DISK REVIEW
27:2007 BEST
REVIEW BY 2008・02・23

SAMIA: FARAH
GENRE:
STYLE:
RELEASED:1999
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:FRANCE
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COMMENT:
他にないオリジナリティと音の素晴らしさですね。一桁違いの良さです。
フランスからの一枚で、なにはともあれアンニュイでため息、吐息の間のようなボーカルがベリー2スペシャル!。英語でないのも合い合わさって超個性的。ジョージア・アン・マードロウを地下から生まれた個性というならば、サミアは地上の大地から生まれた個性とでもいうのでしょうか。ソウル、ロック、カントリー、レゲエ、ジャズ、ブレイクビーツ、ヒップホップなビートも有りの様々なタイプの楽曲が収録されていますが、音楽性豊かな現代のレアグルーブ感覚溢れるルーツレゲエを核に聴ける感じですね。 ジャマイカ、USには確実にない新しいサウンド。プレイ向き集なアルバムに飽きたところなので、様々な音が詰まっているという面もまた最高。

まずとんでもなく好きなのが、『RIEN NEST ACQUIS』です。唄い始めからたまらないボーカル。ホントいいです。素晴らしい。アンニュイでため息、吐息の間のような唄いまわし。アコースティック・ギターがオーガニックでフルートの音色も大地を感じれて気持ちいい。サイマンデ、ブラックバーズあたりのレアグルーブに通じるルーツレゲエ。そして、アルバムの一曲目である『COOL(ORIGINAL)』はでだしのアフロ/ワールドな倍速リズムからガクッと半分に落ちレゲエになる面白い曲で現代のルーツレゲエなスムース&チルアウトな大地の匂いするけどオシャレな絶品ナンバー。この2曲は抜けて好きです。

他も上(上中下)に良く、歌が素晴らしいビートを打った(ダブ系の太い)シンプルで重厚なベースとストリングスのような音が厳格さもだしている『DE ME MEFIE』も良いですし。ブレイクビーツを打った(ハウス/ダブ系にある)シンプルなベースもよく、途中でソウルの名曲AL GREEN「LET'S STAY TOGETHER」のフレーズをいれる『DE SAIS』はプレイ目線でも良い。ウッディーなカントリー『MA DEVISE』も素敵。ジャズなヒップホップビートを使った軽やかなピアノループ+α上で唄う『EN ARRIERE』は昼間な感じのチルアウトによし、最後にかけてよしの使えるナンバーでしょう。
ヒップホップビートを打ったロック色あるルーツレゲエ『LES JEMPS DIFFICILES』はストロークしたアコギからはいるのでロックからの流れにもバッチリ。唄いだしからたまらない、歌がとても個性的で素晴らしい、ウッディーなベースにサミアの個性的な歌がのる神秘的なクールジャズ『SOUS IN FLVENCE』。ヒップホップなダウンビートを使った、ブルージーで土の匂いする『UN A VRRE COMME UN DOUR』。他どれも良いです。 様々なタイプの楽曲がありますが、ベースに特徴がありますね。ヒップホップ/R&Bのソレとは違い、ダブまたハウス等にある足回りで良いですね。

サミア本人が書いたというジャケットも素敵で、ジャケットもセンス良いと思う大好きな一枚。普通にオシャレな音楽としても抜群でしょう。
 

SMYGLYSSNA: WE CAN FIX IT REMIXES
GENRE:
STYLE:
RELEASED:2003
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:UK
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COMMENT:
07年は電子音をメインに使った楽曲もいくつか手にしました。こちらはUKはロンドンからの一枚で、新しくて面白しろいサウンドというのが一番の選盤理由です。多くのヒトに薦めるというモノでもないとは思います正直。極端にイイというわけではないですが、純粋に音がイイのと、その音が、ノイズ音といわれるようなものや、スイッチ音みたいな電子音たちがオケを作り上げているという実験的感覚で非常に面白いです。(下手すると聞き苦しくなりがちなノイズ、機械音。そのノイジーさのバランスの良さも選盤理由です) 本盤はリミックスアルバムといったフォーマットですが、似た、チョット違いの曲集でなくそれぞれがクオリティー高く、違った音ですが、ひとつの意思による一枚という感じで普通にアルバムとして良いです。

基本的にヒップホップな感覚で聴けるものが多く、シンセ音を使ったエレクトロミュージック、そしてトリップポップといわれるような楽曲としても抜群な音を聴くことが出来ます。 深く゜静な感じ゜のピアノが心地よいエレクトロ/アンビエントなダウンビート『FOAMING PRAIRIE(SIXTOO REMIX)』なんて聴いててリラックスできてとても好き。ボーカル入りの『TEA WITH ANGELA(FUJIYA&MIYAGI REMIX)』も普通にバランスよくブレイクビーツ使いで好き。また、『FRACTICAL PRACTL(SMYGLYSSNA REMIX』、『WE CAN FAKE IT (BOOM BIP REMIX)』もヒップホップビートで電子音オケのエレクトロで面白好き。上記は結構どこでもいける音なんじゃないでしょうか。  また、アップテンポなメガミックス的ハウス文脈のエレクトロ『WORK SHALL BE ABOLISHED(SOFT PINK TRUTH REMIX)』もそのままでもいいけど、ピッチを−10位下げてダウンビートと捉えてもいい間違いのない音。他には、バラードじゃないけど、アンビエント/アブストラクトな楽曲もあります。 他有り全8曲。どれも基本皆良いです。

今回は総合性でこのディスクを選びましたが、電子音を使った楽曲を聴けるものとして名の知れるところではDJ VADIM、メジャーフォースなんかも良いモノありますね。DJSHADOWの1stのヒットチューン以外の深い音好きな方なんかイイと思う音だと思います。
GIRLFRENDO: SURPRISE ! IT'S GIRLFRENDO
GENRE:
STYLE:
RELEASED:1999?
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:SPAIN
LABEL:
COMMENT:
スウェーデンからのクロスオーバーな新しい音。 実に良いクラブサウンドも取り入れた楽曲を聴くことができます。一般にはポップ・ロック・バンドということになるようで、確かにアルバムとしてはポップなスウェディッシュ・ロック(フレンチ・ロックな響きです)が核になっています。ネットで見た感じではやはり、ほぼオシャレでポップなこちらを押しているのですが、聴点が違いますね。ここではやはりというかクラブを゜通過した゜ヒトの聴きかたでのレビューになっています。

曲単位で注目して欲しいです。
まずはクラブがどうのという曲ではないですが大好きな曲。自分でギターをコピーしてみたりもした、ストローク&アルペジオのアコースティク・ギターが最高に気持ち良く、マイナー調でアンニュイなグルーヴが大好きで、スウェディッシュなセリフと歌が切ない『LOSE YOUR FACE』がたまりません。  そしてクラブ目線での目玉としてはこの曲、(正確には2曲)になりますね。ビョーク「MY SPINE-EVETYN GLENNIE」にも通じるワールドミュージック、民族音楽ともとれる子供達のはしゃぐ中歌っているような短い『KISSES IN THE NURSERY』から続けて入る『GIRLFRENDO SOUNDSYSTEM』はまんまこの流れでかけたいインスト・ミディアム・チルアウトな絶品サウンド。ダブな太くシンプルなベースにパーカッションが気持ちいいダブ色あるオーガニックなクロスオーバー。DJKRUSHのユニット流「SONG FROM THE FAR EAST」あたりと並ぶ、上行く気持ちよさ。  短めですが、ブイブイなベースにエロかわいいスウェディッシュ・ボーカルが新鮮なブレイクビーツ『HALLELUJAH』も良い。一変しアッパーなロックで、カッティングしたギターにブイブイいったベース、女性ボーカルがSO COOLな『HOMEWORK』も最高。こういうノリ最近凄くしっくりきます。  また、打ち込みビートをつかったかわいくラストあたりに聴いたら良いシンセが漂うPOP/R&B『CRUSHED』も中の上に良い。この辺りの音はシャンプーにもあるんですよね実は。気持ちいいのが。

アルバムとしては、確かにポップなガールズ・バンドですかね。あまり知りませんが、タトゥ、アヴリル・ラヴィーンなんか近いのかな?シャンプーなんかも。ガール、メンズボーカル、または混合だったり、ボーカル・スタイルは色々ですが、ポップなスウェディッシュ・ロックが大部分を占めているのも確か。 音は皆上質です。『SAD BIRTHDAY SONG』なんかは語り弾きでチルアウトにもいい気持ちいいグルーヴがありますね。

あと、サウンドとしてはクラブの匂いがするポップなニューウェーブ・サウンドとも共通するモノあるでしょうね。 ちなみにこの盤旧譜じゃないです。ジャケが昔のジャズやサントラっぽいけど。クレジットはないですが1999年辺りのもののよう。
UA: BREATHE
GENRE:
STYLE:
RELEASED:2005
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:JAPAN
LABEL:
COMMENT:
ある種究極に好きかも。音の質感、使われている楽器(音色)がいい、詩、歌がいい、唄いまわしが素晴らしい、音のトーン、グルーヴ感が合う、なによりオリジナリティーがあり面白いという。当サイトではかなりヘビーローテーションでチョイスされるスペシャル・フェイバリットなアーティスト「うーあ」。数ある彼女の作品中でも飛びぬけて一番好きなアルバムです。とにかく深いですね。まず売れる音ではないと思いますね。(売れない音というのは自分にとっては相当な褒め言葉です)他ではまあ、聴くことのできがたい特別な音でしょうね。サウンドとしてはアブストラクトでアンビエント、そしてワールド、民族音楽な感覚があるアルバムですかね。

゜ここにきて゜、ウーアさんの唄いまわしもホント素晴らしい。これは声質が、ソウルフルな、とかいう問題だけではなく、声質を踏まえた上での唄いまわし。音の捉え方というか。普通ではないですね。相当個性的。最近の彼女を知らない方はイメージできないと思いますね。この感じ。日本詩、英詩半々ぐらいの割合です。


音の泉のごとく実に様々な楽器が使われており、なかなか聴くことのできない音色がたくさんあります。*一部楽器の簡単な詳細は下記を参照ください。本当にスペシャルな楽曲が多くあります。
『MICHI』。この曲は、クラシックギターの温かみのあるローな演奏。ダックスホーンの動物の様な音。ストリングスのローで優雅な感じ。中盤の水が滴る様な音。。この曲はほんとイイ。ウーアのコノ唄いまわしにオケの音。万人にという音ではないでしょうが、個人的には、ある種究極に好きな音なのかも。自分で曲を作るとしたらこんな感じのものになるだろうというのを細かくは違えど、ある種形にしたような曲ですね。 そしてオケとしてはこちらの方が自分の作りたい音には近いであろう『NIJI』。ドラム部になるクリンのパーカッシブでかわいい木琴にも通じる不思議な音色、クラリネットの素朴であたたかい音色や様々な音たち。童謡にも通じる感じ。この曲はメジャー・フォース「CUP OF TEA」→UA→大貫妙子「カイエ」の流れでテープにとってみたことあります。また『TASOGARE』の、このパーカッシブだけど、コンガとかじゃない民族音楽の様な足回りには。。まいりますね。いいです。実に。ピョコ2した電子音もはいり、エレクトロ感覚もありますが、他の様々な温かく素朴な音たち。 これもまたやられた。。パーカッシブでバタバタした民族的な足回りに浮遊するシンセ音?にピアニカのような素朴であたたかい音。沢山の音たち。青柳たかしとのデュエット『BEACON』も素晴らしい。 エレクトロの要素もはいったクラブを通った音で、やはり唄が最高『MOSS STARES』。この唄いまわしでの唄い入り方といい、素晴らしい。これらの曲はホントに特別好き。  また、最後の曲゜森゜『MORI』は黄金の緑へ続いているのでしょうか?メランコリックな鍵盤楽器の温かい音色にダックスホーンの動物の鳴き声。いつの日にかみんなが、世界のみんなが笑う日にお陽さま、とりたち、そして人間が゜と現状をみての悲壮感がうっすら漂う希望『MORI』もメッセージも素晴らしいのはいうまでもなく、内容が分からなかったとしても純粋に音として好き。他収録曲も見事。というか全て桁違いに好き。

結構アーティストがたどる道として、ある程度いくとアブストラクトでスピリチュアルな世界に一度は入るような気がしますが、マドンナにしても『RAY OF LIGHT』がとても素晴らしく、宇多田ヒカルにしても全米デビューアルバムがアブストラクトなサウンドにいっていましたよね。いずれも好きですが、ただ、その到着点がウーアは何回りも違う。。  正直ざっと聴いていた感じでは1年前辺りからはまっていたビョーク、そして大貫妙子さんに似てるところがある、と思っていました。確かに相性はイイと思います。ただし、別ものですね。これは。よく聴いてみてソウ思いました。

アルバムは全面に内橋和久氏がプロデュースをしています。只者じゃないですねこのヒト。 
これは好きとかいう前に嬉しいです。正直。それは、こんなに個性的な音があり、それが同じ国、日本語でもあり、ウーアという詩の内容も存在じたい魅力的な素晴らしいアーティストがいることが。 ダンスだったり、ポップス、HIP HOP、 ロック、ジャズ、クラシックだったりと様々なサウンドが溢れる世の中、ジャンル云々なしに、「ああ・・。音楽っ。。」て感じします。*念のため基本踊るというような楽曲はないと思います。

*使用楽器を参照のためにもいくつかのせておきます。クリン(アフリカの打楽器)、ダックスホーン(アヒルのような音がでる楽器)、アコーディオン、クラリネット(吹奏楽器)、タバス(吹奏楽器)、チェロ、アコースティック・ベース等々。
MERRICKS: THE SOUND OF MUNICH
GENRE:
STYLE:
RELEASED:1997
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:GERMANY
LABEL:
COMMENT:
ドイツ産の新しいディスコのサウンド。アルバムとしてはYMOの流れを確実に感じます。
しっかり腹式でしょうけど、非常に力の抜けた、(コレ自分で唄いまわしを試してみた結果感じました)アンニュイでせつなめ&セクシーなフレンチ(な)女性ボーカルがたまらなく、胸キュンかつダンシングな曲が好き。様々な要素を含んでますが有りそうでなかった、ともかくなかなか聴くことはできないであろう音。

なにはともあれフレンチなボーカルがのったディスコ・サウンドがとてもいいです。 英語でない女性VORがアンニュイで、なんともいえなくせつなく甘酸っぱいミディアム・ディスコ/ソウル・クロスオーバー『STERNZEICHEN JUNGFRAU』。この心にクル感じは普通じゃないです。ピンクレディーからマドンナそして、その流れでつないでミックスしてみた時もあります。せつなさ&ストロベリーな歌がやはりとてもイイ疾走するディスコ『DISCO DANDY』も大好き。 『DIE ERDE MUSS SICH DREHN』もやはりボーカル。せつなく、アンニュイな感じがクル。ヒップホップ/クラブ目線ならこの曲がメインの押し曲になるでしょうか?ビートの効きもアルバム中一番。BONY.M「サニー」とも同じ味を含んだストリングスも効いた『CIAO CIAO DISCO』。途中でカットインして坂本龍一のエレクトロなディスコ/ガラージ「FIELD WORK(LONG LONDON MIX)」にってもいいですね。またトランス、ユーロビートとのきっかけ君にもバッチリ『SCHWABING GIRLS』もクールなフックのボーカルにメロでのキュートな歌もいい感じ。曲調は別として適度な展開があるのでこれはかけやすい曲でしょう。

他の収録曲も皆いい音です。ボコーダーをつかったYMOの流れを感じるもの、バラードとは言わないだろうがクロスオーバーなスロー、他。何かと比較するなら音としてはピチカートあたりとは共通する゜部分が゜あるサウンドにはなるでしょうが、核がディスコ。  ディスコを中心としてますが結構様々な音があるところも素晴らしい。YMOでは好きではなかったボコーダーを使ったコミカルなボーカルもこのディスクではバランス良くて良いです。音はポップです。

レビューしていて気が付いたのですがアルバム全体に、ノリは違えど、昔すごくハマッていたメロコアに通じる甘酸っぱかったり、せつなかったり、疾走する感じとか、青春を感じる音なのかも。青臭く輝かしいあの素晴らしい日々といった感じの。  *ドイツ語なのかもしれませんがこの種の響きをフレンチ゜な゜とさせていただいてます。
WE ARE SEXY: PINK LADY
GENRE:
STYLE:DISCO
RELEASED:1979
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:JAPAN
LABEL:
COMMENT:
最近、TV等見ていると気になる、「唄いまわし」。 少し前の日本では゜日本語での゜ブラックミュージックの唄いまわし(演歌でいうコブシの様な)ができていなく、ただのポップスになっているものが多かった様に思います。逆の歌はいいけと音がというのも有りで。近年ではほんと、音を唄いこなすヒトが多くなってきている感じします。アイドルでさえ。(まあ、ものは言い様で、ただアメリカのソレになったということとも言えますけど・・・長くなるのでココでは言及しません)

日本産ディスコは数こそたくさん聴けますが、音とボーカルのバランスが良く曲として良い(声が前にですぎていたり、歌謡曲の色が強い、ディスコというより、ポップスというような、また、音が細くない等々)ものは結構少ないと思います。その面でもこの一枚は素晴らしく、しかもアルバムとしても素晴らしいです。  ピンクレディーはこれまでにも数枚買ってきました。当サイトでもSIR DUKEのカバーを取り上げましたし。07年は結構長い間探していたUSデビュー盤『PINK LADY』も手に入れることができ、そちらもとても素晴らしいのですが、個人的にはこのアルバムのほうが上ですね。何が良いのかといえば、やはり、日本語ということです。オリジナリティー云々は置いといて、音としての良さ、サウンドと歌い手の日本語での歌いこなしが実に素晴らしい。今のR&Bなんかよりずっとグッとくるとも思ってしまいます。海外盤と普通に並べてかけられる様な音。

ではこのディスクのレビューに移りたいと思います。 このアルバムは世界のヒット曲を歌うカバーアルバムです。まず感じたのが、゜セクシー゜だということですね笑。「WE ARE SEXY」というタイトルだけありますね。また楽曲チョイスが良いのと、スタジオ録音なので音がいいです。ここでは特に誰のカバーということは抜きにしておきます。  やはり最大の聴きどころはなんといっても日本語で唄う楽曲でしょう。
日本語での詩と胸に届く様なセクシーなボーカルが非常にマッチしていてたまらなく良く、音、ボーカルのバランスもバッチリなディスコ・サウンドが最高な『DA YA THINK I'M SEXY?』。大好き。『KISS IN THE DARK』もボーカルとサウンドがバッチリでセクシーな唄いまわしも最高 これも有名なディスコですが、日本語でのハマリッっぷり、ディスコでダンシングな詩も素晴らしい『I WAS MADE FOR DANCIN'』。そしてこれも有名『LAST DANCE』。軽く哀愁感もあり良いですね。これらはセクシー&ダンス&歌な詩の内容もバッチリでとても2好き。

ブイブイなベースラインもかっこいい英詩のディスコ『STAR LOVE』。またメドレー曲もありよくある失敗ではなく音も太く曲も良くバッチリ。『BOOGIE WONDERLAND』、『HOT STUFF』とか入ってます。曲単位長めで結構一曲ずつ聴ける長さも嬉しい。またこのレコードを買うきっかけになった『マッカーサー・パーク』も嬉しいことにドナサマーのライブバージョンでの「MACARTHUR PARK」→「HEVEN KNOWS」の流れもそのままでのカバーです。12分という壮大な曲。迫力、曲の良さとしてはドナに違いないところですが、そこはやはり、違う良さがカバーの魅力。演奏も細かく色々違いますし、可憐でセクシーなボーカルも○。他収録も良い。

ディスコにも色々な音がありますが、直でディスコということばがピンとくる感じで、イケイケなディスコ。けして゜恥ずかしくはない゜音。やはり、ドナサマー辺りのディスコと最高に相性がいいディスコ・サウンドを堪能できます。オリジナルアルバムには手を出したことがないのですが、このアルバムがとても素晴らしいのでチェックしてみようという気になりました。
STOCK,HAUSEN & WALKMAN:ORGAN TRANSPLANTS VOL.
GENRE:
STYLE:
RELEASED:1996
FORMAT:LP+7INCH
COUNTRY:UK
LABEL:
COMMENT:
まるで色彩豊かな現代アートを゜聴いている゜かのようなクリエイティブな一枚。ネットで軽く見てみた感じでは評価されるところではかなり評価されている盤のようですね。あと、探そうとしてもなかなか見つからない1枚なのかも?(少なくともレコードでは)

一聴、二聴では何がどうなっているのか分からない様なアルバムですね。ハウス、ドラムンベース、ロック、ラウンジ、ポップ、ジャズ、ボッサ、ロカビリー、ワールド・・と様々な要素を゜消化した゜音、そして構成がありますが、軸にある60、70年代のヨーロッパのサントラ周辺の音、そして確実に感じ取れるクラブ感覚ということですかね。コラージュ・ミュージックという捉え方をされてもいるようで、確かに曲単位で見ても様々なジャンル、音の要素が絡み、時には挿入され、複雑です。あえて細かく言及すると、、大まかですが、昔のヨーロッパ周辺サントラを軸とした様々なクラブ要素もある音の先導者、主軸に様々な音、楽器がうまく切り貼り、足し引きされて曲が作られているような感覚ですかね。こういうのをDJ的ミックス感覚とでも言うのかもしれませんね。いわゆる普通の一曲としての作りでないです。   アルバムとしては、収録曲それぞれ違う音なのに流して聴いてしまうと、曲の入れ替わりが分からないほど技巧を凝らした、また一貫した、ある種の音してます。 モノによってはノイジーで聴き苦しくなることもおおい、電子音やノイズ音も音としてうまく使いクオリティーの高いサウンドとして成り立っているのもポイント高いですね。

いくつかとりあげてみようと思います。
まず、でだしの『OPEN UP』『SCHWEITZER』の2曲で一曲としても捉えられる1、2曲目が面白いでしょうね。つかみはOKな始まりの良さ。『OPEN UP』の複雑な音のコラージュの後『SCHWEITZER』へそのまま入っていきます。(この曲だけ細かく解説しておこうと思います。他の曲はこの解説で感じを組んでくれればと思います。)セリフからレコードを手で早回転させたようなはじまりをし、チェンジアップしハウス方面なグルーヴそしてドラムンベースの様なベースラインが時に強まり、時にベースのみになり、それまでの流れを総合したようなグルーブになったり鳥やら、動物らしい鳴き声が入ったりする。と一見せわしないようでまとまっている実に面白い曲。  そして、チープなハードバップを軸とした『HONEY』もかっこいい。靄が晴れるようにハードバップとボッサに揺らめくパーカッションが効いた『WUNDERBAR』も良い。『LIPGLOSS』、『SAWDUST』の様な60、70年代サントラにあるようなジャズ/ボッサを軸とした曲も良いです。

レビュー中気が付いたのですが、大まかにA面、B面で作り、音が違います笑。Bサイドは割かし、複雑なコラージュ色は薄まり、クラブの要素が濃くなっていますね。基本はBAR、ラウンジ向きなのかもしれないとは言いつつも、そのBサイド方向の音からは、ジャズ/エレクトロのプレイにもいけそうなアップストローク・アコギにビートもバッチリ、アブストラクトな『UNLUCKY』が一番フロア向きで良い。ビート感も強く抜群です。『M.F.I』もエロいというかアノときの言葉が入ったジャズ系ブレイクビーツとしても抜群に素晴らしい。だれかのミックスに使われていた(同ネタのサンプリングということもあるかも)。また、3回り位変わったダウンテンポのブレイクビーツとして使っても非常に面白いだろう『HEMLINE』はジャズ、ダブ、クラブ、エレクトロがキーワードになるような曲。セリフ、ヒップホップビートからはじまりアブストラクトに展開されていく『VTOL』もきっかけ君としてやはりチェックしてしまうでしょう。他もあり。

そのほかには、特定できませんが民族色ある吹く?弾く?楽器を使った『BYPASS』。『PETAL』、『BOATS』も面白いですね。それぞれ今回セレクトしたUAとも併用できそうなワールドな好物サウンド。ミックスCDの最初になんかバッチリな『FISH FINGER』。特別取り上げなかった曲も様々な用途で使える、どれも面白い音。

相性としてはビョークや今回紹介しているようなクロスオーバー/ニューウェーブのものや昔のヨーロッパサントラ周辺あたりのものとなら難なく世界をつくれるのではないでしょうか。そう、ビョークはこんな音のほうが相性いいはずですよ、エレクトロ系統のクラブサウンドより。だいたいソノテの流れの展開期の一曲として使われがちですけどね。。。  昔の音のようで最新のサウンドという感覚もありますね。ジャケも最高。普通にオシャレなサウンドとしても聴けるでしょう。*尚当盤は12inchと7inchでの2組セットでのアルバムです。ドイツ産。
MILD EUPHORIA: LET'S DISSOLVE
GENRE:
STYLE:
RELEASED:2001
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:SPAIN
LABEL:
COMMENT:
高品質なとても素敵な音楽。相当オシャレな音楽だと思います。ただ、それだけで済ますのはもったいない。ジャズ、フュージョン、クラシック、アンビエント、ときにはエレクトロを゜消化した゜音。またロックもあったりするクラブ世代にも気持ちいいグルーヴを感じ取れるディスクだと思います。数種のシンセ、ピアノの奏でるハーモニー&ギターの音色に溢れていて、春の早朝なんかに聴いたら倍増しで抜群そうな音でもありますね。スペインからの心地よい極上癒しディスク。

なんといっても『JOYFUL』の素晴らしさ。これは飛びぬけてイイ・・・。癒しなクールダウン、チルアウト、美曲の決定版といいたいぐらい最高レベルの良い音だと思います。マリンバの様に美しく気持ちいい響きのピアノ、数種の鍵盤楽器(ピアノ系)の奏でるグルーヴ、オーガニックなアコースッティク・ギターのバック。素晴らしい。ビートはないです。  他も皆上質な音楽ですね。2本のギター、クラシックギターとアコースティックギターのみで奏でるオーガニック&ウッディーで気持ちいいクラシカルな『KNIGHT'S CASTILE』。おそらくシンセであろうけだるめで厳格な2本のフルートのような吹奏楽器がメインの『STAY TUNED』もやはり注目してしまいますね。 短いイントロシンセサウンドなのでしょうけど重厚さと厳格でクラシカルな一曲目『ONE DAY IN COLOUR』からの流れも良いシンセピアノが奏でるジャズ/フュージョンな音色が良い軽快&ブルージーさ?のある『MORNING WALK』も実に良い。 ビョーク、MONOともつなげられる輝く無数の宝石の欠片がキラキラ囁いているような神秘的な音にして、妖しく、幻想的にはじけるピアノ。長めの曲で後半からはジャズなベースが入ってくる、ビートをのせたらドラムン・ベースなグルーヴ感覚『LET'S DISS OLVE』も素晴らしい。サウンド・ヴォリューム大で聴いてみてほしいですね。 また、アメリカン・レストランまたは陽気なロックのラジオ・ショーでかかってそうなチープなロック『LESTER LEAPS IN』もけっこう好き。 イメージとしては太陽の日差しが気持ちいい快適な早朝、春。ジョーシンプルとブラック・バーズな気分ソウルフルな『DELICIOUS PIE』も捨てがたい。紹介した以外も皆良いです。ジャケットも最高に好き。゜基本は゜インスト&ビートなしです。

*余談ですが、とても2音楽性高く、抜群の音、ハーモニーですが、よく聴くと基本的にシンセとギターのみで作られている感じします。{最近シンセ購入したのでどの程度の音は可能か(想像も有ですが)多少わかるというのがあります}それだけシンセには可能性を感じるなと思いました。
   JAZZANOVA:...MIXING
GENRE:
STYLE:
RELEASED:2004
FORMAT:CD ALBUM
COUNTRY:EUROPE
LABEL:
COMMENT:
 去年DJミックスに関しては数こそ相当聴きましたが、良いミックスにはなかなか出会えませんでした。そんな中、沖野修也氏著書「DJ選曲術」で紹介されるミックスCDは、DJMIXというフォーマットで個人的に未知のジャンルの素晴らしい内容のものが多く、5、6枚(現在8枚)は聴いてみました。その中でも前回アップしたKRUDER&DORFMEISTER「DJ-KICKS」とドイツからのジャズ、エレクトロシーン重要人物ジャザノバによる『...MIXING』は特に良いと思います。

あくまでフォーマットとしてはハウス、クラブジャズ等のエレクトロシーンのミックスになるでしょうね。
内容はやはり、一言でいえばエレクトロ。ただし、重要なポイントとして2つ。まずは、実に多種多様な音が1枚の選曲に詰まっているところ。ヒップホップ、R&B、ブロークンビーツ、ダンスクラシック、トリップポップ、オーガニックな生音楽曲、アバンギャルドなエレクトロサウンド。これらの異なる音、ビート、ジャンルの楽曲たちの共存に違和感というものを感じさせない。ふたつめは、ジャンル、音云々の前に選曲そのものが実に素晴らしいということです。

もう少し詳しく解説してみたいと思います。では、選曲がどう凄いのかという点ですが、正直かなり聴いてみても構成がどうなっているのかよくわからない、先が読めない、という感じなのです。意識的にソノ気で聴かなければ把握できない様なミックス。らーめんにしても一口でその味構成がわかってしまうようなものはあまり〜というのがフと頭をよぎりもしました。 まず、非常に曲と曲のつなぎがうまい。「DJ KICKS」では゜生き物のように展開していくミックス゜と表現しましたが、これは、曲単位で見ても、゜そういう曲展開をする曲とでもいうような選曲の連続゜という様なミックスなのです。見事すぎる選曲、構成、つなぎ、こういうのを見事なミックスというのでしょうね。コード進行を理解しているとでもいうのでしょうか?。

自身の楽曲も数点いれ、基本2000年以降のモノを収録し。旧譜からは1995年のBAHAMADIA『UKNOWHOWWEDO(SKI REMIX)』、1982年のダンスクラシックスが見事に入っています。ヒップホップなミディアム・テンポのJAZZY・R&B-JILL SCOTT『ALONG WALK(A TOUCH OF JAZZ MIX)』から世界がはじまるのですが、ヒップホップビートからアッパーなブロークンビーツ〜と変化していく各テンポチェンジも聴き所。 BAHAMADIAにしても曲単位で聴けば結構シンプルですよ、まあ見事にミックスされてます。ヒップホップ好きとしてはネタとしても有名なガラージ・クラシックUNLIMITED TOUCH「I HEAR MUSIC IN THE STREETS」のベースラインを使ったTHE QUEST FEAT.ROGER ROBINSON『ATTICA BLUES REMIX』がオッときますね。  クラブヒットという様なものはあるものの、ヒット曲で聴かせるタイプのものではないと思います。純粋に上質な音による世界を楽しめます。あとプレイ向きな曲で作られた、クラブなディスク。

昔からそうでしたが、ミックスにはひとつのジャンルに、ひとつの音上に、焦点を絞ったモノも新しい音の刺激としては興奮しますが、既に音の解釈が決まってしまっている曲をそのままの解釈で全て作ってしまっているものはつまらない。そのDJの解釈によるヒップホップであったり、ソウル、ジャズであったりとその幅が広ければ広いほど興奮します。追求すれば、ミックスにしても曲にしても、自分でつくるしかない、ということになりますけどね。。。  *「DJ選曲術」からは他にもDJKRUSH「CODE 4109」なんかも実に刺激的で重要な一枚ですが、こちらはいずれまたレビューしたいと思います。
 
 MARBLES: PYRAMID LANDING(AND OTHER FAVORITES)
GENRE:
STYLE:
RELEASED:1997
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:US
LABEL:
COMMENT:
 基本近年のロックです。
これはチョット悩みましたが、最後にベスト入りしました。ワールドミュージックな匂いのするロック。この盤は今回セレクトした中では少し異色ともいえるかもしれません。実に様々な楽器を使っています。特定できませんが、鈴、トライアングル系のチャン2、シャン2、ベル音、ピアニカ系、水の音等々入っていたり、ドラムまわりが太鼓、パーカッション、拍手だったりします。チープな感触の音色が良く、身近にあるものを使い作ったホームメイドな感じがプンプンして好き。自宅録音だそうです。

『SWIMMING』。これがこのディスクを選んだ全てといってもいいのですが、実にいいんですよね。水の音とゆったりしたアコースティック・ギターの音色が心地よく、チープなパーカッションもいい味してる。のんびりした歌もいい感じ。ロックというよりはワールドミュージック/チルアウトといった感覚の音。  他にも、極端にいいというわけではないかもしれませんが、実にいい感じの小品がまだまだあります。
鈴の様なチャン2シャン2いった音に太鼓、エレキギターと民族音楽のようなロック『DEATH MY BRIDE』もいいですね。アコースティック・ギターに小太鼓?、カスタネット?に歌がはいるチープなロック『PYRAMID LANDING』も陽だまりの匂いがして好き。ジャボ2した水の音にアコギ、エフェクトかかったギター?トライアングル?という『BOTTOM OF THE SEA』もロック/ワールドミュージックな感触で実にいい。ボンボンいったベースがかっこよくトッポイ感じの『HIDDEN CURTAIN』もいい。モッズとでもいう感じなのでしょうかね?『PLAY/FAIR』も木琴系の音色にシャンシャン、チャン2したワールドミュージックな感じで良い。他も普通に皆上質な楽曲ですね。 この感じの音は今回セレクトした他アルバムの中にもチラチラ見えたりしますね。

ジャケットがまた実に素晴らしい。高センス。今後もっと好きになっていきそうな一枚です。今回唯一USからの盤
 
 KANDIS: AIRFLOW
GENRE:
STYLE:
RELEASED:2002
FORMAT:LP ALBUM
COUNTRY:GERMANY
LABEL:
COMMENT:
 このアルバムはヘッド・フォンでなくオーディオから聴くと最高に気持ちいい。なぜかヘッド・フォンでは良くないんですよね。使用ヘッドフォンはAUDIO TECHNICA(ATH-PRO5 MS)ですが音がよく、低音も良く効いているからだと思います。その低音がこのサウンドの肝なのかもしれませんが、゜低音をあまり効かせずに聴くのが好き゜。*レビューは゜低音が効き過ぎない環境でのもの゜になっています。 マリンバな音が気持ちいいケンイシイ『REFERENCE TO DIFFERENCE』とかなり悩みましたが、ヒップホップに近いピッチでノリがより合うこちらを選びました。アンビエント感覚でリラックス・タイムに抜群に良いです

電子音、ノイズ音であったり、レコードを逆回転させた様な音、針がずれた様な音や日常環境様々な小音が、音として全体に敷き詰められているところもいいですね。サウンドとしては、アンビエント アブストラクト 幻想的 深海系 ダブ エレクトロニカというような言葉がキーワードになるような音。 ジャンルでいうならハウス/テクノ/クロスオーバー辺りでしょうか?幻想的なシンセ音を使ったエレクトロでミニマルなサウンドを聴くことができます。 全編基本的にはスネアはない、利いていないです。

このアルバムも曲単位でレビューするようなモノでもない気がしますね。それぞれ違う音ではありますが、皆、エレクトロでアブストラクト。そしてアンビエントな心地よさで幻想的。そして様々な小音達。どれも皆良いのでここはとりあえず、クラブ方面候補にもなる様な曲を中心に取り上げてみようと思います。  バランスよいスネアもはいりビート感も強めで民族色あるミニマルなエレクトロニカ『POINTS』はバッチリ使えますね。まあこの音をかけられる流れはそう簡単ではないでしょうが。また、エレクトロでダブ。フランソワKが連想されるアルバム中一番既存ジャンルに近い音『VIEREINHALB』。ただし、ドラムでの゜ビート゜はなしです。小音がパラめくアンビエントなドラムンベースという゜様゜な『FINGERS』。 

あと他の曲もチョット取り上げてみます。音感が好きな四つ打ちバスドラとシンセが幻想的で水をきる?様な音やら日常に溢れる電子音が耳心地良い『RADIOPLAY』は良いですね。また、弱い足回りも良い感じの幻想的でかわいくて、のんびりした日常、春先の朝日上る前の薄青い時を切り取ったみたいな『WALTZ』。なごめて好きです。唯一のボーカル・トラック『AIRFLOW』は浜崎あゆみの(ダブ)/エレクトロ「END OF THE WORLD-7"MASTER REMIX」が頭をよぎる、ビート有り(スネアらしいスネアはなし)のミディアム/エレクトロ。全9曲です。

選盤理由はこのテのサウンドが、個人的に新しく面白いということが一番ですね。勿論ノリが合うというのも重要なポイントです。今回とりあげたSMYGLYSSNA、STOCK,HAUSEN&WALKMANなども電子音、ノイズ音を使いエレクトロというキーワードも合いますが、核がそれぞれ違いますよね。他にもこの「AIRFLOW」と並ぶ様な種の音もってますが、アルバムとしての良さ、純粋に音としての良さ、全体のバランスの良さが一番イイということで選びました。全体としてはフランソワKがかけ゜そう゜な音かも。あくまで゜そう゜なというのがポイントですけど。ドイツ産。
 
 
 やはり、このふたつははずせないディスクです。こちらの2枚は前回26: FREE CHOICEにてレビューしましたので参照ください。
超個性の魅力ニューウェーブ/クロスオーバーのMONO『FORMICA BLUES』。
優れたDJミックスであり、個人的にはリラクゼーション・ツールのひとつMIXCD-KRUDER&DORFMEISTER『DJ-KICKS』。
 
 今年も年間ベストをやろうと思います。この2年近くは新しい音の旨みを多く発見でき、夢中に食べ漁り、最近はそれぞれを掘り下げている感じ。このところ自分でいいと思える方へ一直線だったのですが、また名盤、評価されているモノにも改めて惹かれてます。「06年BEST」は再注目した、新しく開拓した、集め始めた音の入口、象徴であったモノも選びました。07年版はそこ2聴き、その中でも頭何個か飛び出ている゜一桁違いのイイ音゜というものになったと思います。

盤を11枚。DJミックスを2枚(内2枚は旧レビュー)選びました。去年の入手盤から選びましたが、まず選盤が結構大変でした。そしてソノ音のレビューもまた大変笑。結果相当数の音を聴き直すことになりました。選盤の決め手は゜刺激゜です。  去年は個人的にクラブ・ジャズ/エレクトロ元年とでも言うべく相当聴きました。ジャイルスのイベントにも行きましたし。また、ヒップホップ、R&B、SOUL、 FUNK、ROCK・・・旧譜、名盤、マイナー問わずかなり購入しました。そういえばラテンも結構手を出しましたが、未知なる新しい刺激が一番効きました。その中からのセレクトという結果になりました。それにしても、ヨーロッパ多かったです。セレクトにも表れていますね。意識的にではないのですが、元々、濃い、哀愁、明るいよりは暗いサウンドが好きというのと、結構手付かずだったこともあり、゜その゜音を求めた結果、ヨーロッパのディスクを多く買っていました。フレンチな唄いまわしにはホンッとやられました。

゜ジャンルの縛りを抜け出して゜やっと本当に好きな音、結果センスいいと思えるジャケも゜付いてくる゜様になった気がします。ここにきてようやく行き着いてきた。やっぱり゜アートでクリエイティブなもの゜好きだなぁとか改めて思いました。 正直色々な意味でクリエイターには教えたくない、気が付いて欲しくない様なディスクばかりですね笑。  あまり一般には知れ渡っていない様なアーティストが多く占めていると思いますが、楽曲自体が普通でなく、また、確実にクラブカルチャーを感じる、通過したネクストサウンドが多いと思います。それでは2007年BESTをお楽しみください。
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