Oさん夫妻は共働きの生活を終え、現在は悠悠自適のふたり暮し。退職を機に築後22年の住まいの1階部分全体をリフォームしました。外壁もきれいに塗り替えられているので、新築の家にお邪魔したような感じです。
思い切って「まるごとリフォーム」
居間とDKの間仕切りを取ってワンルームのLDKに。あまり使うことがなく、荷物置き場になっていた和室を趣味の部屋として改装しました。また、以前浄化槽が設置されていた部分に増築して洗面所、トイレ、浴室をそれぞれ広く快適に暮らせる「バリアフリー仕様」にリフォームしました。「将来車椅子の生活になっても使えるようにしておいたの」と奥様。「どこもかしこも使いやすくなって、とっても快適ですよ」ご主人もご満足の様子。
ダイニングキッチンには中央に間仕切の腰壁が作られ、リビング側は造り付けのダイニングカウンター、キッチン側には家電製品をズラリと並べたユニットになっています。「毎日使う炊飯器や電気ポット、オーブンレンジなどは出しておきたいし、丸見えでは落ち着かないから腰壁を少し高くしてもらったの」小さな額や花を飾る素敵なインテリアポイントになっています。
家電スペースの下はゴミ箱のスライド収納になっています。これはご主人の手作りと聞いてビックリ。各種の分別ゴミが一箇所に集中して置かれ、キャスターや古いワゴンを利用して使いやすくアレンジしてあります。しかも、ユニットの幅にぴったり収まっているところがプロ並の出来栄えです。
便利な収納を適材適所に
リフォーム後の住まいには収納スペースがたっぷり。クローゼット収納や納戸の他、しまう物に合わせた収納棚を各部屋に設置しました。和室と縁側を改装した「趣味の部屋」には、パソコン用品やマニュアル本などをまとめてしまえる棚、ミシンやアイロン台がパッと取り出せる収納庫が付いています。「今までは居間に雑然と置いていたんだけど、専用の部屋ができたから落ち着いてパソコンに集中できますね」。
家にいるときはほとんどパソコンに向かっていると言われるご主人。旅行先で撮ったデジカメ画像を編集したり、リフォームの写真をプレゼンテーションしたり、興味のあることを全てパソコンを使って楽しまれている毎日なのです。
新しくなった住まいで第二の人生
お互い不規則な勤務だったこともあり、在職中は一緒に過ごす時間が少なかったOさんご夫妻。リタイア後は、いつもふたりで日帰り温泉やウォーキングに出かけられ、仲のよさはうらやましい程です。住まいも素敵になって、これからの暮らしが益々楽しくなりそうです。
|
|
|