DISK REVIEW
25:2006 BEST
REVIEW BY 2007・01・23

GILLES PETERSON & PATRICK FORGE:SUNDAY AFTERNOON AT DINGWALLS
GENRE:
STYLE:MIX CD/ACID JAZZ/SOUL/FUNK/HIP HOP/SAMBA/LATIN
RELEASED:
FORMAT:CD
COUNTRY:
LABEL:
COMMENT:
ジャイルス・ピーターソン。現在最も注目しているDJです。このアーティストの音と名前が一致したのはわりと最近のことです。ようやく行き着いたという感じですね。ジャイルスがパーソナリティを務めるイギリスの国営ラジオプログラムBBC RADIO 1『WORLDWIDE』は世界18か国で放送している様で、ここ日本でもJ-WAVEに番組を持っており、実はかなり前からそのプレイは聴いていて、最近ではエア・チェクもし、ヘビーローテーションにテープに落としたものを聴いています。アシッド・ジャズというムーヴメントを作ったパイオニアでもあり、ブランニューへビーズ、ジャミロクワイ等々所属した「ACID JAZZ」、インコグニート等の「TALKIN' LOUD」のオーナーを務め、2006年からは新しく「BROWNSWOOD RECORDINGS」のレーベル・オーナーである氏。そのDJスタイルは真の音楽好き、ミュージック・ラヴァーといった印象をうけます

本作は2枚組のミックスCDで、アシッド・ジャズをムーヴメントととしてまで確立させた当時のプレイをGILLES PETERSONとPATRICK FORGEが再現したミックスのようです。破壊力満点な超ハイテンションなサンバ、パーカッシブな楽曲郡、そしてビックバンドなジャズまでとハイパワーでかつレイヴな空気感がながれる選曲を聴けるDISC ONE。 ヒップホップあり(ア・トライブ・コールド・クエスト)、70年代レアグルーヴなハイパワー高速ファンクあり、80年以降のアシッド・ジャズといわれるものからよりスタンダードなジャズ、ソウルありというファンキーでジャジーな時間を楽しめるDISC TWO。またのちに有名になる当時の新人バンド、ブランニュー・へビーズ、ミーシャ・パリスなどもはいってますね。これらの楽曲がひとつのミックスに収められているという選曲センスが素晴らしいです。

購入の決め手はやはり、ジャンル、時代に捉われない自由な選曲センスにありますね。レイブ、ハウス、アシッドジャズよりなものは他でも聴けますが、やはり生音楽曲好きなので、ここまでパワーのあるこれでもかといった、楽曲たちはプレイの中ではまず聴いたことがありませんね。特に、DISC TWOでのLARRY YOUNG'S FULL『FUEL FOR THE FIRE』がはいっていたのが決め手になりました。この曲もかっこいいけどアッパーすぎて実際プレイしているのを聴いたことがなく、自分でも難しいな、と思っていたのでどう料理して入っているのかがすごく気になりました。

重要なポイントは、それまでは別のジャンル、音、違うものとされていたものが、俗にアシッド・ジャズといっていいと思いますが、ひとつの思想、捉え方により構成を組まれているというところでしょう。 自分がやりたいと思っているコトに近いことをやっていたアーティストがいた。という嬉しくも悲しい?衝撃をうけました。 ボリュームをしぼって流すと、ラウンジなイージーリスニングとしても機能しますが、やはりあくまでもこの選曲がダンスホールで機能しているということが最大のポイントであると思うので、大ボリュームで聴きたい、聴くべき1枚だと思います。ヒップホップにはクールなヴァイブスによる揚がりがありますが、このミックス、特にDISC ONEはダンスなヴァイブス+ロック等の破壊力による揚がりがありますね。

ちなみに、本作を購入する際ひとつ悩まされるコトがあったのですが、それは当ディスクがコンピなのかノンストップ・ミックスなのか?というコトでした。答えは後者ですが、Web上、CDショップ等ではコンピレーションの分類にはいっている様で、Web視聴では曲のつながりが分からず、ショップでわざわ視聴機に入れてもらって確認させてもらいました。
 

GEORGIA ANNE MULDROW:OLESI-FRAGMENTS OF AN EARTH
GENRE:
STYLE:
RELEASED:
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:
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COMMENT:
いや、このアーティストには相当やられましたね。ほんと効きました。 そもそも欲しいものは限りなくたくさんあるので、その場(レコ屋)で相場より安く買えるものを優先して購入するという買い方をしているので、わざわざ新譜を、新品を、とはなかなかならないのですが、久しぶりに探し歩きましたね。この盤。レコードではなかなか売っていなく、結構苦労しました。(そもそも売れ選ではないのは分かってましたが、近くでは店によっては1枚しか入荷しなかったとか聞きましたし、けっこうアングラな位置にあるようですね)渋谷のアンダーグラウンドなクラブサウンドを扱うギネス・レコードでようやく手に入れた1枚でもあります。 ジャイルス・ピーターソンのラジオプログラムでその音を聴きこれを買う際かるくネットで情報を集めましたが、ストーン・スロウ・レーベル唯一の女性シンガーということです。コレは覚えといてもソンは無い情報ですね。ただ、肝心の音についてのコメントはほとんど皆無でしたね。バックグラウンドがどうこうより(まあ、コノあたりを昔はよく読みました、ワイドショー的でもありますが、文化等々も学べるもの確かですので)やはりそのサウンドが重要ということでココではやはりどういう音なのかということをレビューしていこうと思います。

ソノ音はまず゜太い゜ということですね。他レビューでも極太サウンドと書いてあったのがありましたが、ほんとに音が太いです。コレは確実にネクストレベルにいっていますねこんなサウンドが生まれていたのか、と熱くなりました。まだメインストリームでのサウンドにはない音だと思います。実に刺激的ですね。久しぶりに現行のモノに刺激を受けました。 最近の自論で刺激的なものを求めるなら(近)未来か一昔前ということをつぐづく感じているのですが、、(コノくだりについてはいずれ別ベージをもうけた時にでものせてみたいとは思います。)いうなればこのサウンドは近未来、新しい音だと。曲単位ではさほどショックはなかったかもしれませんが、こうアルバムとして聴くと衝撃を受けますね。 コノ手のサウンドはこのヒトだけではないようで、少し前から開拓中です。ほかにもいくつかありますが、この作品はアルバムとしての充実度、他にない個性的な歌、(この女性ヴォーカルというのも大きいですね、ラップなら結構ありますので)そして自身が作るサウンド全てがレベルが高く、超濃厚です。濃さという面では音は違えど、ウータンクランの2nd、3rdあたりを聴いたときのそれに近いものがありますね。

21曲収録で短い曲もありますが、プロデュースを本人が手掛けるその音は極めて濃いですね。基本歌ですが、ラップ曲もありとにかく歌は普通でないですね。曲はループ+α といった感じで音におくいきあります。 ベース、ドラムがブイブイいったエレクトロ+α な極太サウンド:『LOVELIGHT』、『SPEAKERVISION』、『BIRDS』、『BLACKMAN』、『LEROY』、『NOWADAYZE』『EPILOGUE』『BLACKMAN[REPRISE]』、『SHAW DE BEAST』、よりヒップホップ゜ではある『WEST COAST RECYCLER』、アルバム中一番゜聴きやすい゜のではと思うエリカバトゥ『WORLDWIDE UNDERGROUND』前半に通じるR&B・クロスオーバー『MELANIN』、美しいピアノが漂うエレクトロな『FEET』、マイルス、ウェザー・リポートに通じるアブストラクトなはじまりをする『FRAMES』。どれも超濃です。 またよりR&BよりなBBC-RADIOのジャイルス・ベストトラックにも選ばれていたドープなジャジーR&B『WRONG WAY』。 DUB色ある:そもそも当アルバムをここまで買う気にさせた曲『BECAUSE』。アブストラクトなジャジー・トラックに叩き付ける、叩きこぼれる?様なDUBビートがもう、たまらないです。水がしたたる様な音がまたDUBなグルーヴをかもしだす極太エレクトロ『SPEAKERVISION』。パーカッシブでありやはり水な『BOOM』。 超強力な個性的なヒップホップ・トラックに超個性的なボーカルをのせる最高にオリジナリティあるたまらない『RADIO WNK』。レイヴなグルーヴ:『ANMRH[INTERLUDE]』、ピッチもはやくレイヴなミックスに使い易そうなパーカッシブでソウルフルな『WHEELS』。 UKロックな匂いもする唯一のバラード『PATIENCE』。 また狂気の旋律とでもいうような軍隊の行進を連想してしまったりもする『NEW ORLEANS』。アルバム中異色なサウンドでもありますが、この一曲によりさらに彼女の世界が増していますね。

抜群のサウンドながら短い曲も多いので、2枚、もしくはインスト盤を併用するとアルバムを満遍なく使えそう。 悲しくも日本からは生まれそうにない強力な個性をもったアーティストですね。 アンダーグラウンドには刺激が溢れてますね。地下で生まれたサウンドという感じします。最高です。
りりぃ:ラヴレター
GENRE:JAPANESE POP
STYLE:BREAK BEATS/FUNK/SOUL/SALSA
RELEASED:
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:JAPAN
LABEL:
COMMENT:
アメリカから始まり、ヨーロッパ、南米、アフリカ・・と海外に広く世界を求めていたことが多かったのですが、近年では日本ならではの良さも感じることが多く、まるで音の世界旅行から帰ってきたみたいな感覚を覚えています。当ディスクは75年のりりぃさんのアルバムですが、日本でここまでカッコイイ音をやっていたアーティストがいたと、興奮しましたね。そもそもりりぃさんはポータブルを持ち込んでかたっぱしから視聴していた時にジャケットに何かひっかかって聴いてみたのが最初ですね。うれしい発掘でした。今では5、6枚程アルバムを所有していますが、どれもはずれなしですね。バックバンドがすごいということを聞いたことありますが、良い音してます。日本では珍しい土臭さをもったサウンドです。(日本ではどちらかというと、シティーソウル、軽めなラテン、ジャズなどちがう魅力は勿論ありますが、ある種きれいな洗練されたサウンドが大多数だと思うのですが。)このアルバムは中でも充実度が高いので2枚もってます。

非常にできが良く、パーカッション、ギターの心地よいナチュラルなサルサ系ソウル『スター・ワールド』。ブレイク目線でも素晴らしい2曲-ループ感あるジャジーなファンキー・チューン『男への涙』。ドラムもばっちりブレイクしている黒さのあるコーラス・ワークがたまらないファンキー『スウィート・メモリー』。英詩です。またファンキー・ナンバー『女への時間』、サンタナあたりに通じるラテン・ファンク・ナンバー『空の花』もバッチリ。

アシッド・ジャズな視点でもいける、りりぃさんの詩もまた面白いですね。あまりいないタイプで内容は違えど、現代ではUA、マンデイ満ちるさんあたりの一癖ある世界観ありますね。特徴としては確かな演奏、どこかロックの匂いがする、そして歌謡テイストもあるということですね。『違いの分かる女』といった言葉が似合うヒト。やはり日本人にとって生まれ育った日本語、日本の音には特別な良さがあります。
JIMI HENDRIX:ARE YOU EXPERIENCED
GENRE:ROCK
STYLE:FUNK/ROCK/SOUL/ACID JAZZ/RAVE
RELEASED:
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:
LABEL:
COMMENT:
世界に名高いギタリストでもある『ジミヘン』からの1枚ですね。この一年ではかなりロックサイドの楽曲も注目する様になり、有名どころでは初期のエアロスミスにツェペリン、ジェフ・ベック、ベイシティー・ローラー、ストーンズ・・・またニューウェーブにも注目しましたが、特にロックサイドのファンキーな楽曲は最高で、ホーンを取り入れているシカゴなんかも最高で迷いましたが、今回はその音の象徴、基本ともいえるジミヘンを選びました。やはりロックとして聴いているわけではなく、ファンクそしてブレイクビーツ、フリーソウルという発想、そして今年になりアシッド・ジャズという思想を消化したことにより、楽しみ方、聴こえかたが違います。踊れるダンスミュージック、クラブサイドとしてもバッチリですね。

このアルバムはサンプリング・ソースとしてかなり使われてます。『PURPLE HAZE』、『THE WIND CRIES MARY』、『THIRD STONE FROM THE SUN』、『FOXY LADY』、『ARE YOU EXPERIENCED』が挙げられます。 まずは耳がいくファンキーな楽曲:もう、ファンクにしか聴こえない、最高にかっこいい黒いファンク・ロック『FIRE』。アシッド・ジャズのコンピに入っててもおかしくない音。面白い叩き方のブレイクを打つファンキー・ロック『I DON'T LIVE TODAY』タイトルもイカしたドファンキーなロック『FOXY LADY』。 レイヴなグルーヴ感を放つナンバー:レアグルーヴ目線でもバッチリなまるで現行ものの様なナチュラルでレイヴ感ある『THIRD STONE FROM THE SUN』。そして、今年ヨーロッパででたアシッド・ジャズ系の新譜といっても通じそうな『ARE YOU EXPERIENCED』。ロックには違いありませんが、ビートをガッチリ打つ、レイブな要素をもったクロスオーバー。また、パーカッシブなドラムにカントリーなギター、イージーリスニングとしてもバッチリなナチュラルな『MAY THIS BE LOVE』。レイブなテイストも含んでいるのでクロスオーバーに使えそう。 ソウルの匂いのする:ミディアムテンポのファンク/ソウルなロック。バックコーラスを使った、ソウルなグルーブ感を楽しめる『HEY JOE』。第十五段セレクトのムロ氏『W.K.O.D. THE NEW ERA OF BREAK BEATS』にてこのカバーが収録されていました。サンプリングソースな匂いのするローダウンぎみのミディアム・ロック『THE WIND CRIES MARY』も良い。他にも、ファンキーなハード・ロックでCMに使われたりもする有名曲『PURPLE HAZE』。スイング・ジャズなんかとかけても良さそうな、ロックンロールなリズムをとるハード・ロック『MANIC DEPRRESSION』。ジミヘンにしては軽めの楽曲でガラージとしても使えそうなグルービーな曲『LOVE OR CONFUSION』。

勿論ロックであることに違いはありませんが、広く様々な要素、グルーヴをもった良盤ですね。
DONNA SUMMER:ON THE RADIO-GREATEST HITS-VOLUMES ONE & TWO
GENRE:POP/DISCO
STYLE:DISCO
RELEASED:
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:
LABEL:
COMMENT:
ドナ・サマーです。個人的に夏の終わりあたりからディスコサウンドの再評価をしているのですが、いわゆるダンス・クラシックとされるものでなく、名の知れているところではカルチャークラブやブロンディー、ベイシティー・ローラー、ストーンズ、80年代のジャズもの等、本道とは違ったディスクも新しい視点で聴きなおしていて、なかでもドナサマーは抜群なアーティストの一人ですね。昔から゜なんか゜凄く良かったのですが、基本的により濃いものをというか、ミーハーだったりポップな音は受付なかったこともあり、(アースやクルギャンでさえミーハーなイメージ持ってましたし)全てを受け止めることができませんでしたが、間口が広がったというか、経験値がたまったというか、音としての良さをようやく理解できるようになってきました。

最近でもDJがかけているものを聴いたことがあるエレクトロでレイヴな空気溢れる大好きな曲『I FEEL LOVE』。現行ともかけ易そうな同じくエレクトロでレイヴな曲『SUNSET PEOPLE』。ぶっとい四つ打ちドラムも最高な高揚感ある『I LOVE YOU』。ライヴ盤で壮大なショーを聴ける歌から始まる大好きな『MAC ARTHUR PARK』。哀愁感、そしてナスティーな歌いっぷり、効きます。そして同じくライヴにて「MAC ARTHUR PARK」と最高な流れで収録の高揚感抜群の突き抜けていく感じのソウルフルなディスコ『HEVEN KNOWS』もやはり良い。ブラックミュージック・マナーあるソウルでファンキーなディスコ『BAD GIRLS』。しっとりした上品なピアノに歌からはじまりディスコになる11分半近くある壮大な『NO MORE TEARS(ENOUGH IS ENOUGH)』。そして、ポップではありつつも良いがっちりした骨太ディスコ『HOT STUFF』、ダイエット・コーラのCMでもおなじみのヒット曲ですね。ソウルからディスコになる『DIM ALL THE LIGHTS』、『LAST DANCE』『ON THE RADIO』も使い勝手ありますね。他にも『OUR LOVE』、『TRY ME , I KNOW WE CAN MAKE IT』、南国ディスコな『I REMEMBER YESTERDAY』どれも良いです。単純に音がいいです。また第十段でもシングルバージョンをセレクトした抜群なエロさとジャジーでソウルフルな名曲『LOVE TO LOVE YOU BABY』のオリジナルバージョンも収録です。

全編に非常にしっかりしたつくりで高揚感もあり、骨太な四つ打ちディスコ・サウンドを堪能できます。ドナサマーには艶やかさを感じますね。生理的に好きというのもあります。また今度レビューしようと思いますが、ライヴ盤も生音によるソウルフルなヴァイブスを堪能できる最高な1枚ですね。 2枚組のレコードということもあり通しでは聴いたことありませんが、曲ごとの流がノンストップ・ミックスなきれいな流れで組まれてます
DJ SHADOW:ENDTRONUCING....
GENRE:HIP HOP
STYLE:INSTRUMENTAL HIP HOP/HIP HOP
RELEASED:
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:
LABEL:
COMMENT:
このレビューでも数回その名を挙げている大好きなアーティストDJ SHADOWの1STアルバムです。この盤はなかなか売っていなく、あったとしても値がはる、新品でも既に値が足されている、という1枚でもありますね。このディスクは全曲サンプリングによるものですが、そのサウンドはとても奥いきがあり非常に音楽性に富んでいるのです。単に音が、という事にとどまらず、ヒップホップはいうまでもなく全てのサンプリング・ミュージックの可能性等々意味深いアルバムですね。 その作り出される音はディープでクリエイティヴですね。ピッチの速い楽曲が目立った2ndよりもミディアムテンポを中心にしたヒップホップ色も強いアルバム。基本はインスト曲です。全て最高にドープでかっこいいです。まさに゜DIGGIN’中゜というジャケもいいですね。見てて落ち着きます。 

まずは、チョイ濃いミックスをするDJなんかはかけることもあり、やはり耳がいってしまうアンダーグラウンド・ヒット『THE NUMBER SONG』『ORGAN DONOR』。熱くなれる2曲。この2曲は意外にもこのアルバム中では異色のサウンドとして目立ちますね。『THE NUMBER SONG』は第九段セレクトDJ SHADOW CUT CHEMIST『BREINFREEZE』で最高にかっこいいかけかたをしてます。やはり、最高。プレイされ続ける名トラック。ブレイクビーツ。オルガンのループが効いたブレイクビーツ『ORGAN DONOR』も最高。ジャイルスもプレイしてましたね。 個人的には上の2曲も最高ですが、それ以外の深くドラマティックな楽曲がまた最高ですね『BUILDING STEAM WITH A GRAIN OF SALT』さみしげなピアノが印象的でトリッキーなドラムが耳をひくドラマティックな長編曲。『GHANGELING』シンセピアノの音色が深い世界へと導いてくれるドープな8分近いミディアム。うごめくようなベースもドープ。深海な音。やはりドラマティック。『STEM/LONG STEM』さみしげなシンセピアノから展開されるアブストラクトな世界。ズダダダダダ・・・とドラムの連打なんか新鮮。『NAPALM BRAIN/SCATTER BRAIN』ファンクなベースラインなミディアムブレイクビーツからレイヴなジャングル・ビーツへと展開されていく深くドープな曲。9分半近くある長編。ジャンルの移行期に非常に有効なプレイ目線でも重宝する曲。マンデイ満ちるさんのドープなジャングルビーツ『YELLOW BIRD(INCOGNITO BIRDS OF FIRE MIX)』なんかにつなげたくなる曲。 ボーカル曲としていける2曲:『MIDNIGHT IN A PEREFCT WORLD』シンセピアノフレーズの深くもリラックスした厳格ドラマティックな曲。女性ボーカル、コーラス、声ネタもはいり、ボーカル曲としていけますね。『WHAT DOES YOUR SOUL LOOK LIKE(PART 1-BLUE SKY REVISIT』多くの人に聴きやすいであろうアブストラクトでリラックスしたジャジーな7分半近くあるミディアム。コーラス、ボーカルも入ってます。

レビューしていて気がつきましたがドラマティック、厳格などサウンドの表現の単語にしてもそうですが、プログレッシヴ・ロックに通じるドラマ性、音世界観を感じますね。そしてレイヴな深み、UKサウンドに通じる壮大&哀愁感を感じますね。ロック好きというDJシャドウは2ndではサイモント&ガーファンクル『コンドルは飛んでゆく』等も使ってましたが、当作でもNIRVANA、BJORK等からサンプリングするなど他と違いますね。 余談ですが、この盤は購入当初めちゃくちゃ針飛びしましたが、針を新しくしたらちゃんと聴くことができたということがありました。
V.A.:TOTALLY WIRED 12
GENRE:
STYLE:ACID JAZZ/FUNK/JAZZ/ROCK
RELEASED:
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:
LABEL:
COMMENT:
この一連のコンピには刺激を受けました。『アシッド・ジャズ』ということの理解を深めてくれた、そして新しい音の捉え方を与えてくれた重要な一枚になりました。曲単位、音単位ではそれ程驚かなかったかもしれません。当盤ではボーカルものインストもの形は様々ですが、90年以降の現行ジャズ・ファンクを中心にロック、ファンク、ポエトリー・リーディング、ヒップホップ等収録しており、また゜同じく並列に70年代のモノも収録されています゜。←ココが重要なポイントでしょう。おそらくクレジットを確認しなければ、ソレに気がつかない程一貫したヴァイブスがあります。この時代を問わない広い音の捉え方にやられました。当シリーズはもう一枚所有していてどちらも間違いない音ですが、ロックな楽曲も収録されているこちらを選びました。

まずはファンキー・ジャズ曲たち。ドープなアブストラクトなイントロからはじまるベースが跳ねたファンキー・ジャズMOTHER EARTH『THE LIFE ETERNAL』。ホーンセクションのインパクトある出だしをするインスト・ジャズ・ファンクSIMON BARTHOLOMEW『AKIMBO』。JBの影響を強く感じるブレイクビーツとしても抜群なゴリゴリしたジャズ・ファンクTHE BRAND NEW HEAVIES『GIMME ONE OF THOSE(LIVE IN TOKYO)』。ブランニュー・へビーズは『NEVER STOP』等の印象が強すぎたため、こんなファンキーな音をしかも演奏するグループだとは知りませんでした。嬉しい収穫でした。グローバー・ワシントン・JR路線の渋いジャズ・ファンクに女性ボーカルがのるJESSICA LAUREN『COULDN'T TAKE THE MISSING YOU』。スリリングでループ感もあるジャズ・ファンクにセリフ(トーク)がのるヒップホップよりでもあるSQUARE WINDOW FEAT.STICKMAN『ART IS THE MESSAGE』。スイングなジャズをバックにトークをするポエトリー・リーディングなSWINGING FOOT『THE SWINGING FOOT』。 またヒップホップ・サイドな2曲。M.O.Pのような男気あるラップがのる黒いファンク・ジャズDUB WAR『MENTAL(JAZID MIX)』。やはり、ループでないトラックにのったラップは大好きですね。よくジャズ等生音にラップをのせるとラップ部が極端にループになったりしがちですよね。ギャングスター(GURU)などっしりと腰を据えたラップがのるループによるジャジー・ヒップホップO.O.K.Y(THE ORIGINAL OFFKEY YOU)『SUMMERTIME PREP』。 ロックなモノ:レコードを逆に戻した様な音が入るロックなファンクPRIMAL SCREAM『FUNKY JAM』。ぶっといベースが唸るジミヘン辺りを彷彿させる゜ヴァイブス゜を持つギターが効いた黒いファンキー・ロックPLANET『DON'T YOU LET ME DOWN(RUGGED MIX)』。ロックな香り溢れるローダウンしたジャズRED SNAPPER『IN DEEP』。ギターが唸るファンク・ロックPHAZE『INDIAN POPE MAN』。 そして70年代の曲が2曲収録されてます。カーティス『スーパーフライ』あたりと同じヴァイブスをもつブラックスプロイテーションなファンキー・ジャズTHE MODULATIONS『ROUGH OUT HERE』。75年作。72年作のギターが効いたファンクBIRTHA『WORK ON A DREAM』

わりと演奏が(ソロ等)がっつり入っているものは歌、(ラップ)は入りずらい傾向がある気がするのですが、その面でもこの盤はハードな演奏上に歌も(ラップ)入れているものも多く嬉しいところです。いずれも極上のサウンドですね。
 THE PEANUTS:MONUMENT THE PEANUTS LAST LIVE
GENRE:JAPANESE POP
STYLE:JAZZ/FUNK
RELEASED:
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:JAPAN
LABEL:
COMMENT:
 この盤にもショックを受けました。ザ・ピーナッツはわりかし軽めのジャズがあるコトは知っており、チェックはしていたのですが、このライブ盤は熱すぎですね。ビックバンドによる迫力満点な楽曲が多く占めショックを受けました。さよならコンサートの音源です。 和モノを掘る際、1つのポイントにもなってくる『歌謡』。和モノを聴き始めた当初はコレが気になり、歌謡臭のある楽曲はパスしてましたが、歌というより音、そしてグルーヴとして聴くようになると、この歌謡香はむしろ日本オリジナルの良さでもあるとさえ思うようになりました。もちろん歌謡曲がイイと言っているわけではなく、ボーカルとサウンドが見事に調和し゜ある種゜のグルーヴを放っているモノ。 ひょっとすると今のヒップホップをはじめクラブサウンドを中心に聴いている方にはおそらくだめかもとも思いますね。経験値とはいわずともひろい視点をもって音を楽しむ感覚が必要な気もします。

まず英詩によるジャズ・ナンバー:ビックバンドの迫力ある演奏にピーナッツの゜上手い゜歌がのるごきげんなジャズ・ナンバー『ブロードウェイの子守唄』『ブギ・ウギ・ビューグル・ボーイ』。ドラムからはじまる超ハイパワーの高速ジャズ『恋人よ我に帰れ』。日本語によるジャズ・ナンバー『浮気なあいつ』、スムースな心地よいピアノからはじまる気持ち良くごきげんなジャス・ボーカル『ダンケ・シェーン』。日本語というのが信じられない程溶け合ってます。 また熱いファンキー・チューンもあります。日本語ビックバンドによるファンク・ナンバー『情熱の砂漠〜』は熱いですね。コノ手のファンクも今年はかなり探しました。最高です。英語のファンク・ナンバー:唄いまわしが黒くソウル・ダイナマイトなファンキー・チューン『モーニン』。同じくドス黒い最高な『イマジネイション』いや〜歌がイイ、、実に。。演奏も抜群。ファンキーで最高。 また歌謡曲ですが、十分いける曲:2テイク収録のミディアム・ジャズ・ナンバー『可愛い花』。日本語による有名曲『恋のバカンス』もビッグバンドの迫力あるジャズ・ボーカルでよいです。さみしげなピアノからはじまるしっとりとしたスロー・ミディアム『風のささやき』。でだしの流れはサンプリングされてもおかしくないドープなソノ種の音してます。黒いでだしをする有名曲『恋のフーガ』。かなりボーカルが前にでてますが、ジャジー・ボーカルとして良い曲ですね。他にも現時点では微妙なラインですが、曲としては優れているモノあります。

アシッド・ジャズとしても最高ですね。ダンスナンバーとして十分機能する音でしょう。演奏も然ることながらピーナッツの歌が凄すぎです。酔ってしまいそうに抜群に良い曲群達。音きれいです。
 
 当山ひとみ:セクシィ・ロボット
GENRE:JAPANESE POP
STYLE:DISCO/SOUL
RELEASED:
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:JAPAN
LABEL:
COMMENT:
 当山ひとみさんもチェックしているひとりで第五段でもセレクトしましたが、なかでもこのアルバムは最高ですね。山下達郎氏『あまく危険な香り』がカーティス・メイフィールド『トリッピング・アウト』を引用しているというのは有名な話ですが、この盤はソノ引用(まあ、似ている)という面での決定版とでもいえる1枚ですね。MTUME『C.O.D.(I'LL DELIVER)』、QUEEN『ANOTHER ONE BITE THE DUST』、EMOTION『FLOWERS』
それぞれ引用したモノが収録されてます。

ディスコ・ソウルな曲-まず目玉中の目玉、『KISSしたい!』。でだしから最高ですね。QEEN『ANOTHER ONE BITE THE DUST』のベースラインにクールなコーラスワークがのり、飛ばされます。(『ANOTHER ONE BITE THE DUST』といえば、CHIHC『GOOD TIME』に似たベースラインが印象なそれぞれ大大ダンスクラシックスですが、ヒップホップ目線ではやはり『GOOD TIME』は世界で初めて録音されたヒップホップ『ラッパーズ・デライト』のサンプリング元としても有名ですね。)やはりこのベースラインは超強力ですね。ベースだけでもイってしまいますが、曲自体素晴らしいです。『セクシー・ロボット』でだしからクールなコーラスワークが素晴らしいディスコ・ソウル。ドラムもガッチリと太く抜群ですね。途中MTUME『C.O.D.』なブレイクあります。(『C.O.D.』は第三段パート3セレクトGRAND MASTER FLASH 『THE MESSAGE』のブレイクネタ。)そして『素肌ゲーム』ではなんとEMOTION『FLOWERS』を引用してます。最高ですね。効きます。エモーションでは踊るというよりは聴き浸る感じのソウル・サウンドですが、この曲はダンス・トラックとしていけます。やはり込みあげ系、染み入ります。また『LET'S TALK IN BED』も良いですね。がっちりした80sガラージ・ブレイクからはじまるデュエットでラップアリのディスコ・ソウル。英詩です。普通にシュガーヒルあたりのダンクラ/オールドスクール・ヒップホップとかけても遜色ないですね。他にも出来の良い間違いのないテンポの速いディスコ・ソウル『タキシード・コネクション』。『愛はゆっくりやってくる』はPOINTER SISTERS『SLOW HAND』あたりを連想してしまう懐かしい感じのするディスコ・ソウル。

他のものもこの時代特有のアイドル臭はなくソウルマナーありますね。 発売当時よりむしろ現在その良さを感じるのではないでしょうか。とにかくソノ引用センスは素晴らしいですね。現在ではクラッシックとして評価、人気も高いですが、当時でこれらの曲をチョイスするとは。ディスコ/ソウル・マナーある海外ものに引けをとらない非常にしっかりしたつくりのアルバム。やはりひとみさんのソウルミュージックに合うクールな歌も良いです。『LET'S TALK IN BED』以外は日本詩です。
 
O.S.T.:HAIR-ORIGINAL SOUNDTRACK RECORDING
GENRE:O.S.T.
STYLE:OPERA/GOSPEL/CONTRY/BREAK BEATS/ROCK/SOUL/FUNK/JAZZ/LATAIN
RELEASED:
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:
LABEL:
COMMENT:
 ファンク、ジャズ、ロックだったりとブレイクビーツの音には様々ありますが、一癖ある普通でない裏サイドなモノを欲っしていたこともあり、この1枚は素晴らしく良かったですね。 この盤は79年のもので『HAIR』という映画からの1枚ですが、もともとブロードウェイでやっていたロック・ミュージカル『HAIR』を元にした映画で、この盤とは別におそらく69年に発売されたと思われるミュージカルの音源を収録したものも持ってます。ミュージカル盤は曲こそ最高でしたが、曲単位の収録分数が短くまともに聴ける曲が少なかったです。こちらでは音も新しく、演奏も長い(1、2分の曲もありますが)ブレイクビーツでファンキー、そしてロックな黒太な曲を多く収録です。結構このミュージカルは有名作の様で当時のブロード・ウェイでは考えられない、ステージで裸になる、セックス、オナニー、ドラック、から人種問題、政治等々盛り込んだかなり前衛的なもので、その後のミュージカル等に影響を与えたショーだったようです。

ぶっとく抜群なブレイクビーツを打つ曲:オペラがかった『HARE KRISHNA』、『WHERE DO I GO?』、『THE FLESH FAILURES/LET THE SUNSHINE IN』展開あるスロー『3-5-0-0』。ファンク・ロック『COLORED SPADE』イントロ部が長いファンキー・ソウル『AQUARIUS』途中、熱いブレイクがはじまりアッパーなファンク・ロックになる『ELECTRIC BLUES/OLD FASHIONED MELODY』。これらの曲は半端なくかっこいいです。 ファンク、ジャズサイドな:ベースがブイブイ唸っているガラージ・ファンク『WHITE BOYS』。ファンキー・ジャズ『I'M BLACK/AIN'T GOT NO』。ローダウンした6分近くあるジャジー・ファンク『WALKING IN SPACE』。アシッド・ジャズとしても良い壮大な『WALING IN SPACE』。アッパーなロック・ファンク『HAIR』。ソウル、ファンク目線でも良いロック/カントリー:『ABIE BABY/FOURSCORE』。ホーンセクションものる『MANCHESTER』。アップ・ロックで後半渋いジャズ・ファンクな感じになる『DONNA/HASHISH』。ナチュラルでパーカッシブなブレイクを打つソウルフルなロック/カントリー『AIR』。アカペラからはじまるアップなロック『I GOT LIFE』。爽やかなカントリー・ソウル『WHAT A PIECE OF LOVE』。 ラテンよりのソウル:アッパーなカントリー・ソウル『GOOD MORNING STARSHINE』。ミディアム・ソウル『BLACK BOYS』。 ソウル:素晴らしく良く出来た美メロ・ミディアム・ソウル『EASY TO BE HARD』。このクラスの音はなかなかナイのでは?タイプは違えどアレサ・フランクリン『デイ・ドリーミング』等と並ぶほどハイレベルな曲。なにかでサンプルされてる?な、ピアノを使ったゴスペル・ソウル『SODOMY』。 カントリー:リラックスした『SOMEBODY TO LOVE』。アップテンポでスゥイングにビートを刻むインスト『DON'T PUT IT DOWN』。穏やかなフォーク・ギターにボーカル、ピアノ等のる懐かしさ、温かさを感じるイージーリスニング『FRANK MILLS』。かなりオペラがかたソウル・ゴスペル『L.B.J.(INITIALS)』心弾む音色を奏でるオルガン、ゆるくブレイクを刻むドラムにホーンセクションがのるインスト・ナンバー『PARTY MUSIC』。またオペラ『MY CONVICATION』も収録。

27曲も収録されてますが、全体にロックでファンキー、ジャズでカントリー、そしてソウルフル。また、ブレイクビーツとしてのせたモノ以外も基本的に全て太いドラムしてます。唄いまわしはオペラ、ゴスペルという普通でない一癖もふた癖もある感じで素晴らしいです。出演者による歌い手の多さ、ハーモニーの桁違いな層の厚さ、そして演奏が素晴らしく良いです。単純に全ての楽曲がGOOD MUSIC。
 
 THE SALSOUL ORCHESTRA:NICE 'N' NAASTY
GENRE:JAPANESE POP
STYLE:GARAGE DISCO/DISCO/SALSA/LATIN
RELEASED:
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:
LABEL:
COMMENT:
 今年はディスコも最注目をし、捉え方もまた広がったのですが、この1枚はバッチリでしたね。最近色違いの全身図でベスト盤がでているようですが、こちらは『ランナウェイ』等で名の知られているサルソウル・オーケストラのセカンドアルバムです。アルバムとしてこのアーティストを見たことがなかったので、安く売っているのを発見したとき即買いでしたね。 これは強力でした。黒く太いを地でいっている極上サウンドを聴けますね。

非常に良曲揃いですが、このアルバムの目玉でもある骨太なガラージから-なかでもまず『NICE 'N ' NAASTY』がなんといっても最高ですね。なんとしびれる曲でしょうか。日本では生まれそうにないこの黒さ、あくどさ?ガッチリしたガラージ・ブレイクを打つタフな曲。ドラムブレイクからはじまり、ブイブイいった黒いベースが最高で、女性ボーカルのまたナスティーなこと?。。う〜んごきげん。そしてバタバタしたブッといガラージ・ブレイクをうっているガラージ・ソウル『DON'T BEAT AROUND THE BUSH』。ブレイク部もあり最高。なかなかないですよ、ここまでの音は。また誰しも聴いたことのあるであろう「2001年宇宙の旅」をダンスに演奏している『SALSOUL:3001』。まるでブレイクビーツ以降のサウンドのようにバッチリパーカッションブレイクを打ったインスト・ガラージ。プレイの最初の1曲にもバッチリでしょう。時代不詳な現行混合可な音。ほかにもビートもがっちりしたアップテンポな良質ガラージ・ソウル『IT DON'T HAVE TO BE FUNKY(TO BE GROOVE』、『IT'S GOOD FOR THE SOUL』、『STANING AND WAITING ON LOVE』。 またサルサでも良曲があります-パーカッション・ブレイクを打ったアップでダンサブルなサルサ『RITZY MAMBO』。まさにごきげんという言葉があう、ブレイクビーツ以降かのようにビートバッチリなボーカルもの。クロスオーバーなレイヴ空間にも使えそうなパーカッションからはじまるジャジーなインスト・サルサ『NIGHTCRAWLER』。 女性ボーカルも気持ちいいリラックスしたジャジーなミディアム・サルサ『WE'VE ONLY JUST BEGUN/FEELINGS』。パーカッションを使ったビート感もバッチリある曲。 どの曲もなにしろ質高なダンサーでダンスフロアの即戦力まちがいなしな1枚。ジャケもイカしたナイスな1枚。

*このサルソウル・オーケストラにしても『ランナ・ウェイ』が有名でよくかかったりしますが、有名でよくかかるものは得てしてポップ、聴きやすい楽曲が多いものだとつくづく感じますね。正直、ランナ・ウェイも良いですが、このアルバムに収録なブイブイいったファットなビートのほうが桁違いに好きですね。ヒット曲がポップだったりするとアーティスト本来のもっている最高なファットな音を逃してしまうことにもなるな、と思いました。
 
 2007年第一段にもなるので、今回はおよそ去年1年間で手に入れたモノからコレは゜効いた゜という俗に言う2006年のマイ・ベストなセレクトをお送りしようと思います。盤を10枚。ミックスものを2枚選んでみました。去年はほんとに音楽の受け皿、そして捉え方が広がった年になりました。最近ではニューウェーブ、ロックといわれるものやアンダーグラウンドのクラブサウンド、ラウンジサイドな音・・・。とくにジャズにはそうとうハマッた年でした。 尚別に2006年にリリースされたモノということではなくよく聴いた、刺激を受けたディスクになります。
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