2009年9月
9月30日 『謎のとろたく巻』
今日の体重は63.8s、BMI22.3、体脂肪率17.6%。
血圧は126/72mmHg。
▼外勤先の外来。
祝日、学会出張、私用などで4診療日連続休診にしてしまったので、今日の外来はどえらいことになると覚悟していたが、それほどのことはなし。
20人程度を診療して終了。
▼10月から一部外勤先が変更。
今週は月をまたいでいるため、外勤のコマ数が制限を超えてしまう。そのため今日は有給休暇を取って外勤先に出勤。
で、のんびり外勤先から自宅に戻る。
▼昼食兼夕食は高級回転寿司にて。
関アジ、コハダ、鰯、鰆たたき、うちわはぎ、鰻白焼き、赤貝、本鮪中トロ、とろたく巻、あおさ汁にキリン秋味2本。
名古屋の回転寿司でよく見かけるとろたく巻、ずっと何なのかと思っていたのですが、たたき鮪と沢庵の巻物でした。
大阪ではほとんどというか、絶対に見かけない。少なくとも絶妙の組み合わせではない。
▼新刊で
D.M.ディヴァイン『災厄の紳士』(創元推理文庫)
を購入。
▼Amazonから
『くりぃむなんとかVol.1〜3』(ANSB5721〜3)
DVDが到着。
▼キャンペーン中なので、BIGLOBE高速モバイルEMを申し込む。
例によって2年間は契約解除料が発生するシステムなのだが、BIGLOBEとフレッツ光の合わせ技でかなり安いので、まあ納得。
無料のデータ端末が1週間ほどで自宅に届くらしい。
イー・モバイルを契約したので、ネットブックを購入することに。
で、ビックカメラ.comに
KOHJINSHA SX SX3KX06MFD
を注文。
1年前のモデルで、OSもMicrosoft Windows XP Home Edition(Service Pack 3)だが、8.9型のモニターにワンセグ、DVDマルチドライブ、Microsoft
Office Personal 2007を搭載。
移動中のネット・サーフィンやTV観賞用ですね。
真剣にシャープのNetWalkerとどちらにしようか迷ったのですが。最近、レントゲンなどの資料がCD-ROMで送られてくることが多いのですが、その閲覧ソフトがVista対応していないことがあり、まだXPが必要だというのも工人舎を選んだ理由の1つです。
メイン:LaVieC LC950/SG
サブ:dynabook SS RX2/T9HG
に続く3台目。
メインは自宅であらゆる業務。
サブは職場および持ち運びでプレゼン用。
とうとう用途別でPCを使い分ける人間に落ちぶれてしまった・・・。
9月29日 『混合診療』
今日の体重は64.3s、BMI22.5、体脂肪率18.3%。
血圧は119/85mmHg。
▼午前中は外来。
またしても膀胱腫瘍再発を認める。3週続けて内視鏡手術を予定。
他院で診断が全てついている前立腺ガン患者が来院。
主治医は良い人だが病院の評判が悪いというのが受診理由。それほどうちの病院の評判が良いとは思えないが・・・。
もちろん私も良い人ではない。
▼午後からは経尿道的膀胱腫瘍切除術1件。
▼夕方からはサテライトクリニックの透析番。
▼混合診療は保険受給権の範囲外…原告が逆転敗訴 読売新聞
健康保険が使える診療(保険診療)と保険外の診療(自由診療)を併用する「混合診療」を受けた場合、保険診療分も含めて全額が患者負担になるのは不当だとして、神奈川県藤沢市の腎臓がん患者清郷伸人さん(62)が、国を相手取り、保険を受ける権利があることの確認を求めた訴訟の控訴審判決が29日、東京高裁であった。
大谷禎男裁判長は「保険で提供する医療は、保険財政の面からの制約や提供する医療の質を確保するため、範囲を限定することはやむを得ない」と述べ、保険の受給権を認めた1審・東京地裁判決を取り消し、原告の請求を棄却した。
保険診療のインターフェロン療法と、保険外診療の活性化自己リンパ球移入療法の併用療法が認められなかった1例。
1審が画期的と思えたが、2審で逆転。おそらく最高裁では、控訴棄却で国側が勝訴すると今から予言しておく。
混合診療の是非よりも、特定療養費制度等についての解釈論に終始してしまったらしい。進行腎ガンの治療薬は保険が適応されても、インターフェロン、インターロイキン2、分子標的薬と馬鹿高。1日で薬代として福沢諭吉がひらひら飛んでいく。
今後、mTOR阻害薬が日本で承認されても高価になることが予想される。このような財政上理由から診療抑制をかけているとしか思えないのは、泌尿器科医の下種の勘繰りなのか?
国民皆保険を維持する限り、日本は悪平等意識がはびこっているので、混合診療が認められることはないだろう。必ず金持ちしか助からないのか?という日本以外の冷たい現実に対するわけのわからない反対意見が沸騰する。
混合診療を行う現実的な方策は、保険診療で行う医療の幅を狭めて難病指定やお産、ガンや大血管障害の標準治療に限り、先端医療や上気道炎などの一般疾患は保険診療を適応しない。ただし、民間保険の利用も含めて混合診療を認めるというやり方しかないだろう。アメリカのように各保険会社が病院や治療法を指定するといったことは日本にはなじみそうにないので、そこまでの契約内容の自由度は認めないようにした方がよいと思う。
▼2日続けて遅めの帰宅、やはり疲れた。
▼外勤先の外来を事情があって1週間も閉めている。明日の外来は大嵐が吹きそうで、今から恐怖。
9月28日 『老眼鏡で酔う』
今日の体重は63.8s、BMI22.3、体脂肪率17.8%。
血圧は128/79mmHg。
▼今日の手術は膀胱全摘除&回腸導管造設。
新しい老眼鏡は良く見えるが、近くと遠くで見え方が全く違うので、酔うというか、頭痛がしてしまった。本当に疲れた・・・。
▼昨日熱源が分からなかった患者が今日敗血症で入院していた。
だから外来でずっと見ていた科に連絡したのだが・・・。が、この科、全身管理ができないと内科に丸投げしていた。
泌尿器科も腎機能低下が起こっているので、エンドトキシン吸着や透析で協力しなければならない模様。
▼夜は自宅横の中華屋で青椒肉絲と餃子でビール。
今日は疲労困憊しているのでこの辺りで落ちます。
9月27日 『多忙な日直』
今日の体重は63.3s、BMI22.2、体脂肪率18.3%。
血圧は138/89mmHg。
▼本拠地の日直。
やはり発熱の問い合わせ多数。何人かは思いとどまっていただくが、熱を押して来院する患者も存在。
明らかにインフルエンザとは思えない患者が多数で、インフルエンザの簡易検査を行ったのは1人のみ。
厚生労働省のお達しとは異なり、うちの病院は簡易検査陽性患者のみタミフル投与。予防投与は自費となっているのだが、これで本当に良いのかどうかは泌尿器科医には分からない。まあ、今日はそんな患者が来院しなかったので、トラブルはなかったが。
創部感染なのか、頸部リンパ節炎の熱なのか熱源が分からない患者は、抗生剤を投与するも解熱せず。こういう担当科がその場で決められない患者は、ERや総合診療科がない病院ではどの科のon callも取りたがらず、入院の必要性が微妙な時は時間外担当医は難渋する。
▼前日からの引き継ぎで結石疝痛発作の患者が入院していたが、案の定痛みが治まり当日退院。泌尿器科医にとっては入院の適応にはならないのだが・・・。
▼視床出血の患者も来院。まさかと思ってCTを撮ると視床出血。
共同偏視なんて記憶の片隅からも飛んでいた。
9月26日 『名古屋の週末』
今日の体重は63.9s、BMI22.4、体脂肪率17.6%。
血圧は122/74mmHg。
▼准教授と助教が出張のため、いつもの外勤先ではなく本拠地の土曜日外来を久々にこなす。
昨日から分かっているのに、土曜日に腎不全患者を紹介されても、透析ベッドは埋まっており透析は不可。
そもそも高齢者の透析の適応、うーん・・・。脱水も影響していると思うので、輸液とGI療法で週末は乗り切ってもらおう。
▼明日は日直のため、これまた久々に帰阪しない週末。
▼レンズ交換の終わった老眼鏡を引き取る。
よく見えるが、遠くを見るときは外さないとならず、手間がかかる。老いはやはり悲しい。
▼昨日、越乃で食事も酒も過ごし過ぎたためか食欲あまりなし。
が、ジャンクフードの気分だったので、今池の王将で鶏の唐揚げ、焼飯にビール1本を空けて帰宅。
▼10月にCh.ペトリュス1976の会があるので、それに合わせて1976のボルドーを確保。
9月25日 『越乃』
今日の体重は64.0s、BMI22.4、体脂肪率18.0%。
血圧は122/83mmHg。
▼外来多数。
嵌頓包茎、精巣軸捻転疑い、巨大腎ガンなどの初診患者と枠一杯の予約患者に忙殺される。
膀胱ガン患者を多数フォローしているので、再発する患者も多数。
今日膀胱鏡をした患者は2人とも再発していた。
なぜか最近、術後のイレウスが頻発するのだが、今日は2人とも保存的に軽快し、イレウス管と胃管を抜去。
週末を控えて大丈夫なのか?
▼午後からは高位精巣摘除術1件。
どうやらセミノーマの模様。
▼夜は池下の江戸前鮨、越乃。
付き出し:アスパラと子持ち昆布
造り:蝦蛄と昆布〆の鯛・甘海老
焼物:ノドグロの一夜干し
酢物:ままかりのおから和え
酢物:渡り蟹
握り:中トロ、平目、鯵、鰹、剣先イカ、雲丹、煮穴子、車海老、コハダ
鮪のしぐれ煮
甘鯛と芝海老の玉子焼き
酒はエビスビール、冷酒、麦焼酎水割り。
江戸前の鮨は解さない人間なので、ツメや醤油、塩などがつけてある鮨が一貫ずつ出てくるのは少し面食らう。
もともと大阪人は鮨屋で鮨を食さないのだが、柔らかいシャリの握り、どう食べていいのか正直分からない。手で食ってよいのか、箸だと握りが崩れるぞ!
魚は地場物が多く、鯛・雲丹・車海老は三重県産。鮪は大間産で1週間ほど寝かしたものらしい。
昆布〆が多用されていて、造りの鯛は浅〆、造りの甘海老と握りの平目はしっかり〆っていた。
ノドグロはかなり脂が乗っていて美味。ままかりはそれほど〆っておらず、おからとの調和が絶妙。
剣先イカは生ではなく、茹でた上で浅くヅケにされていた。
大将が河内長野出身の大阪人と分かったので、これからも定期的に通います。
今日はこれだけ飲み食いして15000円程度でした。
9月24日 『2日続けてのカップ麺』
昨日の体重は64.1s、BMI22.4、体脂肪率18.3%。
血圧は120/82mmHg。
▼昨日の日当直、実質的な仕事はほとんどなし。
夕食しかついていないので、昼はカップ麺というさみしい食事。
▼当直中の深夜、というか日が変わった早朝にdonationがあったらしい。
こういう好機なのか地雷なのかどちらか分からないが、機会は私の横を通過してしまうようだ。
▼明けて今日、いつもの救急当番。
来月から外勤先・曜日が変わるため、木曜日の救急当番は最後。が、今日は1度もコールなし。
来月からは金曜日の午後がduty、手が空いていれば火曜日の午後も担当とのこと。やっぱりね。
科毎の割り当てが人数割りだとすれば、泌尿器科が2コマだったり、脳外科が3コマ当ったりとか、数学的には矛盾すると思っていた。
救急担当教授と仲が悪いから多く割り当てられていたと思うのは、下種の勘繰りなんでしょうね。
▼救急当番のため病院から出られず、2日続けて昼食はカップ麺。体にも悪いし、情けなし。
▼HMVから
ガヴァッツェーニ&ローマ歌劇場:マスカーニ歌劇『パリジーナ』全曲(GB2440)
CDが到着。
▼夜は山田家。
名古屋コーチンのレバ刺し、鮭と茸のホイル蒸し、ウィンナーチーズに生ビール麦焼酎けいこうとなるも水割り。
9月22日 『心の隙間』
▼有馬温泉から新神戸経由で名古屋に戻る。
▼少し病院を留守にしたわけだが、それでも仕事は回る。
やはり今の病院に私は不要のような気がするなぁ・・・。どうなんだろう。
隙間要員という立場さえ納得すれば、居心地は悪くないのだが、心の隙間は埋まることはない。
外様の渡り奉公だから仕方なし。
▼県立北部病院:産婦人科救急を休止、婦人科は一般診療も 毎日新聞
県立北部病院(大城清院長)は産婦人科医師の退職に伴い、医師2人の診療体制となるため、28日から当面の間、産婦人科救急と婦人科診療を休止する。
産科は紹介予約制として妊婦健診に重点を置いた診療体制に変更。婦人科は新規患者の受け付けを休止する。同院はホームページで「大変申し訳ございませんが、引き続き医師の確保と診療業務の拡大に努力するので、理解と協力をお願いしたい」としている。
北部病院は2005年4月に医師不足を理由に産婦人科を休止。08年11月には4人体制になり、ことし1月に24時間救急診療が再開した。その後1人が退職して3人体制となり、救急を一部制限していた。
もっと卵を産めと金の卵を産むガチョウの首を締めたら、ガチョウが死んでしまったという、あちこちの地域の病院でいまだに繰り返されているお馬鹿な話。
イソップの昔から分かっているのに、目先の利益に捉われる人間のいかに多いことか。
産科救急を強行したため、医師が減少し、婦人科診療まで崩壊。こう聖地化してしまえば、復旧は至難の技だろう。
▼留守中にHMVから
クリュイタンス&パリ音楽院管:ラヴェル管弦楽作品集(ALT167)
CDが到着。
1964年5月7日東京文化会館ライブ。初出のステレオ・ヴァージョンも含むリマスター盤。
▼HMVに
ガヴァッツェーニ&ローマ歌劇場:マスカーニ歌劇『パリジーナ』全曲(GB2440)
CDを注文。
1978年12月のライブ。イタリアの落ち穂拾いレーベル、Bongiovanniから。
マスカーニはヴェリズモばかりではないという、隠れた名作らしい。ガヴァッツェーニが振っているからには間違いなかろう。
▼明日は透析病院の日当直なので更新はありません。
9月19〜21日 『大阪松竹座→宮島→山口→有馬温泉』
19日
今日の体重は63.6s、BMI22.3、体脂肪率17.2%。
血圧は120/91mmHg。
▼外勤先の外来。
結石や血尿など、初診患者多数来院。
▼米原経由新幹線で帰阪。
▼かどやで遅めの昼食。
ココロ、ミノ、ツラミ、ハラミ、焼センマイにビール1本&麦焼酎水割り2杯。
▼夕方からは松竹新喜劇創立60周年公演を観劇。
席は1階2列10番、前から2列目の真ん中。後列には元松竹新喜劇の四条栄美さんがおられて吃驚。
一.裏町の友情 一幕
二.六十周年御祝 口上
三.はなのお六 三幕
『裏町の友情』は渋谷天外と高田次郎の掛け合いがよく、笑いながら泣いてしまった。
口上は昔の映像を流した後、現劇団員および客演の役者のあいさつ。脱線もあまりなく至極まとも。
『はなのお六』は、2世の凄さと悲哀を同時に感じる。
親譲りのアドリブ、ノリは素晴らしいが、やはり親を超えることはない。小島秀哉演じる倶利伽羅龍五郎とのやり取りは、DVD化されている伴心平と寛美のやり取りに数段劣る。が、松竹新喜劇の良さはこの時事ネタや相手のトチリをいじくる面白さにある。
有馬玄蕃頭を演じた小島慶四郎は、直美を見て吹きっぱなし。これが松竹新喜劇の良さで、劇団四季や東映の形式美とは違う。
20日
▼新幹線で広島へ。広島から在来線で宮島口に10時前に到着。
目当てはあなごめしのうえの。
開店前なのに食事は1時間待ち。駅弁は待ち時間なしだったが、次第に待ち時間ができ、35分ほど待って私が入店した頃には弁当も1時間待ちだった。
あなごめし(小)と白焼き。
白焼き(1050円)と言いながら軽く味付けされており、名古屋の鰻の白焼きと同じ感じ。
あなごめしは特上(1890円)、並(1470円)、小(1260円)とあなごと御飯の量で値段が決まる。
瀬戸内の穴子も良いが、英ちゃん冨久鮓や鳥羽(丸萬亭、海月)でも良い穴子を食っているので、1時間弱も並んで食う価値はないだろう。
うえのの隣もあなごめし屋なのだが、こちらは全く行列なし。宮島内にもあなごめし屋はたくさんあるが、本当にうえのが一番なのか?
▼厳島はさんざ見物しているので、うえのを後にして在来線(宮島口→徳山→新山口→山口)を乗り継ぎ、山口へ。
母方の実家は防府にあったので、防府や長府、下関、秋吉台、萩、青海島などを観光した記憶はあるが、山口の記憶なし。
山口政庁と香山公園をゆっくり観光。
瑠璃光寺の五重塔
国宝で、醍醐寺、法隆寺と並ぶ日本三大名塔らしい。日本建築の粋がある。
▼山口の隣、湯田温泉はホテルニュータナカに宿泊。
解放感あふれる屋上の露天風呂を満喫。
▼夜は大八寿司。
17時の開店直後に入店。人気店らしく、私が出る頃には満員で予約なしの客は断られていた。
店の真ん中は大きな生簀、太鼓でお出迎えと若干引いてしまう。
カワハギ1枚をまず造ってもらう。
身はポン酢で、途中からは肝和え。縁側の部分は湯引き、残りのあらは赤だしで頂く。
次は仙崎港から直送の剣先イカを造りで。
糸造りでそうめんつゆと鶉の卵で食す。下足は塩焼きで。
酒はエビス中瓶を2本。その後は山口の地酒、獺祭。
精米率で23、39、45、50%とあるようだが、50%の純米大吟醸と23%の獺祭磨き2割3分をグラスで頂く。
最後に持ち帰り用に鯖棒ずし1本を頂き、清算。鯖は英ちゃんや京都のように太い棒ずしではなく、浅漬けの細い鯖。
これだけ飲み食いしても1万円かからず。
田舎では鮨屋に突入することにしているが、とりあえずここでも失敗ではなかった模様。
21日
▼山口の海産物は幼少時から染みついた味なので、ついついお買いもの。
秋穂の干し海老、防府の蒲鉾である白銀、仙崎のじゃこ天を購入し、新山口から新神戸経由で有馬温泉へ。
車中で早速、ビールにじゃこ天を食す。
▼有馬温泉は常宿、月光園鴻朧館に宿泊。
欽山や兆楽に1人で泊まるほどの根性はない。で、酸化鉄で赤い金泉に入浴。
▼鴻朧館の秋の懐石を頂く。
食前酒:柘榴酒
先附:秋茄子琥珀ジュレ掛け、巻き湯葉、雲丹ワイン蒸し、花穂、散らし枝豆
八寸:鯛菊花すし、車海老レーズン焼き、鮭鳴門巻、栗芋レモン煮、新銀杏、むかご竹串さし、子蛸姿煮、春菊占地茸・菊花とんぶり和え
向附:明石鯛、鮪、伊勢海老、蛸・子持ち昆布重ね盛り、金魚草、松葉人参、赤芽紫蘇、山葵
煮物椀:鱧、里芋名月仕立、松茸、すすき冬瓜、梅肉豆富、香り柚子
焜炉:神戸牛金泉鍋、胡麻ぽん酢添え、栗麩、笹白葱、牛蒡、えりんぎ茸
焼肴:海老オイル焼き、無花果辛子黄身酢掛け、すずき柚庵柴焼き、山桃松葉さし
蓋物:豊年甘鯛五穀蒸し、溶き山葵、三色熨斗野菜、蟹入り菊花あん
酢之物:鹿の子烏賊、大貝酒塩煮、敷きもずく、落とし芋、いくら、蛇腹胡瓜、土佐酢
揚物:松茸と鱧の天麩羅
止椀:赤出し汁、蓴菜、滑子茸、三つ葉、粉山椒
御飯
香之物:縮緬山椒盛り込み
果物:二種盛り
酒はPouilly-Fumé Les Griottes 2003 Domaine Dominique Guyon。
2003年はまだコルクですが、そのためかややブショネ気味。微妙なところなので、クレームはつけませんでしたが、アライグマが芋を洗うようにスワリングしました。
平均点は少し超える料理なのですが、去年も出た車海老レーズン焼きだけは感心できない。
鮪も冷凍物をわざわざ出す必要はなかろう。
9月18日 『さびしい移植学会』
今日の体重は64.1s、BMI22.4、体脂肪率17.8%。
血圧は124/86mmHg。
▼早朝の新幹線で上京、京王プラザホテルで開催されている第45回日本移植学会総会に出席。
が、会場は結構隙間だらけ。会員が減っているのかなぁ・・・。かなりさびしい。
受付で配布されていたグリーンリボンのピンバッジは、早速ラペルに付けさせていただく。
▼留守中の外来を助教にお願いしていたのだが、進行ガン患者2人が入院。
1人は3日前のCTではそんな所見はなかったのだが、イレウス、気腫性胆嚢炎で入院。昨日も痛みで受診していたのだが、ガン性疼痛の増悪かと思っていた。
自分が最初から診ている患者ではなく、引き継いだ患者の病状が悪化してくると、なかなか話がしづらく、しかも病状が悪化したときに不在だとなおさら辛い。
気腫性胆嚢炎、かなり予後が悪い疾患なので、ガンとの関連が分からないがさらにきつい要素が加わってしまった。
もう1人は高齢者の再燃性前立腺ガンなので、ある程度やむを得ず。こちらも突然、別の病院から降ってきた患者なので、あまり納得はいかないが・・・。
▼ドナー候補の血圧も一時低下。うーん・・・。
▼「感染疑い」でも治療薬投与を…厚労省通知 読売新聞
新型インフルエンザに感染して死亡した横浜市の小学6年の男子児童(12)がタミフルなどの治療薬を投与されていなかったことを受け、厚生労働省は18日、感染の疑いがある患者については、感染が確定していなくても医師の判断でタミフル等の治療薬を投与できることを改めて周知する通知を都道府県などに出した。
横浜市などによると、男児は2日午前、高熱を出して医療機関を受診、簡易検査を受けたが陰性だったためタミフルなどの投与を受けず、翌日になって容体が悪化して入院した。
一方、国立感染症研究所は同日、全国約5000医療機関を対象にした定点調査で、最新の1週間(9月7日〜13日)の新規患者数は1万5382人で、1医療機関あたりの新規患者数は3.21人だったと公表した。前週(8月31日〜9月6日)の2.62人からは0.59人増。全国の新規患者数は推計約18万人で、前週の約15万人からは3万人増えた。大半は新型インフルエンザの患者数と見られる。
タミフルの異常行動なんて吹っ飛んでしまったんですね。
それはともかく、疑い症例でもタミフルを投与するとなれば、臨床症状のみで判断すればよいことになり、簡易検査も省略してもかまわないということなんでしょうか?
検査キット不足は解消されますが、タミフル不足になるのでは?まあ、馬鹿の一つ覚えのように発熱患者にタミフルを処方すればよいので、時間外担当医師は助かりますが。
一番最悪のシナリオは、無症状の一般大衆までもがタミフルを求めて医療機関に殺到する、という地獄絵図でしょうか。
▼連休に入り、手術もないので老眼鏡の調整を行う。
今の老眼鏡はかなり弱めで、手元と遠くで特に差がない。確実に老眼が進んでいるので、再調整してもらうが、そうなると手元から遠くを見るとすごいことになる。
レンズ交換とフレーム・チェックで1週間かかるらしいが、そんなものなのか?それにしてもレンズは高いなぁ・・・。デパートではなく量販店にすればよかったか?
▼明日からのシルバー・ウィーク、土曜日は外勤先から帰阪して松竹新喜劇を観劇。
日曜日は湯田温泉、月曜日は有馬温泉で、火曜日に名古屋に戻る予定。いまさらキャンセルしても料金を支払わなければならないので、助教に負担をかけるが強行突破。
次の週末は助教が第13回日本アクセス研究会に出席し、私が代診&留守番なので、これでチャラにしてもらおう。
なので、火曜日まで更新はありません。
9月17日 『腹の立つMR』
▼当直明けの救急当番。
バイクの転倒、自転車同士の転倒の2件を受ける。DVで口の中を切った女性と、老人ホーム入所中の転倒はお断り。
口の中は縫えないことはないが、妙齢の女性、やはり専門に診てもらった方がよいだろう。
老人ホーム入所中の方は下手に受けると、老人ホームが退所扱いとなり、こちらが次の受け入れ先を探さなくてはならなくなるので、安易に受けることはできない。
過去何度も嫌な思いをしてるので、羹に懲りて膾を吹いているだけなのかもしれないが・・・。
▼救急隊の隊員が、患者がショック状態と言ったことにカチンと来てしまう。
医学的なショックではなく、精神的に動揺していることを言いたかったのは分かっていたが、救急隊員がそんなことを言ってはいけないだろう、素人じゃないんだから。市のガン検診で2回しか受診していないのに、かかりつけと言って押し込んできたので、こちらも冷たく突っ込んでしまった。電子カルテではそんな嘘は通用しないんだよ!
▼泌尿器科的には腎瘻拡張1件。
ようやく透視装置の交換が済み、今日からニューマシン。
さすがによく見える。
▼5α還元酵素阻害薬が9月4日に薬価収載されたので、いつもは来ない製薬会社のMRがやってきた。
新薬採用の薬事委員会は今から申請しても11月だし、薬剤部長に借りを作る云われは全くないので、軽くスルー。パーセリンは既に切っているし、プロスタールは切るつもりがないので、新薬の代わりに何を切るのかが大問題。
抗コリン薬は4種類も必要ないので、1つ切るか・・・。個人的にはβ3受容体作動薬に興味があるので、抗コリン薬は2種類でもかまわない。
▼膀胱内注入用BCGも発売元が11月末で変更になるとかで、これまたいつも来ないMRがやって来る。
ここの会社は前立腺ガンの抗男性ホルモン薬を出していて、抗男性ホルモン薬の交代療法なども推奨しているのだが、あまりに対応がひどいので、もう1社の薬剤を瀕用している。前任者が多用していたので甘えがあるのかもしれないが、古くて副作用も多い薬剤を強いて使う理由は全くない。私になってから切り替えており、売り上げが激減しているはずなので、責任を取って消えたら良いのにと思っているMRの1人。
▼救急隊やMRに優しくなれない、やはり精神的に病んでいるなぁ・・・。
▼これまたMRの話。
来月研究会があるので、これまたあまりやって来ない免疫抑制剤のメーカーがやって来る。私用で帰阪する次いでに出席するのでチケットの手配など不要、自腹で帰る。
それにここ数年、普通車なんて乗ったことなし。いつも自己負担でグリーン車に乗っています。
気に入られようとするのが見え見え過ぎて、かえって気に障る。
▼Potential donorの存在のため、本日まで留守番。明日は日帰りで移植学会に出席予定。
▼夜は山田家。
平目の刺身、おから、じゃこねぎ焼きに生ビール&麦焼酎けいこうとなるも水割り。
9月16日 『友愛』
今日の体重は63.8s、BMI22.3、体脂肪率17.7%。
血圧は110/82mmHg。
▼外勤先の外来。今日はかなり暇。
▼午後からは本拠地で腎部分切除。開腹、阻血なので恐るべき何ものもなし。
私が主治医なら、開復、無阻血なのだが。
▼鳩山新内閣発足。
厚生労働大臣は長妻昭氏。年金問題はまだ頑張る余地があるかもしれないが、医療行政に対しては知識も有効な策があるとは思えず。
子ども手当、高校の実質無償化、ガソリンの暫定税率廃止、農家の所得保障などの直接的な景気浮揚策から考えると、医療行政に対しても、子供や高齢者の医療費無償化などを言いかねない。特に社民党が連立与党に入っているからなぁ・・・。
長妻大臣も選挙前は、社会保険病院や厚生年金病院の売却を否定していたが、いまの診療報酬制度でこれらの病院の経営が立ち直るとは思えない。
まずはお手並み拝見だが、誰がやっても失敗しそうなインフルエンザ対策できっと味噌をつけるだろう。
▼「親子と配偶者」限定 臓器移植、優先提供で合意 厚労省部会委 産経新聞
改正臓器移植法が7月に成立したことに伴い、施行に向けた課題を検討する厚生労働省の厚生科学審議会疾病対策部会臓器移植委員会が15日開かれ、改正法で認められる親族への優先提供の範囲について、「親子と配偶者」に限定することで合意した。
改正法は平成22年7月17日に施行されるが、優先提供については同年1月17日に先行して施行される。厚労省は作業班で議論を深め、11月中旬にも省令やガイドラインの改正案を公開し、意見公募を経て正式決定する。
優先提供は現行法では認められておらず、日本臓器移植ネットワークが移植を待つ患者の中から優先度の高い人を選んでいる。ただ、「臓器移植を待つ身内がいる場合、身内に臓器を提供したいという気持ちにも配慮すべきだ」との考えから、改正法には親族への優先提供が盛り込まれた。
改正法の提案者が「親子と配偶者に限定する」と国会で述べており、この日の委員会でも「提案者の意見を尊重すべきだ」との意見でまとまった。ただ、「養子縁組の場合はどうするのか」「どのように意思表示をするのか」「子供に臓器提供するために親が自殺する懸念もある」などの意見もあり、厚労省の作業班で議論を深める。
優先提供をめぐっては、13年に親族への提供を希望する男性の腎臓が、親族に提供されたことが「公平性に反する」と議論となり、ガイドラインに「提供先を指定した場合は臓器の摘出を見合わせる」との規定が加わった。
個人的にこの優先提供には反対です。
臓器提供はあくまで他者への無償の奉仕、友愛の精神に基づいて行われるべきです。宗教やイデオロギーは関係なく、身内も他人も分け隔てなく対応しなければならない問題です。
日本人は悪平等が好きなくせに、こういうところではエゴ丸出し。本当に何とかなりませんかね。
こういうショートカットを設けると、臓器提供の普及がかえって阻害されるような気がするのは私だけでしょうか?
▼本日は透析病院で当直中。
9月15日 『著変なし』
今日の体重は63.5s、BMI22.2、体脂肪率18.1%。
血圧は119/92mmHg。
▼外来多数。
予約枠が一杯、ここで新患が数多来たら本当にきついところだった。
▼午後からは経尿道的膀胱腫瘍切除&右逆行性腎盂造影。
右上腎杯から発生した腎盂ガンのようで、後日上部尿路の外科的治療も必要。膀胱腫瘍の治療だけ先行する意味があるのかどうか・・・。
▼本拠地の仕事を終えてから夜間透析番。
業務に追われ、ネタがありません。
9月14日 『聖地沖縄』
今日の体重は62.9s、BMI22.0、体脂肪率17.7%。
血圧は113/70mmHg。
▼5日ぶりに本拠地の病院に出勤。少し勘が狂う。
午前中は何もなし、午後からは根治的腎摘除のみ。
少し大きな腎ガンだったが、予想していたほど手間取ることはなし。まあ、排泄性腎盂造影の写真を見た時点で勝ちは確信していたが。
▼第43回日本臨床腎移植学会に応募した演題の病理組織が、特殊染色の結果変わったので、演題登録の変更を行う。
より珍しい組織型なので、かえって症例報告しにくい。
▼北部病院、産科医また退職 2人体制で影響必至 琉球新報
【北部】医師不足で2005年から一時休止し、08年11月から診療を再開した県立北部病院(大城清院長)の産婦人科医師が退職届を病院に提出していることが12日、分かった。同病院はことし4月から1人減の3人体制となっているが、医師退職後は2人体制となり、診療体制に影響が出る可能性がある。
病院側は医師の退職届を受理しており、今月か来月にも退職する予定。病院はホームページで常勤医師を募集し、県病院事業局と協力して新しい医師確保に向けた調整を進めているが、難航している。
北部病院は05年4月に医師不足を理由に休止。08年11月には4人体制の診療を開始し、ことし1月に24時間の救急診療が再開した。その後1人が退職して3人体制となっている。
沖縄、研修医には人気があるようですが・・・。
要求する側の気持ちは分からないではないですが、4人で24時間の救急診療を再開した時点で医師の過労は予想されたはず。1人減り、2人減り、通常業務も支障が出るようになっては、何をしようとしたのか本来の目的すら分かりません。現場の状況を無視して、最小限の人員で最大限の体制を築こうとしても、それは無理というものです。
沖縄北部病院、内科すら診療制限を行っているようですから、病院として終わっている気がします。
▼琉球大病院、骨髄移植手術できず 担当医が退職、再開困難 西日本新聞
沖縄県内で1カ所だけ非血縁者の間の骨髄移植手術が認められている琉球大病院(西原町)で担当医が退職、ことし4月以降、提供者(ドナー)からの骨髄採取や移植が実施されていないことが5日、病院などへの取材で分かった。
琉球大病院は「新たに医師を募ってはいるが、全国的に不足している。病院だけの努力には限界がある」、厚生労働省臓器移植対策室も「事情は把握しているが、こうしたケースで個別に医師を配置する権限は国にはない。県と(骨髄バンクを運営する)骨髄移植推進財団に善処をお願いしている」としており、再開は極めて困難な状況だ。
「沖縄県骨髄バンクを支援する会」の上江洲富夫代表は「本土での移植は経済的、身体的負担が大きい。県内のほかの病院でできるようにしてほしい」と訴えている。
非血縁者間の移植や採取は、財団が認定する医療機関でしかできず、沖縄県内では琉球大病院のみ。この中で、ことし6月、血液内科の医師2人が「負担が重い」を理由に退職。ほかに移植ができる医師はおらず、4月上旬を最後に手術を受けた患者はいない。
財団によると、沖縄県では血縁者間を含め昨年20件、一昨年7件の移植手術を実施。現在、患者やドナーは福岡県や鹿児島県に行っているという。
やはり沖縄の話。一般内科や産科医療が崩壊している以上、より特殊な骨髄移植は崩壊せざるを得ないでしょう。
骨髄移植を行う血液内科医は極めて少数のため、患者の負担より医師の負担軽減を優先しないと、必要な医療さえ供給されないでしょう。沖縄で骨髄移植ができないのであれば、医師の強制配置を考えるよりも、本土で移植を行う際の経済援助を行う方がはるかに現実的です。
▼HMVに
クリュイタンス&パリ音楽院管:ラヴェル管弦楽作品集(ALT167)10月2日発売予定
CDを予約。
1964年5月7日東京文化会館ライブ。初出のステレオ・ヴァージョンも含むリマスター盤。
▼夜は山田家。
剣先イカの刺身、手作り餃子、ゴーヤのお浸し、ウィンナーチーズにサッポロ黒ラベル壱岐っ娘デラックス水割り。
9月13日 『英ちゃん冨久鮓→P会』
昨日の体重は63.4s、BMI22.2、体脂肪率18.7%。
血圧は115/87mmHg。
▼外勤先の外来を終え、本日は名古屋経由新幹線で帰阪。
またしても慢性骨盤痛症候群外来。
▼夜は英ちゃん冨久鮓の会。
先付:蛍烏賊沖漬け
口取:牛トロ浅葱巻き、玉、天神ワイン漬け、小芋の衣かつぎ、莢豌豆胡麻醤油
中央の天神は梅干しの種の髄。杏仁豆腐の香りがします、
向付:関鯖造り、あしらい一式
色鮮やかで立派な関鯖。
煮物:あこう煮付け、牛蒡、木の芽
焼物:天然車海老の海胆焼き
120g、20cm超えの車海老!
酢物:てっさ、薬味ポン酢
揚物:河豚唐揚げ、塩
今年初めての河豚、やはり美味。
蓋物:松茸土瓶蒸し
やはり今年初の北海道産松茸。
すし:関鰺、まぐろ、烏賊、秋刀魚、穴子
果物:二十世紀梨
ワインと酒
1. Champagne Beaumont des Crayeres Fleur de Prestige Brut 2000
2. Menetou-Salon Les Renardieres Blanc 2007 Domaine Philippe Gilbert
3. Menetou-Salon Les Renardieres Rouge 2006 Domaine Philippe Gilbert
4. 本日の日本酒「醸魂 雪の松島 超辛 純米」
▼明けて今日、英ちゃんの海老太巻きが朝食。
▼昼からはプティ・カッセでCh.ペトリュス1979の会。
茶豆のクリームスープ
徳島酢橘牛の生ハム
いろいろな牛があるもんです。餌に酢橘を混ぜることに意義があるのでしょうか?
剣先イカのパプリカソース
ジュノベーゼ・ソースかと思いましたが、バジルではないそうです。
鱸と帆立貝のパイ包み、アメリケーヌ・ソース
春巻の皮での包み焼だそうです。
豚の藁焼き
いわゆる蒸し焼きですね。
6月の料理はあまり関心しなかったが、今日はなかなか。
今日のワインたち。
Champagne Pierre Leboeuf Cuvée Coup de Foudre 2002
Champagne Francoise Bedel l'Âme de la Terre Millésimé 1998
Puligny Montrachet les Meix Doudet Naudin 2007
Château Petit Village 1979
Ruchotte Chambertin Domaine Georges Mugneret 1998
"Essensia" California Orange Muscat Quady Winery 2007 375ml
"Electra" California Orange Muscat Quady Winery 2007 375ml
"Elysium" California Black Muscat Quady Winery 2007 375ml
ペトリュス79と、私が持参した同ヴィンテージのプティ・ヴィラージュ。
プティ・ヴィラージュの方がサクッと飲みやすい。ペトリュスは最初はやや弱く、開くまでかなり時間を要した。
▼弘屋→先斗町→英ちゃん冨久鮓→P会、怒涛の1週間が終了。
9月11日 『経験に基づく医療>EBM』
▼何もすることなく、遅くに目覚める。無為徒食な日々を送ってしまった。
しっかり睡眠できているところを見ると、うつではないのか?
▼古本で
M.ルブラン『謎の家』(創元推理文庫)
を購入。
これで創元推理文庫のルパン物はコンプリートのはず(創元推理文庫ではリュパンと表示)。
今読んでみると、ルパン物もなかなか楽しい。
▼AUA/PSA検査の有用性を支持する新ガイドラインを発表 Medical Tribune
〔ワシントン〕米国泌尿器科学会(AUA)は,前立腺がんスクリーニングに関して,10年以上の余命が見込まれる40歳以上の男性に対しては十分説明を行ったうえで前立腺特異抗原(PSA)検査を実施するのが適切であるとする新臨床ガイドラインを発表した。この発表は,他の複数の主要団体が最近発表した推奨と真っ向から対立するもの。PSA検査そのものと,患者ケアの指針における同検査の活用法(定期検査の開始年齢,検査の間隔,生検実施の基準)に関しては議論が続いているが,今回のガイドラインでは,「PSA検査は,適切な実施と解釈が伴えば,診断や治療前の病期判定,リスク評価,治療後のモニタリングに不可欠な情報を与えてくれる」としている。
最新知見に基づく変更
Best Practice Statementと称される今回のガイドラインはAUAが2000年に発表したガイドラインを更新するもので,主要な変更には,PSA検査の適応やPSA値が異常であった場合の生検実施のタイミングなどに関する新推奨が含まれる。
AUAによると,40歳以上で10年以上の余命が見込まれる患者には,十分説明を行ったうえで前立腺がんの早期発見とリスク評価を提供すべきである。将来の前立腺がんリスクはPSA値と密接に関連しており,ベースラインのPSA値が40歳男性の中央値を超えている場合,前立腺がんの強力な予測因子となる。こうした検査手順を踏むことで早期発見が可能になるだけでなく,検査効率が高まり,検査頻度が減少すると考えられる。前立腺がんのスクリーニングを希望する男性には,PSA検査と直腸指診を併用施行すべきである。
今回のガイドラインには,前立腺がんリスクをより的確に判断するために,家族歴,年齢,全体的な健康度,民族などの因子をPSA検査および診察結果と合わせて考慮すべきであるとの指針も盛り込まれている。また,検診のリスクと便益に関しては,過剰な検出,すなわち即時治療を必要としないがんまで発見される問題を含めて議論すべきと推奨している。
ガイドライン策定パネルのPeter Carroll委員長は「前立腺がん検査(PSA検査)の是非は,患者の年齢にかかわらず個々の患者がかかりつけ医や泌尿器科医とともに決定すべき問題であるというのが,今回のガイドラインの最も重要なメッセージである。現時点では,すべての男性に適した一定の基準は存在しない。このパネルでは,PSA検査に関する欧米の最新試験からの報告を慎重に検討したうえで,最終的なガイドラインを策定した。参照した試験の信頼性と限界に関してもガイドラインで論じている」と述べている。
生検は複数因子を考慮して判断
生検に関しては,PSA値がどのような値であってもリスクは存在し,生検で前立腺がんが発見されないと100%保証できる安全なPSA値はないことが主要な試験により示されている。したがって,AUAでは,PSA値に対し生検が適応となる特定の閾値を設定していない。むしろ,生検の適応は遊離PSA値,総PSA値,PSA上昇速度,PSA密度,患者の年齢,家族歴,人種・民族,生検歴,併存症などの因子を考慮して決定すべきである。さらに,今回のガイドラインでは,すべての前立腺がんに積極的治療の必要性や生命の危険があるわけではないことを強調している。積極的治療の開始を判断する際には,その必要性もしくは経過観察選択の可能性を患者と泌尿器科医が詳細に話し合うべきである。
Carroll委員長は「前立腺がんはさまざまな形態を呈し,悪性度の高いものとそうでないものがある。しかし,がんが存在するか否かがわからない状態では,次の段階に進めないことから検査が重要となる。AUAでは,前立腺がんリスクを持つ男性やがん患者に対して,専門医による時機を得た適切なケアを提供することに専心しており,新たな情報の発表に応じて,常にこれらのガイドラインを更新する準備ができている」と指摘している。
治療・管理の要点が明確に
さらに,同ガイドラインでは,PSA値に基づいて前立腺がんの治療法の選択と治療後のモニタリングに関する以下の要点を明確にしている。
・血清PSA値は,局所療法に対する前立腺がんの応答の予測因子となる
・PSA値が20.0ng/mL以下で限局性かつ無症候性の前立腺がん患者には,病期診断として骨スキャンをルーチンに行う必要はない
・臨床的に限局性の高リスク前立腺がんで,PSA値が20.0ng/mLを超えるか,局所進行が認められた場合,もしくはGleasonスコアが8以上である場合には病期診断としてCTまたはMRIの施行を考慮してもよい
・臨床的に限局性の前立腺がんで,PSA値が10.0ng/mL未満でGleasonスコアが6以下の場合,骨盤リンパ節切除は必要ないと考えられる
・がんの再発を検出するために定期的にPSA値を測定すべきである
・根治的前立腺摘除術後には血清PSA値は低下し,検出不能レベルを維持するはずである
・放射線療法,高密度焦点式超音波法(HIFU),凍結療法後には血清PSA値は低レベルとなり,治療が成功していれば上昇しない
・アンドロゲン抑制療法後のPSA nadir(最低値)は死亡の予測因子となる
・局所がんに対する初回治療後の転移の検出には骨スキャンが適応となるが,骨スキャン施行の目安となるPSA値は不明である。PSA値上昇速度の評価により,予後に関する重要な情報が得られるだろう
・前立腺がん局所療法後のPSA値上昇は,局所再発と遠隔再発の鑑別に役立つ
たまには泌尿器科医としての話題も。
結局、個々の症例に応じて、泌尿器科医の判断および患者の意見を入れながら、PSAスクリーニングや生検を考慮せよとのことのようです。
ということは、医師の経験と胸先三寸、EBMとは名ばかりということになってしまい、何ら基準がないのも同然。
逆に治療法の選択とモニタリングについては、当たり前のことすぎて、これまたほとんど役には立ちません。現段階では、前立腺ガンに限定されますが、EBMより経験に基づいた医療の勝ちのようです。
▼病院・開業医の倒産、昨年の倍のペース 医療介護CBニュース
帝国データバンクの「全国企業倒産集計」(8月報)によると、同月に全国で発生した病院・開業医の倒産は2件で、今年1-8月の累計は40件になった。これは、前年同期の21件に比べて倍近い水準。また、8月の負債総額は4億1000万円で、1-8月の累計額は209億300万円になった。
病院・開業医の倒産件数は01年以降、30件前後で推移していたが、07年には48件と前年の30件から急増。昨年は35件に減少したものの、今年は4月に9件が発生するなど、高水準で推移している。
世間では倒産している企業が多数あるので、病院・医院だけを特別扱いするわけにはいかないでしょうが、診療報酬はいわば公定価格、それで立ち行かなくなる病院・医院が多数発生するのは国の施策の誤りの証拠。
民主党は社会保障費抑制をしない方針のようですが、それで日本の医療が変わるとは医師の多くは思っていません。一般人より医師の民主党支持率が低いのは、もはや多くの医師がPONRを過ぎてしまっていると感じているからでしょう。仙谷代議士が唐澤日本医師会長に今までの反省と総括を求めたそうですが、勤務医の多くが参加していない医師会に総括を求めても、崩壊してしまっている地域の救急医療や産科医療が立ち直ることはないでしょう。
▼近鉄で名古屋に戻る。
そして夜はいつもの山田家。
まぐろぶつ、鶏の唐揚げ、牡蠣入り焼きそばにサッポロ黒ラベル&壱岐っ娘デラックス水割り。
9月10日 『先斗町』
▼休暇といっても大阪宅でのんびりしているだけ。深酒の翌日ならなおさら。
ただ、毎週木曜は救急隊とのホットライン係なだけに、専用携帯電話を所持しなくていいだけでも落ち着く。
▼大阪ローカルTV番組の録画を処理。
▼“安心なお産”の光消える 神戸の佐野病院 神戸新聞
「自然なお産」を目指し院内助産科を全国で初めて導入するなど、先駆的な取り組みで知られる佐野病院(神戸市垂水区清水が丘)が、9月末で分娩(ぶんべん)の取り扱いを中止することが分かった。深刻な産科医不足が原因。同病院で来月以降、出産を控えていた妊婦約140人については、順次近隣の医療機関を紹介している。(武藤邦生)
同病院は、年間500〜600件の出産に対応してきた。1997年に設けた院内助産科は「助産所のような家庭的な雰囲気のお産」をうたい文句に、助産師の付き添いの下、通常の分娩台にこだわらないお産を模索した。万が一の緊急時には、すぐに医師の診察が受けられる安心感もあり、全国的に注目された。
この取り組みも医師のバックアップが前提となるため終了する。婦人科の診察は継続する。
同病院によると今年4月、産科の常勤医1人が体調不良で退職。別の常勤医も、体調を崩し今月末で退職することになった。最大時は5人いた医師が来月以降、非常勤を含めても3人になるが、新たな医師の確保のめどが立たず、分娩業務は困難と判断した。
産科医の不足は郡部などを中心に、全国的な問題。兵庫県によると、県内で分娩できる病院、診療所は今年7月現在、120施設で、2年前に比べ12減。神戸市内では2カ所減り、31施設。
佐野寧(やすし)院長は「苦渋の思いだが、今後の態勢では、当院が目指してきた『安心なお産』の継続が難しい。急な事態だが、出産を控えた妊婦には、できる限りフォローしたい」としている。
院内助産科が正常分娩を担当して産科医の負担を減らそうという流れが、産科医不足に地方自治体病院を中心にありますが、それがうまくいかない悪い手本ですね。正常分娩か異常分娩かなんて、分娩が終了しなければ分からず、産科医は結局お産に携わらずを得ないのは理の当然。
2人の医師が立て続けに体調を崩すような職場、無理がかかっていないとは言えないでしょう。このようなモデルはどこにおいてもうまくいかないことは、1例報告ですがもう証明されてしまいました。
▼昼は大阪の洋食が食べたくなったので、しき浪へ。
Wビフカツとオムライスを食す。デミグラスソースがかぶっているし、明らかにカロリー過多。
この選択が後に不幸をもたらす。
▼新刊で
@R.スタウト『黒い山』(ハヤカワポケットミステリ1828)
AC.ライス『スイート・ホーム殺人事件 新訳版』(ハヤカワミステリ文庫)
BS.L.トンプスン『A-10奪還チーム出動せよ』(ハヤカワミステリ文庫)
を購入。
@はネロ・ウルフ物。
Aはユーモア・ミステリの新訳版。
Bは冒険小説の名作の復刊。以前は新潮文庫から出ていたので、『シャドー81』と同じパターン。
▼京阪電車で祇園四条へ。
車中のTV(京阪はテレビカーがある)で新型インフルエンザの特集をしており、取材に答えていた大阪府立公衆衛生研究所の研究員が同級生だった。
▼先斗町のとある店で9人で宴会。
無花果に上に鰯煮を乗せたもの。上にかかっているのは鰯の煮汁をベースに梅酢で酸味を加えたもの。
ゴーヤ、パイナップル、クコの実、松の実などの白和え。
雲丹、アオリイカ入りの塩辛。
壱岐の鱧。
宍道湖の天然鰻。下は茄子の肉味噌がけ。
淡路の玉葱と宍道湖の天然すっぽん。今日一の逸品。
丹波鶏。
この時点でお腹がパンパン。胃が張ると迷走神経反射が起こり、気分が悪くなるのでワインも進まず。
箸休めのこんにゃく
自家製オムアイス。昼とかぶってしまった・・・。
ワインは
ボーモン・デ・クレイエール
コート・デュ・ジュラ・シャルドネ・フルール2007アラン・ラベ
Ch.ポンテ・カネ1997
▼医療従事者が4人、うち私を含めた3人は病人。
私は精神を病んでいるし、1人はニトロを持ち歩いているし、1人は高圧酸素療法後。
医師が健康でいられない、やはり今の時代はおかしい。
9月9日 『弘屋』
今日の体重は63.5s、BMI22.2、体脂肪率18.1%。
血圧は123/87mmHg。
▼外勤先の外来。
透視が14時からしか使えないので、サーヴィス残業で午後から両側尿管ステント交換。しかも本拠地は有給休暇届。
夕方にはカテーテルトラブルの電話。
規定額以外全く支払わない非常勤医にそんな電話をかけてくる神経を疑う。しかもこの患者、以前もバルンを引っ張ってトラブルになったことあり。管理が悪いだけじゃないのか?
▼外勤先の居残り処置で有給休暇を取らざるを得なくなったので、夏休みとひっかけて在来線で帰阪。
▼新刊で
歴史群像2009年10月号(学習研究社)
を購入。
▼夜は久々に弘屋。
生ハムピーチ
鯒のカルパッチョ
馬肉のタルタル
フォアグラのソテー、プディング添え
琵琶湖の鰻
上州牛のフィレ
フロマージュ
ワインはCh.モンローズ1978を空ける。
ショートポーションの料理で良いワインを空ける、久々に伺いましたが楽しめる店です。
9月8日 『出るのは愚痴ばかり』
今日の体重は63.2s、BMI22.1、体脂肪率18.5%。
血圧は123/87mmHg。
▼外来多数。
忙しくても暇でも給料は変わらないのだが、ありがたいことに最近の外来予約は枠以上。
▼医療連携室を通じての予約患者の紹介状を見るとsecond opinion。
Second opinionは通常かなり時間を取られるので、一般予約枠で取ることはない。いまさら言っても仕方がないので診察すると、他の泌尿器科からの紹介ではなく、いわゆる家庭医というか、内科開業の主治医からの紹介状で、詳細な情報がなく患者に説明の仕様なし。他院の泌尿器科医に納得はできないものの、直接言い出せずこのような形になったらしいが、明らかにお互いの時間の無駄。
患者さんに説教するのは筋違いだし気の毒なので、医療連携室を通じて紹介元の開業医にクレームをつけてもらう。これから二度と紹介されてこないと思うが、別にそれでも構わないと思うほど、しゃべり疲れた。
▼入院診療に関してはそれほど忙しくないのでまだ耐えられるが、外来では他人に優しくなれない。
▼先月、やっと泌尿器科の病床稼働率が100%を超え、年度通算でも70%超える。ようやく診療科別でワースト5を脱出。
3月には留学で定員1人減、4月からは私を除く2人入れ替わりということがあったので、この低稼働率の責任はすべて私にあると言っても過言ではない。
が、病院全体でも10月より病床削減し、その削減した病床で計算してやっと稼働率が80%超えというレベルなので、泌尿器科のみの責任ではないだろう。
病院自体の存続の危機レベルだが、病院幹部の頭は古いし、事務サイドは頓珍漢だし、現場の若手のモチベーションは低い。
本来なら潰れても仕方がないのだが・・・。
▼診療報酬の減点報告に医事課の職員がやってくるが、見てみると誤請求。
手術材料は術医である私が入力しているので、そのレベルでは間違いがないはずなのだが、経尿道的膀胱腫瘍切除術でフィブリン糊なんて使うわけなかろう。
審査する側は減点して当然。見逃す方が馬鹿。
▼ぬぼっとこのまま名古屋にいてよいのかなぁ・・・。
今の身分に不満があるわけではないが、心身共に病んでいるので辞めたくなってきた。
▼<新型インフル>22都県「医師不足」流行ピーク時 毎日新聞
10月上旬にも見込まれる新型インフルエンザ流行のピーク時に、医師の不足を懸念している自治体が22都県に上ることが、毎日新聞の調査で分かった。集中治療室(ICU)も「足りる見込み」との回答が5県にとどまるなど、設備面でも万全ではない。大半の自治体が医療体制維持に向けた具体策を立てているが、医療機関側から要望の強い医師らへの休業補償を予定している都道府県はないなど、予算確保に苦慮する自治体の姿も浮かんだ。
調査は8月下旬〜9月上旬、都道府県の担当者に実施した。
医療スタッフ確保については、長崎、大分など15都県が医師と看護師の両方が不足する懸念を示した。他に7県が医師、沖縄が看護師不足を懸念。青森、静岡など多くの自治体が「平時から医師が足りない」と指摘し、タミフルなど治療薬の不足が「起きる可能性がある」としたのは、8都県だった。
入院患者用の一般病床について「足りる見込み」と回答したのは福岡など13県。ただし、ピーク時に必要な一般病床数は25府県、ICUの病床数は7県しか推計しておらず、対策の前提となるデータすらない自治体が多い。
医療体制維持の対策は▽感染者と一般患者の外来を分離する施設改修への補助を実施中か計画中=19都府県▽中核病院などへの開業医派遣を計画=12県▽医師の応援や派遣に手当を支給=4県−−など多くの自治体が進めている。しかし、医師が感染した場合、休業分を行政が補てんするとした自治体はなく、神奈川などは国に補償制度の創設を求めた。
ワクチンについては、厚生労働省が接種対象者の案を示す前の調査だったが、厚労省案にはない「介護や学校関係者ら」は15府県、「社会機能維持者(警察官や消防士ら)」も10県が優先接種すべきだとした。対象者の自己負担に対して、独自の助成をするとした自治体はなかった。【まとめ・清水健二、江口一】
厚生労働省も地方も行政の見込みは甘いと思います。
発熱患者がいきなり中核病院に集中しないような体制を取っておかないと、流行のピークはおろか、流行の始まり、すなわち今の時点でも救急医療は崩壊の危機に瀕しています。簡易検査だけて、新形インフルエンザのPCRなんてほとんど行う場合がないことを一般人は知りません。流行がひどくなれば、発熱患者はおろか、無症状の発熱患者周辺の人も病院に殺到するのは火を見るよりも明らか。
またワクチンは指定医療機関で自己負担で行うらしいですが、優先接種対象者証明書の争奪戦が展開されるような気がします。
▼新刊で
ミステリー文学資料館編『探偵小説の風景 トラフィック・コレクション 下』(光文社文庫)
石持浅海『心臓と左手』(光文社文庫)
を購入。
▼明日から夏休みPart2。
明日は弘屋、明後日は先斗町の予定。
9月7日 『ピンクは警告色』
今日の体重は62.8s、BMI22.0、体脂肪率18.0%。
血圧は118/85mmHg。
急に体重減少、名古屋→豊橋→田原→豊橋→京都→大阪→名古屋の大移動はやはり体力的にきつかったか?
▼今日の手術は経尿道的前立腺切除術、経尿道的膀胱腫瘍切除術、内シャント再建の3件。
腎後性腎不全を主訴に受診した膀胱腫瘍、両側腎瘻を造設するものの血清クレアチニン値は5.0mg/dl程度までしか改善せず。今日もとてもとても全て削れる状況ではない。
腎機能的に化学療法もできないので、膀胱全摘除+尿路変向しかないが、失禁型ではさらなる腎機能低下は必至。とはいえ非失禁型で頑張るのもきつそうだし、どうすればよいか悩ましい。
シャント再建も左室駆出率が非常に低く、准教授以外はもう留置カテーテルでよいのではと考えていたのだが、准教授は頑張るなぁ。
私も膀胱腫瘍では頑張るが、ブラッドアクセスには頑張る根性はない。
▼単腎で腎後性腎不全になった膀胱腫瘍の患者は、腎瘻で腎機能はそれなりに回復。
こちらは明日からGC療法。
▼今日も心身共に病んでいるので、ショッキングピンクのポロシャツで出勤。
ふらっとネットで、ダークピンクでデニム地のマオカラー・ジャケットも注文してしまった。
イエローや淡いグリーン、パープルなどの色を使うことが多く、普段はパステルカラー野郎なのですが、ピンクは個人的な警告色。
ピンクを着ている時の私は危険です。
▼腎移植・血管外科の投稿を済ませたので、第43回日本臨床腎移植学会の演題申込みと参加登録を行う。
ちょうど今日、病理組織の結果が返ってきた患者の症例報告。
高知に行くのはおそらく30年以上ぶり。四国で一番よく行くのは松山の道後温泉かなぁ・・・。
▼夜は山田家。
たこぶつ、秋鮭の白子焼、秋刀魚の塩焼き、筑前煮に生ビール&壱岐っ娘デラックス水割り。
9月6日 『嵐山』
昨日の体重は64.1s、BMI22.4、体脂肪率18.0%。
血圧は126/76mmHg。
▼豊橋から25Kmほど車に揺られ、透析クリニックに出勤。
院長が土曜日休むための代診だが、遠距離ということを除けば、申し訳ないくらいの待遇。
先月までは弁当も透析食だったのだが、豪華版に変わっていた。
回診と言ってもほとんど仕事なし。医局で『ア・フューグッドメン』と『トロイ』のDVDを鑑賞。
▼仕事を終えて豊橋から新幹線で京都へ。
京都からはタクシーで嵐山吉兆に赴く。東屋貸切、18人の大人数。
向:秋草向 菱蟹吹寄せ
椀:桔梗蒔絵椀 鱧、三度豆、梅肉ふり柚子
造里:染付汐吹中皿 鮑薄作り 黒楽 つぶ貝、とろタタキ
ここまでしゃぼしゃぼなら、いっそのこと水貝にすればよいのに。
あとつぶ貝ととろって、もっと他の組み合わせがあったはず。
八寸:仁清舟型長皿花飾り 蛸酢、鈴子鮴飴炊き、丸十、鱧南蛮漬、海老もろみ、肉つけ焼
お船にて
鵜飼いを見物。
箸休:黄南京向 雲丹とうふ
焼物:唐津笹皿 鮎塩焼
冷焚合:銀蘭手 賀茂茄子、南京、小芋、鷹ヶ峰唐辛子
鵜飼いに夢中で写真撮り忘れた・・・。
お座敷にて
酢物:岩倉山菊向 焼伊勢冊
御飯:土鍋 蓮根ご飯、しらす、香物、月兎、季の物
果物:色交趾 メロン、マンゴー、西瓜、いちじく、ピオーネ
菓子:朱兜 月見団子
本日のワイン
料理はちょっと不満だったかなぁ・・・。
▼ヘロヘロになりながら、深夜に大阪宅に帰宅。
▼明けて今日、大阪宅の水道点検。
ファイバーで観察し、高圧洗浄。
▼いつもと違うミナミの鮨屋で昼食。
サンマの造り、握り(鯵、白海老、海老、鳥貝、赤貝、鉄火巻)にビール2本。
▼新刊で
J.リッチー 『クライム・マシン』(河出文庫)
を購入。
名短編集の文庫落ち。
ルパン物を読みたくなったので、新刊ではないが
M.ルブラン『ジェリコ公爵』(創元推理文庫)
M.ルブラン『赤い数珠』(創元推理文庫)
を購入。
▼近鉄で名古屋に戻る。
▼ホームページ・ビルダー13にバージョンアップし、無事に更新しています。
9月4日 『ホームページ・ビルダー』
今日の体重は64.2s、BMI22.5、体脂肪率18.3%。
血圧は125/85mmHg。
▼午前中は外来。
結石が一段落ついて、次は慢性骨盤痛症候群が流行りだした模様。
▼午後からは特に何もなし。
▼左肩の痛みがなぜか和らぐ。
少し響くが、苦もなく腕が上がる。うーん、不思議。
▼ビックカメラ名古屋駅西店でデジカメの写真をプリントアウトし、論文提出の準備完了。
昔に比べると、なんでも直ぐにできるようになり、すごく便利。
▼メインマシンのホームページ・ビルダー11がなぜか不調になってしまったので、ホームページ・ビルダー13バージョンアップ版をAmazonに注文。
一応きちんと保存して終了したつもりなのだが、次からどうやってもサイトを認識してくれず。
セカンドマシンで立ち上げるのも面倒くさいので、ホームページビルダー8で今日は更新中。
▼私のホームページ・ビルダー歴は、バージョン6.5→8→11。
8→11は飛躍的に機能的になった気がしたが、現在程度のホームページであれば、実はほとんど活躍の機会はない。
が、8で作成していると文字化けしてしまうので、どうしてもバージョンアップが必要になる。
▼路上者を殺害、臓器摘出 中国、移植ビジネス横行 共同通信社
【北京共同】臓器移植の悪徳ビジネスが横行しているといわれる中国で、今年6月に臓器入手が狙いとみられる路上生活者の殺害事件が発生。関係者に衝撃が広がり、無償のドナー(提供者)ネットワークづくりを急ぐよう求める声が強まっている。
中国誌「財経」最新号などによると、事件が起きたのは少数民族が住む貴州省興義市威舎。35-40歳の男性が7、8年前から威舎駅周辺に住み着き、近所の飲食店から残り物をもらって生活していた。しかし6月15日、貯水池で漁民がこの男性の死体を発見、肝臓、腎臓、脾臓(ひぞう)など臓器の大半や眼球がなくなっていた。
男性は殺害される直前、清潔な衣服を着てボサボサの頭髪もきれいにそっていたため顔見知りの飲食店員が「なんで格好良くなったの」と驚いて声を掛けたという。事件との詳しい関連は明らかではない。
警察はその後、臓器移植が盛んなことで知られる広東省広州市の中山大付属第3病院を摘発。肝移植科の副主任医師らが興義市の診療所医師と結託、死体で見つかった男性から臓器を摘出した疑いをもたれている。
財経が取材した臓器ブローカーによると、移植関係者の間では腎臓一つが6万(約82万円)-15万元で取引されている。
8月下旬、上海で開かれた臓器移植に関する専門家会議でも事件が話題となった。出席していた衛生省の黄潔夫(こう・けつふ)次官は事件について「警察当局が捜査中」と述べ、ドナー制度の早期確立を訴えた。
▽中国の臓器移植
中国では年間約1万1千件の臓器移植が行われている「移植大国」で、提供者(ドナー)不足が深刻な日本からの渡航移植も後を絶たない。少なくとも65%は死刑囚から摘出した臓器を使用。生体間移植のための臓器売買も行われているといわれる。中国政府は2006年7月、臓器売買を禁止。07年には、旅行名目で訪中した外国人に臓器移植を行うことを禁止し、中国国民を優先すると明確に規定する通知を出した。(北京共同)
噂が全て本当だとは思いませんが、中国は本当に恐ろしい国です。
路上生活者の臓器を摘出するのも怖いですが、感染症などの基礎疾患のチェックなんてしていないでしょうから、その臓器を移植された患者も何が起きるか分かりません。
渡航移植、ドナー情報が詳細に分からないのでやはり危ないでしょう。
▼1週間遅れでウメムラ Wine CellarからCh.デュクリュ・ボカイユ1979が届く。
▼明日は田原で仕事をし、嵐山に向かう予定。
9月3日 『四十肩』
▼昨日の夜間透析、透析患者1人が発熱。
インフルエンザの簡易検査は陰性だったが、クラスターの発生に怯える日々。
▼当直明けの救急当番、今日はコールなし。
▼やや重めの体重、少し高めの血圧、少し多い体脂肪率、何とかならないものか。
▼昨日から急に左肩痛。
ロキソニンテープを貼っても軽快しない・・・。四十肩か?
▼午前中は経尿道的膀胱結石砕石術。
ストーンパンチがかからないので、リソクラストで2つに割ってからストーンパンチで砕石する。
午後からは左腎瘻造設のみ。
ちょっとした操作でも左肩に響くので、やりにくいことこの上なし。
▼心身ともに調子が悪いので、サクッと帰宅、就寝。
9月2日 『ミスター・ディアボロ』
今日の体重は63.9s、BMI22.4、体脂肪率18.1%。
血圧は129/88mmHg。
▼明らかに精神を病んでいる。今日はサーモンピンクのパンツに白のポロシャツで出勤。
▼外勤先の外来。
先週土曜からまるで結石外来。
▼先週、内視鏡手術をした単腎の膀胱腫瘍患者が腎後性腎不全。
逆流を起こして上部尿路に播種するのが嫌だったので、尿管口は削らなかったのだが、削るべきだったのかなぁ。
とりあえず明日腎瘻を留置して、週明けから化学療法を行う予定。
▼明日の手術は膀胱砕石術で、これといって変わった手術ではない。
が、患者が個室希望でいつもと違う病棟に入院したため、一から百まで訊かれてやる気がなくなる。
入院中指示に一から百まで記入するという返し技で臨む。
▼3年ぶりの症例報告を依頼があったので論文にまとめるが、受理されると何と7年ぶりの論文。
まあ、大学人を辞めるつもりだったし、名古屋に来ても丸2年間はこれといって何もしなかったから・・・。
休眠生活が長かったが、直ぐまた休眠しそうだ。
▼A.レジューン『ミスター・ディアボロ』(扶桑社文庫)を読了。
小林晋訳という時点で、この本の価値は保証されたようなもの。作者唯一の本格物で、隠れた名作の名に恥じない。
かつて、1人の学生がシルクハットにマント姿の怪人“ミスター・ディアボロ”とここで遭遇した末に、首を吊ったという因縁の悪魔の小道が、某カレッジの裏にあった。
夕食会でこの逸話が披露された直後、ミスター・ディアボロと思しき人影が中庭に現れる。会のメンバーは怪人を追いかけるが、悪魔の小道に飛び込んだ人影は衆人環視のもと忽然と姿を消す。さらにその夜、密室状況下で他殺体が発見される。
その後もミスター・ディアボロは姿を現し、新たな犠牲者の出現するが・・・。
謎の怪人、人間消失、密室犯罪とまるでカーやロースンの世界。が、きっちりクィーン張りに正当な謎解き形式を踏んでいて、最後の2章で探偵役が登場人物全員を集めて犯人を指摘する。初期のクィーンだったら、13章の終りにきっと「読者への挑戦状」を挿入したことだろう。
H.マクロイ『幽霊の2/3』の新訳以上、今年一番の収穫でしょう。タイタ一押しです。
▼物が書けて本が読めるうちは、それほど病が進んでいないということなんでしょうか。
▼今日は透析病院の当直です。
9月1日 『新型インフルエンザ用ワクチンの行方』
今日の体重は64.5s、BMI22.6、体脂肪率18.1%。
血圧は137/85mmHg。
▼精神的にかなり低調。きっとうつ。
▼午前中は外来。
診断に迷う症例が終了間際に2例来院し、本当に悩む。
▼午後からは経尿道的膀胱腫瘍切除術2件。
縦で2例、TURするのに大騒ぎするなら手術なんてできない。2件目は旧式のオリンパスのセットが出てきたのだが、部下がイグレシアス式のハンドルが固いと、手術がやりにくそうだった。私のこのセットで手術に慣れたので、かえって今のセットの方がタッチが軽すぎて怖いほど。これで手術ができないのなら、今はもうないだろうが、両手のスタン・マッカーシ-式でなんて絶対手術できないのだろうなぁ・・・。
シース挿入の時、膀胱壁まで突き破ったので、偉そうなことは言えないが。
▼「医療従事者を最優先」 高リスク患者の担当医ら 新型ワクチンで厚労相 共同通信社
新型インフルエンザ用ワクチン接種の優先順位について、舛添要一厚生労働相は1日の閣議後会見で、重症化のリスクが高い基礎疾患(持病)のある患者らを診る医療従事者を最も優先させるべきだとの認識を示した。
厚労相は、8月30日に死亡が確認された北海道の患者が保健師だったことに触れ「死因究明はまだやっているが、最前線で危険の伴うことをやっている。医療従事者に優先接種するというのは間違っていない」と述べた。
厚労省は医療従事者を計約100万人と試算しているが、この中でも医療体制の維持に特に欠かせない人や、重症化リスクが高い患者を直接治療する医師や看護師らを優先する考え。
ワクチンの接種対象として、医療従事者のほか、基礎疾患のある人や妊婦、幼児を優先させる方向が固まっている。さらに6カ月未満の乳児について、厚労省は保護者への接種を検討することにした。
ワクチンは国内製造分で足りない分は輸入することを検討しているが、厚労相は「最初に手に入るのは国内(製)だ」と述べ、優先接種の対象者には国内製造分を使う考えを示した。
接種が可能となる10月下旬より前に、感染のピークが来る恐れがあることについて「国民の協力を得て(感染拡大を遅らせ)、できるだけピークを後ろに持っていくことが必要だ」と述べた。
新型インフルエンザ感染の聞き取り調査にあたっていた基礎疾患のない保健師が、インフルエンザ診断の翌日に死亡した事例には、衝撃を受けずにはおれません。政権交代以上の衝撃です。
感染の機会が最も多く、且ついなくなれば最も影響の大きい医療従事者を優先するのは理の当然と考えますが、集団ヒステリーに陥りやすく、我さえよければというエゴ丸出しの一般大衆からは反対がわき起こるかもしれません。
毎年、季節型インフルエンザのワクチンも受けていませんが、新型インフルエンザは任意接種なのか、それとも義務なのか?ワクチンを受けても絶対安全というわけではありませんし、副作用も心配なので、医師であるにもかかわらず少し迷うところです。ちなみに季節型インフルエンザのワクチンは、必ず発熱して2日ほどは調子が悪いので、受けなくなりました。
▼臓器提供、65%超が死刑囚 中国、一般ドナーはわずか 共同通信社
【北京共同】中国衛生省の黄潔夫(こう・けつふ)次官はこのほど、中国で行われている臓器移植の65%以上は死刑囚が提供していると明らかにした。中国の臓器提供者(ドナー)は多くが死刑囚といわれていたが、当局者が具体的な数字を明らかにしたのは初めて。
別の移植専門家は、過去約6年間に一般人のドナーは全国で130人しかいなかったと証言。中国は年間約1万1千件の臓器移植が行われており、死刑囚提供の比率はさらに高い可能性がある。
中国は「移植大国」で、日本から渡航してヤミ移植を受けるケースも後を絶たないが、臓器提供に関する法や制度の不備などが原因で、日本と同様ドナー不足も深刻となっている。
黄次官は26日付の英字紙チャイナ・デーリーで「死刑囚は、移植にとり好ましい臓器提供者ではない」と述べ、一般人のドナー制度確立のため、中国赤十字社の主導で全国10地区で実験的な事業に着手したと説明した。
中国の臓器移植学会の陳忠華(ちん・ちゅうか)副主任は23日、青海省西寧で開かれた臓器移植に関するシンポジウムで、臓器提供を待つ患者は150万人に上るが、2003年から今年5月までに国内で、死後臓器を献体した一般人はわずか130人だったと述べ、深刻なドナー不足の現状を訴えた。
中国では死生観などから臓器提供に保守的な人が多い上、ドナーの生前の登録制度も普及していない。中国メディアによると、提供を望んで病院に相談しても、臓器売買を疑われることを恐れて断られることもあるという。
昔から噂レベルでずっと言われてきたことですが、ようやく公に認め始めた模様。
やはり恐ろしい国です。このような国への渡航移植は、プロとして全く賛成できません。
▼夜は山田家。
スルメイカの姿造り、ねぎとろ、ウィンナーチーズに生ビール&壱岐っ娘デラックス水割り。