極める楽しみ
極めると一言で言ってもこれは非常に難しいのですが、何事も自分なりに向上心を持って続ける事は楽しい事です。パイプ関係で「極める」と言うと様々な事柄が有りますね。逆に全てが別のそれぞれの楽しみに通じるのかも知れませんが例えば「タバコの味わいを極める」とか「タンパーの使い方を極める」とか「作りを極める」などが有ります。味わいを極めるには様々なパイプと様々なタバコを経験するのも一つの手でしょうし、一つのパイプに合ったタバコを見付けるのもそうでしょう。勿論逆も有ります。タンパーも上手な使い方が出来れば再着火の回数が減りますし、これと同時にタンパーを使用しないで最後まで灰にするような詰め方を覚える事が出来るかも知れません。「作りを極める」のでしたら材料選びから始まって、それこそ無限の可能性の中から自分のオリジナリティを探す事も出来ますし、良い例としては私が尊敬して止まない「碓井義隆氏」の作り出す「フレスコパイプ」等は有る意味でラスティックの極みでも有ります。パイプを見ただけで何処の何時頃のパイプだとか、どの作家さんが作ったパイプだとかを言い当てるなんてのも極みですし、刻印の読み方を極めるのも一つの楽しみかと思われます。別に職業としてパイプに携わらなくても、これこそ誰が何を言おうが自分で何処までも極めて行く楽しみが有るからこそパイプは奧が深い趣味の一つでは無いでしょうか?なにも考えずに自然のままにパイプを燻らすのも別の意味で極める事になるのかも知れませんが・・・