ペットボトル乾燥器
1、作り方 |
2、科学的な根拠 |
3、実験結果と考察 |
1、作り方
棒には吸湿性のある材料、木材等を使ってください。
表面にはをたくさんつけてください。
ボトルに入る限り、太めの棒を使いましょう。
支持台、これもなるべく吸湿性のある材料を使ってください。
木片は、建築現場などでもらってくればよいです。
それも面倒な人は、紙粘土の固まりで代用できます。
接合部、接着剤は使わないで下さい。
水分の拡散が妨げられてしまいます。
穴あけ加工が出来ない人は、支持台は紙粘土にしましょう。
2、科学的な根拠
ペットボトルを乾燥させようとしても、内部で蒸発、及び内表面での凝縮を繰り返して、なかなか乾燥しません。
吸湿性のある棒が水分を吸収します。
表面積を大きくしてありますので吸着性能が上がります。
棒に吸収された水分は、重力、及び伝導により下方へ移動します。
支持台へと水分が伝導して、やがて大気中へと拡散します。
3、実験結果と考察
写真のように、内面底部、中央の出っ張りに水が溜まる傾向があります。
ですから、容器は真っ直ぐに立て、棒の先端が容器内面底部中央の出っ張りに当たるように設置します。
冬は蒸気圧が下がるので条件としては良くないのですが、結果は
(1月、書斎、16℃一定、千葉県、湿度約55%)
ペットボトル乾燥器を使った場合・・・・・・・・・・・・・・・9時間30分
単に逆さにして放置(ボトル口は開放状態)・・・・・71時間30分
〜晴れた日外で(1月、千葉県)〜
使用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3時間30分
不使用・・・・・・・・1日では乾かず次の日まで
(8月、書斎、28℃前後、千葉県、湿度約65%前後)
ペットボトル乾燥器を使った場合・・・・・・・・・・・・・・・85時間
単に逆さにして放置(ボトル口は開放状態)・・・・・・・230時間
*特に水切り動作はしてないので、実際にはもっと速く乾きます。
暖めるのは必ずしも良い結果に結びつきません。
ファンヒーターで暖めてみましたが、4時間もかかりました。
温風の当たらない方に水滴が溜まってしまうのです。
水が集まりますと、互いにくっついて、水全体の表面積は小さくなります。
蒸発もし難くなり、そこに居座ってしまいます。
(ガスももったいないし、そのまま放置するのが一番いいです。)
*空極の作り方
”木の棒1本のみ”
(棒は長めがいいです。はみ出た部分が水分を発散させる場所になります)