きっかけは「思いやり」
M様の住まいは築後35年の木造住宅です。2世帯住宅として増改築をして13年。家族構成が変わったことをきっかけに、3度目のリフォームを実施されました。「私たちの居間は2階にあって、台所や水まわりと離れていたんです。(奥様の)階段の昇り降りが大変そうで、何とかしようと。」とご主人。奥様の体を気遣った、ご主人の思いやりがリフォームの大切なテーマだったようです。
使わなくなった2部屋の和室と居間をワンルームのLDKに、台所部分を水まわりスペースに、とレイアウトを大幅に変更。「将来車椅子が必要になったとしても快適に暮らせるようにしておけば安心ですから」それぞれの部屋を広く取り、床の段差も解消してバリアフリーに配慮しています。 |
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設備もバリアフリー
キッチン、バスルーム、トイレ、洗面所の設備もすべて新しく機能的になりました。キッチンはワイドフラットの対面カウンターに食器棚が組み込まれた開放的なスタイル。食器・家電品・ゴミ箱などの収納スペースに余裕があって、とても使いやすそうです。「炊飯器や電子レンジなどを使う時に腰をかがめないで使えるように、横に並べて置けるようにしてもらいました」と奥様。広い洗面所や段差のないバスルーム、アームレスト付きのタンクレストイレなども「思いやり」のバリアフリー仕様です。また、LDKには安全で健康的な床暖房を設置しています。 |
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「減築」で明るい吹抜けに
M様がもうひとつ希望されていたことは「明るさ」の確保。北斜面に建つM様邸は南側の部屋が日陰になってしまい、昼間でも薄暗い状態でした。「吹抜けにしたら明るくなるんじゃないかと思って、リファインさんに相談してみたんです。いろいろな設計を提案してもらって検討した結果、LDKを吹抜けにするだけでなく、階段室を取り込んでオープンタイプの階段に掛け替えるプランを採用しました」1階にLDKを作ることで不要になる2階の居間の床を撤去し、2層分の大空間が誕生。高い窓から光を採り込めるようになりました。「信じられないくらい明るくなりましたよ。広く感じるし、急勾配だった階段が緩やかになったので、楽になりましたね」 |
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カラーコーディネートも大満足
「インテリアはとにかく明るく」というコンセプトの元に、明るいカラーコーディネートで仕上がったM様邸。壁や天井は白、床のフローリングやドアもクリア塗装の明るい木目でまとめられています。その中でアクセントになっているのが、梁や階段のダークブラウンとキッチン扉のブルーです。「内装の色は若杉さんにおまかせですが、キッチンは夫婦で話し合ってアクセントになる色を選びました。できあがってみたらさらに気に入っちゃって。この色を選んでよかったわって自画自賛してるんですよ」 |
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安心して暮らせる住まいに
「将来の家族構成や暮らし方がイメージできるようになってきて、住みたい家のスタイルも決まってきました。定年までまだ数年ありますが、現役の今のうちに実行しておきたいと思ったんです」間取り替えと同時に耐震補強と外壁や屋根のリフォームも実施。大きく生まれ変わった住まいで、快適な暮らしを楽しんでいらっしゃいます。 |