コンサートレポート
管理人の視点から書き残したコンサートの記録です。
2008.6.1 真清田神社 参集殿にて
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去年に続いて2回目に引き受けた、今回の起工業高校同窓会のパーティ演奏。今日は朝からこの本番に向けての練習をしていたので、もう本番を終えたような疲労感の中臨んだ本番だった。でも、初めてで様子がわからなかった去年と違い、段取りは明確だったし、今年は着替え室も遣わせてもらえたし、ピアノの配置を去年と変えたせいか、去年はバランスが悪くてマイクを使ったけど、今年は必要なかった。2度目ともなると、同じ仕事も内容がバージョンアップされるみたい(笑)。
去年はラテンパーカッションを招き、リベルタンゴ、ラテン・フィエスタ等コンサート向けの派手な曲もプログラムにあった為、パーティの後半は我々の周囲にどんどん人が集まったが、今回は完全にBGM向けの曲ばかりだったせいか、パーティ終盤までそういう状態にはならなかった。しかし最後に演奏した「ダニーボーイ」の時には周囲に大勢人が集まり、手が届きそうな場所からじっと見られての演奏は、さすがにちょっと恐かった(苦笑)。そういう位置から聞かれるコンサートは経験しているけど、この近さで立って聴かれるのは始めてだったかも。でも、本当に楽しんで聴いてもらっている様子は私たちにも良く伝わってきて、それが嬉しくて演奏に熱が入る部分もあった。パーティ演奏もいろんなところで経験してきたけど、間近でマジマジと聴かれて多少恐くても、楽しそうなお客様の様子がダイレクトに伝わってくる中での演奏が、やっぱり一番楽しい。
確か去年も笑わせてもらったのが、我々を紹介する時の「不破皓とB.B.Q.」という呼び方。まあ、不破氏自身が同窓生として参加するこの同窓会なので、この場でそう紹介されるのは当然なのだろうけど、まるで「内山田洋とクールファイヴ」みたいで、この古めかしい呼び方には何度呼ばれても笑ってしまう。
今回は「リクエストしてもいいか?」との声がお客様から上がった。楽譜なしでは演奏できない我々には、その場でリクエストに答えるなど不可能。ただ、去年は「川の流れのように」などもプログラムに入れていたが、今年は「上を向いて歩こう」を入れたものの、ボサノヴァにアレンジして全く別の雰囲気に変えたものだったし、今回は歌謡曲らしい曲が全く入っていなかった。5月2日のパーティには歌謡曲はふさわしくないと思って案が挙がっても却下したけど、この起高校の同窓会には何曲かあった方がいいのかもしれない。今回はその気配りが足りなかった。リクエストに出されたのが「千の風になって」と「夜霧を今夜もありがとう」。まあ、音楽的に我々には受け入れられない曲もあるけど、来年もまた演奏を依頼された事だし、次回は歌謡曲も何曲か入れる事を検討しなければ。