リファイン緑丘のコーディネーター、森さんが自宅のDKと水まわりをリフォームしました。日頃リフォームの仕事に携わっているだけでなく、トールペイントや木工が趣味という森さん。木の家具や小物が大好きで、自宅にアトリエを構えてご主人と一緒にクラフトを楽しんでいます。家の中にはペイントされた数々のオーナメントが飾られ、机やベッド、ウッドデッキも手作りの作品です。
無垢の木をふんだんに使った住まい
今回のリフォームでは、DKや洗面所・納戸の床を無垢のヒノキを使いました。「4年前にアトリエを増築した時にヒノキの床にして、とても気に入っているんです。肌触りもいいし、気持ちが落ち着きますよ」広いDKでひときわ目を引くのがダイニングテーブル。トチの木を直角に製材せず、木を切り出したままのような形。ナチュラルなインテリアの象徴という感じです。家事コーナーのカウンターや洗面所の棚にも木肌を現した無垢の板が使われています。「無垢と言うと高価という印象が強いですけど、根気強く材木の店を捜し歩いて予算に合う物を見つけたんですよ」
壁材にも暮らしやすさのこだわり
DKの壁はクロス貼りという家庭がほとんどですが、森さんが選んだのは塗り壁。「珪藻土」(けいそうど)という、今とても話題になっている自然素材が使われています。部屋の湿度を調整し、湿気やニオイを吸収する効果があるので、シックハウス症候群対策で取り入れる人も多いそうです。「質感がやさしくて、あたたかみのある素材感が好きなんです。お客様の家でも採用されることが多くて、自分でもぜひ使いたいと思っていたの」と森さん。
納戸の壁のボードにも基材に珪藻土が配合されていて、塗り壁と同じような吸湿性能があるとのこと。結露防止にも効果がありそうです。
快適に暮らす工夫がたっぷり
仕事で様々なリフォームの実例を手掛けてきた森さん。「私もやってみたい、取り入れてみたいと思うことがたくさんあって、実に困りました。全部実行していたら大変なことになっちゃうし(笑)」
森邸で採用された快適リフォームアイテムは、
・IHヒーターとエコキュートでオール電化の住まいに変えたこと
・立ち壁のない対面式のキッチンで広く開放的なDKにしたこと
・バリアフリー設計の水まわりにしたこと
・収納スペースをたっぷり確保したこと
・動線をスッキリさせ、家事のしやすい間取りにしたこと
など、やはりプロならではのこだわりぶりです。
仕事の経験を活かし、自分らしい暮らしを実現させた森さんの住まい。これからもオリジナルの作品が次々とディスプレイされ、さらに素敵な我が家に成長していくことでしょう。
|