<グラフィックカードとは?>
グラフィックカードとは、GPU、VGA、グラボ、ビデオカードなどとも呼ばれ、3D描写を専門的に行う追加パーツのことです。
最近は動画の高画質化に対応するため、グラフィックカードには「PureVideo」「Avivo」などのビデオ再生支援機能がついています。
ビデオ再生支援機能がついていると、快適に高画質映像が観賞できます。
基本的に、3Dゲームなどをプレイしない場合は、オンボードグラフィック(マザーボード付属のグラフィック機能)で十分です。

<VistaAeroを動かす>
VistaらしいVistaの機能といえば、Aeroですよね。
でも、Aeroを利用するには、次の性能を満たすグラフィック機能を持つ必要があります。
「DirectX9以降、VRAM 128MB以上、ピクセルシェーダ 2.0以上、32ビットカラー(約1670万色)」
取りあえず、初めからPremiumを搭載しているパソコンやReadyであれば、これを満たしているはずです。
問題は新たにVsitaをインストールする場合です。
現在利用しているパソコンがVistaのシステム要件を満たしているかどうかは、マイクロソフトのWindows Vista Upgrade Advisorというソフトをインストールすれば確認できます。

<メーカーによる傾向>
メーカー シリーズ 特徴
nVIDIA GeForce 3D描写性能では他社の一歩先をいく。ゲームの推奨構成では多数を占める。メリハリのある画面。
ATI RADEON GeForceと同様ゲームの推奨構成で多く目にする。最近はミドルレンジ以上で苦戦中。
色調が柔らかく、イラストレーターなどに人気がある。
Matrox Millennium 3D性能では他社に及ばないが、2D描写では他の追従を許さない。また、マルチディスプレイに強い。

<消費電力と発熱>
 グラフィックカードの消費電力は、初期のころこそ無視できるものでしたが、今ではCPU並みに電力を食います。
なので、3Dゲームをプレイする方は、大容量の電源を選択する必要があります。
ちなみに電源のW数は最大時のもので、常に供給できる電力は表示W数の6〜7割だそうです(メーカー製を除く)。
<  発熱も消費電力に比例して、ミドルレンジのGeForce7600GTにおいては最大70℃(CPUは50℃ほどが相場)にもなります。
この発熱は冷却にも気を使う必要があります。

<3Dゲームをプレイする>
3Dゲームは基本的にCPUよりもグラフィックへの負担が大きく、3Dゲームをプレイするとなるとグラフィックカードが必要となることがあります。
3Dゲームをプレイする場合、このグラフィック性能が重要で、この性能が高いほど高品質な映像を快適に楽しめます。
逆に低いと高品質な描写は失われ、コマ落ちも頻発します。最悪、起動しません。
なので、3Dゲームを快適にプレイしたければグラフィック性能にこだわる必要があります。
どのグラフィックカードを選ぶかは自分がプレイしたいゲームのシステム要件しだいなのですが、GeForce7600GT以上を搭載していれば大体のものはそこそこ動作するようです。
ちなみに、オンボードグラフィックとミドルレンジ(GeForce7600GTなど)のグラフィックカードの性能差は3倍程度はあります。

<SLIとCrossFire>
どちらもグラフィックカードを2枚差しすることで、性能を引き上げるものです。
しかし、2枚だからといって性能も2倍ではなく、1.7〜1.8倍程度だそうです。
また、グラフィックカードとマザーボードも対応したものでないといけません。
グラフィックカードもデュアルコア化していくんですかね?


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08.03.12:全体を加筆修正
07.03.11:アップロード