地どりラーメン
地元でもスープの味で人気の店「地どりラーメン」です。
ここは元々イタリアン料理の店だったのですが、店主が家系総本山の吉村屋の味に魅入られ独学でラーメンを学び、地の鶏のスープと油を家系のトンコツ醤油にブレンドし、更に麺屋武蔵で成功した秋刀魚ブシを加えて濃厚な味わいのスープを作り上げました。その味はラーメン王の石神氏も勧めるほどの絶品で、ここで出されるラーメンは一部マニアによれば家系もダブルスープの青葉も超えた存在らしく、県内ランキングでも常に上位です。この日は12時頃に行きましたが行列が店の外の道路まで続き、更に私達の後ろにも次々に並んでいました。駐車場に止めた車のナンバーも地元だけではなく、東京や神奈川なども見られます。暫くして店内に入るとセルフサービスの水を取って席に着きます。メニューは豊富で、醤油・味噌・塩・昔ながらのレトロ・坦々麺・ツケ麺などが有ります。先輩はレトロ白醤油を、後輩は醤油全部乗せを、そして私は限定10食の「豚バラチャーシュー麺」を注文です。注文してから出来上がりまでは5分も掛からなかったでしょうか。厨房は店主一人ですが手際の良さも有り、好印象ですね。
さて、今回のチョイス「豚バラチャーシュー麺」の画像です!
チャーシュー1枚と2枚が選べるのですが、1枚で正解だったようです。見て下さい、この器から溢れる大きさと噛み応えの有りそうな厚さ。トッピングは煮タマゴと海苔とほうれん草とネギとメンマです。スープを飲むと( ゚Д゚)ウマー。中太麺も( ゚Д゚)ウマー。何よりとろけるチャーシューが( ゚Д゚)ウマー!海苔は特別に厚めのようですし、煮タマゴも美味しく、メンマも自家製みたいです。
つけ麺も美味しいです!通常のスープよりも魚粉が多めでブシを感じさせてくれます。チャーシューは厚めで3枚、麺は1.5玉で、海苔が2枚。勿論スープ割りもしてくれます。つけ麺が好きな方は是非食べてみて下さい。750円です。
2006初夏季節限定のカレースープラーメンで、右がカレーつけ麺です。所謂カレーの具は入っていません。スープもカレーうどんのようなトロミは無く、スープのコクや鶏油で麺に絡むような感じです。食べ始めは和風の蕎麦屋のカレー味ですが、食べ進んで行く内に「地どり」のラーメンらしい味わいが強くなり、最後は正に「地どり」だったな。と思えるラーメンでした。「地どり」の味を知っている方は是非とも食べ比べてみて下さい。
こちらは全部乗せの画像が無かったので2005夏限定メニューだった「夏山スペシャル」です。残念ながら限定でしたので販売は終了していますが、普段は右側画像の全部乗せが有ります。どちらも迫力が有りますよね。
店主の田中氏が昔食べていたラーメンを思い出し、あまり変化を付けずに素直に作ったのが、左側のレトロ白醤油ラーメンです。鶏・昆布・煮干をメインにしたスープでアッサリしていますが、旨味が凝縮されています。右はレトロの赤醤油版です。シナ蕎麦を意識して作られましたが私が色々とトッピングしたので今風になってしまいました。ちなみにトッピングは皮だけのワンタン・煮玉子・ガリガリ(背脂)です。
2006年秋の新作「唐醤麺」です。海苔が5枚・煮たまご1個分・チャーシュー4枚・ホウレンソウ・辛味ネギ・スパイスの効いた味噌で、スープは地どりのベーススープだったと思います。スープ自体は辛くないのですが、味噌を溶かすと鶏油と辛味噌が混ざり合って独特な味わいになります。