日本海軍水上機母艦「千歳」です。
この作品はモデルアート社様より発行されています
「艦船模型スペシャル No.22 日本海軍水上機母艦」に作例として掲載されました。
キットは1/700アオシマ社製「千歳」を使用し
一部にエッチングパーツを使用し、ディテールアップしました。

前回の鳥海よりも多少エッチング使用や改造箇所が増えています

左舷より撮影しました艦首より艦橋にかけてのアップです。
他国には見られない特異なシルエットがご覧いただけるかと思います。
今回も基本的な改造しか施しておりませんので
これからWLに挑戦!という方に向けた製作内容となりました。

左舷からみた艦橋付近のアップです。
艦橋の窓枠はいつもどおりの1/350エッチング梯子を
加工したものを使用し、資料から艦橋の窓を開口しました。

左舷後部より、ほぼ全景です。
特徴的な中央部の天蓋が目を引きます。
写真では確認できませんが、天蓋の下に隠れている甲板はリノリウム張りではなく
鉄甲板だったようなので修正し、艦後部のリノリウム部も実際はキットよりも
リノリウム張りの面積が大きく、リノリウム押さえのモールドを追加し
修正しました。

艦を正面よりみたアングルです。
同時期に1/700きりしまを制作していたのですが
きりしまと比べたときの鳥海の船体の細さには驚きました。
細長い船体にこれだけの重武装。ぎりぎりのラインで
設計されていたのだなと感じざるを得ません。

さらに左舷より見た煙突付近です。
ゴールドメダル社製「日本海軍特務艦用エッチング」を
使用し、マスト、煙突、カタパルトを精密化しました。
左舷より見ました艦後部です
水上機母艦というのを分かりやすく出したかったので
なるべく多い機数を搭載しました。
左舷後部よりみたアングルです。
実艦の艦尾はキットのものより丸みを帯びていた
ということで削り込みラインを修正しました。
やはり艦載機が多いと彩りも鮮やかで
表情が豊かになります。