桜の樹
「秒速5センチメートル」(Makoto Shinkai/CoMix Wave)より
(この模型は管理人が趣味で製作した一点物です。販売は行っていません)

2007.04




映画「秒速5センチメートル」より第一話桜花抄の1シーンを模型で再現、
・・・・・・・・のつもりだったんですけど、枝振りがずいぶん不恰好になってしまいましたOTL

ポリパテで幹と太い枝を作った後、ライケンを固定、全体を茶色く着色してのち、ホイップ粘土とシーナリーパウダーで花を咲かせてあります。
が、正直いって手順を間違えました。
着色して、まぶしてから、固定すべきだったかと。
次回の教訓にします・・・・・・OTL

付属の人形は二体ともスカルピーで作った一次原型をポリパテに置換して、仕上げました。いろいろ試行錯誤しましたが、私の場合、焼成後のスカルピー自体を直接切削することは諦めたほうがよさそうです。
型取りの予算は余分に必要ですが、この手法でこのサイズならかなり早く人形が作れることがわかりましたので、今後情景風のものを作る場合は重宝しそうです。




人形のサイズですが、タカキのほうが6cmほど、アカリがもう少し小さめです。
できれば身長5センチメートルといきたいところでしたが無理でした(笑)
さすがにこのサイズだとまだまだ私の腕では似せるの何のということは問題にならないようです。

なお、このシーンでのタカキは本当は制服の襟は見せていないのですが、’07年4月現在上映中でまだDVD化されていない映画であるため、本編映像の記憶があいまいなまま作ってしまいました。あとから気づいたんですが・・・
まあ、サイズの都合上どうしても情報量が少なくなってしまうので、アクセント程度に考えてやってください

それにしても「秒速5センチメートル」は自分にとってそうとう大切な映画になりつつあるようです。ブログにも何度も感想の記事を書き足し書き足ししましたが、「こうだろう」と思うそのたびに、記憶のなかの映画はまた別の色を帯びて思い返されるようです。映画について語っているようでいて実は自分について語っているのでしょうが・・・そんな気にさせられる映画というのは多くはありません。
なんというか三人称で登場人物について物語る劇映画というよりは、無言のラストシーンの向こうから新海監督ご自身の一人称が聞こえてくるような、観客への手紙めいた映画だったようにも思うのです。

だからこうして模型という形ででも返事を書き(作り)たくなるのかもしれません(笑)




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