンデイ満ちる参加。ラップもはいったフロアライクなミディアム・ジャジー。夜なテイストの落ち着いた曲。プロデュースはマンデイ満ちる、UA、バード、クリスタル・ケイ・・のプロデュースも手掛ける日本クラブシーンにおける歌モノの重要人物『大沢伸一』氏です。『SOULS』は他にも好リミックスが存在するので、また別の機会にピックアップしてみたいと思います。
荻野桂子: 最後の楽園(DJ MASTER KEY MIX)
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『最後の楽園(DJ MASTER KEY MIX)』。ヒップホップ好きにはおなじみであろうブッタブランド゜マスターキー゜によるリミックスです。単なるループではなく、シンプルで鈴のようなウアモノがきれいでシンセをつかったキュート&スムースなR&B。オリジナルバージョンはオルガン、アコギ、ホーンを使い生な質感のビートをつかった、DES'REE、前回ピックアップしたSUGAR SOUL『RESPECT YOURSELF(HUMMING BIRD MIX』等に通じるナチュラルで少しジャジーな音。また『来来来〜革命の日〜』もR&Bなビートを使ったTLC『UNPRETTY』に通じるナチュラルなSOUL/R&B曲。また゜最後の楽園゜の使えるインスト・バージョンも収録です。コーラスラインは入っていて、曲自体が良いのでまんまジャジーなR&Bとして聴けます。むしろこちらのほうが良いかもな上質なインスト。日本詩です。
BOBBY CALDWELL: イブニング・スキャンダル
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FORMAT:*LP-ALBUM
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日本でもAORとして人気があったというボビー・コールドウェルの1stアルバムです。

高揚感あるソウル/ガラージ曲『SPECIAL TO ME』『LOVE WON'T WAIT』。『SPECIAL TO ME』は松田聖子、WINKもカバーしたものがあるようです。サンプリングソースでもあるメロー・グルーヴ『MY FLAME』、『WHAT YOU WON'T DO FOR LOVE』。『MY FLAME』は2枚使いでループすればまんまHIPHOP/R&Bなしっかりしたミディアム・ソウル。『WHAT YOU WON'T DO FOR LOVE』はグローバー・ワトソン・JR『JUST TWO BE US』に通じる洗練された都会な感じのミディアム・ソウル。他にはビートもしっかりしたファンキーめなソウル『CAN'T SAY GOODBYE』。ローダウンしたソウル『TAKE ME BACK TO THEN』。レイドアウトした雰囲気の心地よいフュージョン・ソウル『DOWN FOR THE THIRD TIME』なんかも良いですね。いずれもビートが太くてしっかりしてます。 ボズ・スキャッグス、レイパーカー・JR、グローバー・ワシントン・JR、ジョージ・ベンソン、山下達郎等々に通じるAOR/シティー・ソウル。
DES'REE  : WHAT'S YOUR SIGN?、YOU GATTA BE
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FORMAT:12INCH
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 まずクラバーにも支持の高い曲『YOU GATTA BE』。ナチュラルでソウルフルな良曲。もう1曲゜YOU GATTA BE゜路線の音で、アコースティック・ギターからはじまるブレイクを打つナチュラルなUKサウンド『WHAT'S YOUR SIGN?(RADIO EDIT)』。共にTLC『UNPRETTY』あたりのナチュラルな心地よい音ですね。また『WHAT'S YOUR SIGN?』の踊れるナイス・リミックスが2種類収録です。『REFGEE CAMP REMIX』フロアライクな強めのビートにシンプルで骨のあるナイスなクラブ・リミックス。R&Bにも普通につなげる感じ。『SATURN RETURN MIX』強めのビートを打つ、レイヴな高揚感があるクロスオーバーなサウンド。いずれも好リミックスで、用途は違えど、オリジナルより好きですね。やはりDES'REEはSADEに通じるところありますね。
 
 3T: 24/7(LINSLEE'S MASTER MIX)
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FORMAT:12INCH
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 レコ屋で視聴して良かったので購入しました。ジャクソン・ファミリーの次男であるTITO、その息子たちによるユニットということです。今は活動していないようです。フロアライクなビートにシンプルめな『LINSLEE'S MASTER MIX』。実に気持ちいいスィートなスロー・ジャム。ボコーダーを使ったコーラスラインも心地よいです。JOEなんかに通るチョイ大人な『LINSLEE'S LIVE MIX』。オルガンが気持ちいいスゥイートな『SINGLE RADIO EDIT』。『LINSLEE'S MASTER MIX』が個人的にお気に入りですが、どれも良質です。
 
 AS: GEORGE MICHAEL-MARY J, BLIGE
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RELEASED:
FORMAT:12INCH
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スティービー・ワンダーの名曲『AS』のカバーです。メアリーJ,ブライジ、ジョージ・マイケルによるデュエット曲です。オリジナルにちかいスムースでナチュラルな『ORIGINAL』。強めのビートにループ感を強めたフロア向きな『FULL CREW MIX』。よりスムースでR&Bよりな気持ちいい『CJ MACKINTOSH REMIX』。どれも上質なカバーですね。R&B好きからスティービー好きなソウル・ファンにもバッチリな1枚。この手の現行ビートでのソウル・カバーはほんと重宝しますね。曲自体が既に最高ですし、用途も広いですし。
 
今回はパート2ということで、もう夏も終盤、夏にホッテタ体を気持ちよくクールダウンしてくれるこれから聴きたい心地よいグルーブ。暑さの後のBサイド(裏面)セレクションということで秋口にかけて気持ちよいモノをお送りします。
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