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 5月3日〜5日にかけて、Narch@野辺山 ブロンズディビジョンが行われた。参加21チームを3チームづつ計7ブロックに分けリーグ戦を行い、その結果に従い決勝トーナメントでの組み合わせが決まることとなった。つまり予選による敗退は無いということである。

 
 抽選の結果、モルモッツはAブロックとなる。その他のチームはというとA-2 Off beat(富山) A-3 じぇっつ(東京)。またしてもキャプテン荻野が脅威のゴッドハンドで絶好のブロックを引き当てたのだった。
 
5月3日 参加メンバー:松田・荻野・福島・井口(豊)・坪田(一)・松本
 
vs Off beat (富山):予選第1試合
 
 大会のオープニングゲームとなったこの試合、いきなりの試合にモルモッツは精神的に落ち着かない状態で試合に臨むこととなってしまった。チェンジが1人しかいない事も響き1ピリに4失点。2ピリは0失点に抑えるものの、7分18秒 松本が1点返すに留まり1−4で敗れてしまった。
 

 vs じぇっつ(東京):予選第2試合

 
 チーム黎明期を支えた吉川・倉狩、現在もインラインにてモルモッツ部員である高橋、モルモッツと深い繋がりのある じぇっつとの対戦となった。試合開始から両者一歩も譲らずスコアは動かない。5分過ぎじぇっつが先制、そのままのスコアで第2ピリオドを迎える。2ピリの最初の得点もじぇっつ。試合終了1分を切った所で坪田(一)によるゴールを挙げるものの試合終了。1−2で敗れてしまった。
 

 既にじぇっつvsOff beat戦はOff beat が勝利しており、Aブロック1位Off beat、2位じぇっつ、3位モルモッツと決定し、決勝トーナメントに突入することとなった。

5月4日 参加メンバー:松田・福島・井口(豊)・坪田(一)・松本・井口(兄)・佐藤英さん・久保田
 
vs Arrows(兵庫):Gブロック2位
 
 大会2日目欠場の荻野に代わりCを務める坪田(一)が大爆発。第1ピリオド4分35秒GKの股下を抜くゴールを決めると、直後の6分08秒またもや股下を抜くゴール。第2ピリオド開始早々に1点を返されるものの、GK松田の再三の好セーブもあり2−1で今大会初勝利を収めた。
 
vs Sleeping Stars(愛知):Cブロック1位 <久保田合流>
 

 高い個人技と豊富な運動量を誇るSleeping Stars。第1ピリオド、序盤モルモッツの時間が続くものの、数少ないカウンターのチャンスをことごとく決められ、2点を先制されてしまう。終盤に落ち着いたパス廻しから後方の坪田(一)が豪快なバッティングを放ち、GKがこぼした所を井口(兄)が押し込み1点を返す。しかしその直後1点を返され、2点差のまま試合は第2ピリオドへ。

  2ピリに入りスコアが動かなくなる。2点差という大きな点差、時間ばかりが過ぎて行く。しかし7分04秒松本が強烈なバッティングを放ち、貴重な追撃弾を決める。点差は1点。

  続く8分27秒、Sleeping Strsは痛恨のペナルティを犯してしまう。モルモッツ4人−3人の数的優位の状況で、試合時間は1分を切る。完全にパックを支配した状況でさらにGKを上げ、5人−3人での攻撃。自陣ゴール裏でパックをキープする佐藤英は相手コーナーで待つ久保田へ正確なロングパス。久保田は素早くディフェンスをかわしつつ、バックドアで待つ松本へとパスを送る。どフリーの松本はがら空きのゴールへ叩き込んだ。残り26秒の劇的な同点弾だった。

  試合はPS戦へと突入し、モルモッツは後攻となった。Sleeping StarsのPSを酒護神・松田が止める。モルモッツ打つのは本日の主役松本。松本大人の貫禄を見せつけキッチリとゴール。3−3 PS1−0で準々決勝進出を決めた。

 
5月5日 参加メンバー:松田・福島・井口(豊)・坪田(一)・松本・井口(兄)・久保田・荻野
 
vs RUSH JAGUAR(兵庫):準々決勝
 
 一部では今大会優勝候補 最有力と目されるRUSH JAGUAR。かなりの苦戦も予想されたのだが、意外な展開を迎える事となった。試合開始早々の3分42秒、自陣内でのフェイスオフから相手DFに渡ったパックを久保田が奪うと、スピードでDFを振り切りゴール。その1分後にも同様のプレーでまたしても久保田が貴重な2点目を奪う。

  2点のリードで試合のペースを握ったモルモッツだが、2ピリの立ち上がりに危ない時間帯を迎える。ここは何とか抑えきるが、残り1分に失点を許してしまう。しかし、時既に遅く2−1で試合は終了した。「欲しい時に点を取る」、久保田が改めて「王子」の地位を固めた試合だった。
 
vs PRAIRIEDOGS(東京):準決勝
 

 このNarch野辺山で常に上位に顔を出す強豪PRAIRIEDOGS。2004年の決勝の相手もPRAIRIEDOGSだった。実力的には完全に負けていたものの、気合でカバーし0-0、OT 0-0、PS 1-0で辛くも勝利を上げモルモッツが、悲願の優勝を飾ったのだった。

  今年の勝負は開始5分29秒、福島の魂のゴールで幕を開けた。しかし、そのまま逃げ切れるハズも無く、第2ピリオド開始1分08秒同点とされてしまう。その後両者一歩も譲らないまま試合は進んで行く。2004年同様引分けの空気が漂い始める。しかし残り1分を切った所でPRAIRIEDOGSは痛恨のメンバーオーバー。モルモッツは貴重なPSを得る。打つのは昨日のPSを決めた松本。しかし無情にもゴールならず。残り39秒やはり引分けか?と誰もが思ったその時、久保田から松本へ芸術的なパスが通る。松本が落ち着いて肩口へ決め、勝ち越しに成功。その後GKを上げたPRAIRIEDOGSゴールに坪田(一)が冷静に流し込み、3−1で決勝へと駒を進めたのだった。

 
vs ピースパーク(群馬):決勝
 
 DFに攻守の要を置くピースーパークとの決勝戦となった。試合開始直後いきなりモルモッツの時間がやって来るものの、得点を上げる事は出来ない。その後疲労の色が強く出始めたモルモッツは、ゆったりとした試合運びのピースパークペースにはまってしまい、第1ピリオド8分25秒ついに失点を許してしまう。

  迎えた第2ピリオド、モルモッツに幾多のチャンスが訪れるものの、シュートはことごとくGK正面を突きゴールをあげる事は出来ない。しかしドラマは訪れる。残り1分を切った所で坪田(一)がペナルティーを受け、PSを得る。同点には絶好の機会。しかし決める事が出来ず、逆にGKを上げたモルモッツはエンプティーゴールを決められてしまう。2−0で敗れ、惜しくも優勝を逃した。