権力の犬ポリスワン!公的ページ


とりあえず適当に思いつくままに書き連ねます。



●構想、結果的に二年

確か少年サンデーに連載していた「ネコなび」が終わるのが決まってすぐに
次の企画というか漫画のアイデアを出し始めたと思います。まだネコなび連載中にやってました。
面白いものを出せば終わってすぐに新しいのを始められるという事で。
そこで考えたのが警察ものでした。

何故警察ものにしたかと言うと「ネコなび」時代に形が安定しないというかそこが駄目だという指摘を
受けていたので今度はきっちりした形を作りたいと思ったのが大きいです。
形というのはAから始まって→Bに、みたいな決まった「形」です。水戸黄門みたいな。
そこで毎回事件が起きるところから始まって→解決という風な形ができる警察ものがいいかなと。

話は反れますが、そもそも「ネコなび」の形が一定しなかったのは「ネコなび」の前の「俺様」が原因です。
「俺様」は当時僕がアメリカンプロレスWWFからWWEに嵌っていて
その影響をモロに受けて考えたものです。この頃は気持ちが余裕こいてたので
― 前作「ダイナマ」が終わった事だし、「ダイナマ」とはかなり違う物にしたい ―などと考えていました。
まさにWWEのように戦いが中心で笑いもあるというように、笑いはおまけで戦いが描きたかった気がします。
と言っても僕がそうしたいからと言ってそれが通るわけではありません。
細かい経緯は忘れましたが、結果的に「俺様」が通ったのは
僕が描こうと思っていたものと編集部が想像したもの期待したものが大きく違ったからだと思います。
 【小学生なのにボブサップ並にでかく謎のマスクを被っている】
面白そうじゃないですか…今なら絶対違う話を描いたと思います。
でも僕は結局それを使ってWWEしたかっただけでした。
始まってすぐ俺様が女教師よし子を虐待してしまい、2話目でもよし子虐待してしまい
よし子が可哀想という空気になってしまいました。僕はよし子が物凄く強くなる事を知っているのですが、
誌面ではまだただのよし子なので可哀想になってしまいました。いや、仮によし子が…まぁ、よし子の事は
もういいとして、ともかく格闘+ギャグ漫画としての諦めはつかず、うんこマスクぐらいまで頑張ったものの
これ以上格闘は止めましょうという事になってしまいました。
それでも諦めがつかないというか、割り切れなかったと言うか、
何とか格闘しながらギャグ満載にして通せないものか考えていました。しかし〆切りは待ってくれません。
そこで時間稼ぎとして国鉄君の変態ネタ登場となったのです。あれは本当に時間稼ぎでした。
時間稼ぎと言ってもネームをやり原稿を描く以上、大して時間は稼げないわけで
必然的に国鉄変態ネタが多くなっていきました。いつのまにか国鉄変態漫画になった気がします。
この文のようにどんどん脱線していく体質なのかもしれません。
(脱線しているところを黄緑色にしてみました)
ともかく、「俺様」のようにいきなり失敗してしまうともはやどうしようもないなと思いました。
今もう一度「俺様」を描くならギャグに特化した全く違う「俺様」を描きますが、連載中に途中から
そのように変えるのは難しいと思い、今度は初めからどう転んでも変化できるようなものをと考え、
選んだのが4コマ漫画でした。立場的にもう失敗できないという不安がそういう方向に頭を働かせました。
4コマならこれがダメならこっちという風にある程度臨機応変に対処できるのではないか?
リスクが少ないのではないか?「俺様」以上に失敗する事はないのではないか?そう考えたわけです。
実際シュール4コマからキャラもの4コマへ、そして4コマですらなくなってしまうという
まさに考えた通り臨機応変に迷走する形のないものになってしまいました。
正直途中から投げやりでした。胸を張って見てくれと言えない感じになってしまいました。
俺は何を誌面を使ってダイエットなどやっているのかと。実際に物凄いやってましたから。
そりゃ体重は軽くなってもペンは重くなってしまいます。ただでさえ遅筆な上に遅筆になってしまいます。

ともかく、まず考えたのが警察ものでした。タイトルは「うどん刑事」とかそんな感じです。犬は出ません。
新米警官と、うどん刑事と、変態署長の三人が毎週異常な事件に巻き込まれるという感じでした。
うどん刑事という名前だけは結構前に考えていたのですが、当時「UDON」というタイトルの映画が始まったか何かで
そこから名前つけたとか思われるとか思って焦りました。まぁ連載にはほど遠かったのでどうでもいい事になってしまいましたが。
うどん刑事はうどんが大好きという設定で好きでもないうどんを食わされている刑事です。見た目は当時嵌っていたレッドソックスの
ラミレスをイメージしています。うどん刑事だからうどんっぽい頭にさせられるという事でドレッドヘア。ドレッドヘアだから
ドレッドヘアのラミレスをモデルにという薄っぺらいものでした。
ダメになった理由は、どうしても事件が中心になってしまい主人公が外野すぎるという話でした。
そこで主人公を中心にと、次に考えたのが「ロボ刑事」でした。タイトルのまんまロボコップのパクリです。
「ロボ刑事」ではその考え通りロボ刑事が中心になりました。単独行動で様々な現場に現れる刑事です。
結構自信あったのですが「単独ではなく常に相棒みたいな同行レギュラーキャラが必要」と言われました。
しかし「俺様」の時のようなこだわりでしょうか、まだ余裕があったのでしょうか、どうしても単独行動のイメージは崩せませんでした。
常に同じ、例えば小学生と行動を供にするロボであるならば別に刑事ロボである意味がないと思ったのです。
そういう設定なら刑事ロボではなくメイドロボでいいじゃんと思いました。そっちのが無理がないだろうと。
しかしさすがに自分が萌え系など描くわけがない、そんな選択肢がない、描く技術もない、と、すぐ頭の中から消しました。
でも頭の中にひっかかりました。萌え系なら世の流れ的に連載とりやすいんじゃないか、萌え系でなければ駄目なのかもしれない などと。
そこで、次に考えたのが「ロボコちゃん」でした。

(5月27日)