活力亭
木更津に本店が有り、袖ヶ浦にも支店を持つ博多トンコツ系のラーメン屋「活力亭」の市原店である。営業時間が長く麺類以外のメニューも豊富なので、アルコール類を飲みながらマンガやテレビを楽しみ料理を食べて最後にラーメンなんて常連も多い。ちょっと大きな吉野屋並のU字型のカウンターと上がり席でキャパも多く混み合ったり隣を気にせずにゆっくり出来るようになっている。看板メニューは角煮ラーメンのようだが今回はトンコツラーメン麺硬めでお願いした。
店オリジナルの丼で出て来たラーメンは、強烈な獣の匂いを放つスープだった。トンコツ白濁でも殆ど匂いのない関東向けにアレンジした上品なス−プではなく、肉体労働者向けと言うか体育会系とでも言うか、とっても獣臭い。だがこれも食べている間に慣れてきて徐々に好きになってくるから不思議である。まるでドクターペッパーのような・・・とでも言っておこうか。具はキクラゲ、もやし、海苔、チャーシュー2枚、揚げた大蒜チップ、万能ネギで麺は極細の硬めだ。スープには背脂の固まりも浮いているのだが、全部が一体となって一つのラーメンを作り上げているのかもしれない。山の手のお嬢様には向かないだろうが、ふと思い出した時に食べたくなるラーメンのような気がする。