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笠井紀美子: ROUND AND ROUND
JUNLE:JAZZ/ DISCO/ SOUL/ FUNK
RELEASED:
FORMAT:
国:JAPAN
レーベル:
COMMENT:念願だったバタフライも手に入れることができたいまでもこのアルバムの良さは変わらないです。 |
笠井紀美子さんは結構前から探していて、ハービーハンコックが全面的にサポートした「バタフライ」収録のアルバムを目玉としてみているのですが、その音の良さもさることながら値もはるし、なにしろ売ってないというその方面では有名な盤なんですよね。 アルバム3枚所有してますが、どちらも素晴らしいです。このDISKも海外演者でかためられており、ハービーハンコックも1曲参加、ジョーサンプルのカバー「CHAIN
REACTION」も収録と、分かるとおりジャズアーティストのソウル、ディスコ、ファンク、アルバムという音。そして完全に海外の音ですね。
まずは『STARDUST』。これはまぁ、今の気分な絶品曲ですね。ストリングスがゴウジャスで優雅な雰囲気を作り出し、宝石が溶け出しているかの様な大人な曲。クラシック(シューベルト等の方)な優雅な感じで1分近くいき、展開していくのすが、本編、前編どちらからもかけられ、本編はストリングスがまた、厳格な味を出し、カーティス『スーパーフライ』辺りのブラックスプロイテーション等にあるホロ苦く、やるせない?味を含んでいます。パーカッシブを使っているのでサルサ系・ソウルとしてもバッチリですね。たまりません。今聴きたい浸り曲。またストリングスが優雅で、木琴のような音が美メロをだしているサルサ系・ソウル『DON'T FOGET YOU ARE』も良いですね。ハービー・ハンコックがシンセで参加の『CHAMELEON』もローダウンした感じのクールなジャス・ファンクで抜群ですね。 また、アルバムの核になるガラージ/ディスコや他の収録曲もどれもなかなかの良曲です。
このアルバムは全編英詩です。笠井さんのサウンドはまずアルバム通してできが高く、優雅さとホロ苦く、ビターな味がありますね。他の所有アルバムは日本詩によるものもあり、今の時期いい曲もありますが、全体的に初夏な感じなのでシーズンをまたいだらセレクトしてみようかなと思います。 |
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MONO: FORMICA BLUES
JUNLE:NEW WAVE
RELEASED:
FORMAT:
国:
レーベル:
COMMENT:近年のニューウェーブのフェイバリットアルバム。 |
これもまた、個性的ですねぇ。匿名性の高い盤を購入することもますます増えてきましたが、このアーティストも匿名性が高い気がしますね。聞いたことがない、その場で買わないと、その次になかなか出会えないような1枚なのでは?UK産で良質な超ポップ(いわゆるポップスの意味でない)と超アングラが平存した゜怖カワイイ゜アルバム。゜ある種確立されてしまった感のあるイイ音゜を用途にそったプレイ用な曲のみで構成されるアルバムが多い中(DJユースとしては抜群です)、様々な音の詰まった良いアルバムですね。クロスオーバーな一味違ったサウンドを探している中で見つけた一枚です。ジャンル分けが難しく言い切れないクロスオーバー/ニュー・ウェーブ。
まずボーカルが特徴的で英語ではないですね。そして声質、唄いまわしが日本でいえばカヒミ・カリーが一番近いのではないですかね。゜ただ者でない゜サウンドが多数収録されてます。ジャングルビートを使っっているにもかかわらずローテンポでゆったりしていて神秘的、幻想的な、表現が難しいクロスオーバー/ニューウェーブ、クラブサウンド『THE OUTSIDER』。唄がハンパないです。そして、これもただ者でない音-超がつくアンダーグラウンドといったサウンドでダウンビートにエロ・セクシーなボーカル『THE BLING MAN』。また、浜崎あゆみ「END OF THE WORLD(7'' MASTER-RMX)」あたりと流しで聴きたいストリングスが厳格な雰囲気を与えるエレクトロ・サウンド『PLAYBOYS』。マイナーさがたまらない、ローテンポでパーカッシブなドラム/パーカッションに寂しげなピアノ、アコギ、泳ぐように鳴り響くトランペット。オーガニックなんだかデジタルだか分からない『PENGUN FREUD』。唄いだしからヤラれる『DISNEY TOWN』も一癖もふた癖もあるポップ/クロスオーバーな好きな曲。
他にもフレンチな唄いまわしが良く、昔リーバイス「SOMEHING」のCMに使われていたELSA『T'EN
VA PAS』が頭をよぎるポップ/クロスオーバー『LIFE
IN MONO』もそうとう面白い。アイザック・ヘイズ使いでHIPHOP/R&Bでも使われるネタだが、一味違う濃くドープな『SILICONE』。ピアノのマイナーさが素晴らしく、ジャジーなブレイクビーツになるある種メガミックスの様なジャジーで怖いブレイクビーツ『HELLO
CLEVELAND』。これなんか、何曲かに分けて作って欲しいほどいいところありますね。またキュートでロマンスなフレンチ・ポップ『HIGH
LIFE』、カーペンターズ、フランス・ギャル等の流れを組みクラブの要素を含んだフレンチ・ポップ『SLIMCEA
GIRL(MARTIN VIRGO)』。も良いです。
正直アルバム通し全て普通以上に良いです。確実に2007年BEST10候補なアルバムです。キーボード、ギター、ベース、ピアノ、サックス、トランペット等のブレスを使った演奏+打ち込みサウンド。フレンチポップも広くボーカルものと捉えたときジャズボーカルだったり、ソウル、R&Bと同じくいいんですよね。 |
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OTGNIZED KONFUSION: STRESS(THE EXTINCTION AGENDA)
JUNLE:HIP HOP/ ACID-JAZZ
RELEASED:
FORMAT:
国:
レーベル:
COMMENT: |
なぜ今?。なディスクかな?ヒップホップ・クラシックとしてはそれなりに認知されているであろうこの1枚。(オーガナイズド・コンフュージョンは特に思いいれもなく当ディスクも近年入手したため、詳しくはしりません)94年のアルバムで、いわゆるニュースクール以降のジャズをサンプリングしたジャジーなヒップホップですね。ジャジーな音はトライブのセカンド等々他にもありますが、ソレとは少しちがうんですよ。
上問答えですが、今回なぜこの盤かというと、個人的にですが今聴きたい、評価したいアルバムだからです笑。なにがちがうかというと全体に非常にジャズなベースが効いているのと、そのパターンが複数であったり、ホーン、シンセ、ピアノ等盤楽器のウアモノのうまい挿入等々の音構成によりヒップホップのある意味弱点である(弱点は長所でもありコレこそが最大の長所でもありますが、ループによる気持ちよさの)単純さをあまり感じずギリギリ?けっこう?演奏による現行アシッド・ジャズに近いもの、相性のいいものになっているのです。 そしてドラムも打ち込みでなくおそらく元ネタの音感を活かしたサンプリングによる゜生音゜なので非常にオーガニックに聴こえて気持ちいいのです。
アルバム通してよりは曲単位で注目したいですが、サイドB(WHY以降)は流しで聴いても抜群ですね。 押し曲として『KEEP IT KOMING』をあげたいです。シンプルながらパーカッシブなドラムにウッドベースのようなオルガン?ループ上に、ホーン、ピアノ等が挿入されるウッディーなジャズナンバー。また抜けるような高音弦ギターにブイブイ、ボンボン、いったウッドベース?が抜群に気持ちいい『3-2-1』。ハービーハンコックをサンプルしている『THE EXTINCTION AGRNDA』も抜群にかっこいいですね。ブイブイなジャズ・ベースに効果的なスクラッチがイカしてる黒煙クールなアッパー。この曲は凝ってますねぇただのサンプリング・ソングとは思えないですよ。コレなんかクラブでかかったら熱すぎですね。この3曲は抜群にイイです。 他にも黒くファンクネス溢れるジャズ・ヒップホップ『WHY』。アップテンポでレイドアウトした爽快な『LET'S
ORGANIZE』。この時代結構使われたネタをつかったローダウンした『BLACK
SUNDAY』。ジャズマターズあたりを感じる『STRESS』等他にも普通に良い曲ありますね。
アシッド・ジャズ等現行JAZZを聴き漁り、昔ヒップホップとして聴いていたものもまた違った視点で聴きなおすと新しい音の楽しみかたができます。ファンクネスがある現行のファンク、ジャズなんかの音と併用がバッチリなグルービー&ファンクネスなサウンドとして楽しめます。 |
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今回は久しぶりのアップということもあり、アレもコレもとチョイスしたいモノがありすぎて困りました。近頃はHOUSE、ドラムンベース、テクノなんかの本来速いピッチをもつ音楽の遅い曲。ヒップホップ上下テンポなダウンビートなんかは非常に面白いですね。また、UK以外のヨーロッパの音。現行は勿論、昔のサントラやまた周辺のジャズ、ボサ、ロック、ファンクなソノテの音もまた最高なものが多いです。現行ニューウェーブも新しい刺激に溢れていて買い漁ってます。オールドスクール期の演奏等によるファンク、ディスコの流れを色濃く残すヒップホップも抜群ですね。勿ファンク、和モノ・・たちも平行して聴いてますが。 今回はフリー・チョイスで今、聴いている(勿論今の時期に聴きたい)モノ、また、今セレクトしておこう、というディスクたちから選んでみました。またチョコチョコ更新していこうと思っていますのでよろしくお願いします。 |