競う楽しみ


パイプを使って競うと言えば、まず思い付くのがロングスモーキングでしょうか。3グラムのパイプタバコをどれだけ長い時間火を消さないで吸い続けられるかといった競技です。この競技もクラブ内でのゲームから地区大会のような中規模のもの、全国大会や世界大会のように大規模なものまで有ります。地区大会くらいまでは普段使い慣れた自分のパイプを使う事も有りますが、それより大きな大会では参加者全員が同じ型の新品パイプを使用します。ですから純粋にロングスモーキングの技術を競い合う事になり、この日の為に努力・工夫するのが楽しみになってくるのです。中には何度も優勝する人や、いつも上位のクラブも有り、それを負かそうとみんな頑張っているようです。仲の良い友達同士でライバル意識を持ち、その中での勝敗に一喜一憂するのも楽しみでしょう。そこから更に友情が深まり情報の交換などの楽しみにも繋がって来るのです。


自作パイプのコンテストなども有るようです。どれだけキッチリしたパイプを作るかを意識する人や、木目を活かす事を考えオリジナルのシェイプを作り出す人もいます。様々なアイデアを形にする人もいるでしょうし、審査する側も楽しいかも知れません。喫煙具店などが主催して、どんどん行えば自作仲間が集まり意見交換が出来るようになるかも知れませんね。


現在では分りませんが過去にはメシャムパイプの色付けコンテストも有ったようです。中にはパイプに布を被せて最高級のタバコを軍隊の人達に昼夜関係なく交代で半年以上も吸い続けさせこれ以上ない程の美しい色揚げをさせたなどの話も有るようです。これも競う楽しみの一つだと言えましょう。


その他にもお互いのコレクションを競ってみたりと色々な楽しみ方が考えられますね。