矢切高校行〔松31〕系統は、松戸駅6番乗場から発車します。時刻表上ではノンステップ車は平日ダイヤのみ運行されるように記載されていますが、実際は土休日も運用されています。画像の3363号車には、松戸市の観光協会によるステッカーが窓部に貼られています。(ただし他系統との共通運用の模様。)
渡しの乗場へは矢切高校終点で下車後、江戸川の土手に出て直進します。河川敷はゴルフ場になっているのですが、その先、木々に囲まれた所が渡船場です。(バス停にも地図があります。)
画像は矢切高校から歩いてきた道です。左手、川の向こうが東京都葛飾区になります。
そして、いよいよ「矢切の渡し」です。大ヒットした歌謡曲にも歌われた位有名なので、もっと俗っぽくなっていると勝手に考えていたのですけれど、思った以上に素朴な渡し舟でしたね。
運賃100円は船頭さんに直接渡します。対岸まで5分。遠くから常磐線の列車や国道6号の車の音がかすかに聞こえてくるものの、思った以上に静寂で、そして思った以上にゆっくりだと感じました。
運行は冬場(12月〜3月第1週まで)は土休日等のみ、それ以外は原則毎日との事。矢切側の渡船場に旗が揚がっていれば運行中です。なお多客時、及び悪天時はモーターを使用するとの事です。
渡しを降りて、徒歩5分ほどで柴又帝釈天。
この入口の傍らにある屋台で「柴又焼」を食べます。お好み焼きを大判焼きのように焼いたものですが、ソースとマヨネーズを塗って食べるととてもおいしかったです。
帝釈天の参道は、団体客やはとバスのコースの乗客など、多くの観光客で賑わっていましたが、かといって大混雑して身動きも取れない、という程ではありませんでした。人が少なすぎると逆に寂しいし、この位の人出が、参道の雰囲気を楽しむのにちょうどいいかも知れません。
柴又といえば何といっても「男はつらいよ」シリーズの「寅さん」。京成金町線の柴又駅前には寅さんの銅像が立っていて、常に観光客の注目を集めています。
後方の柴又駅は駅舎改修時、山田洋次監督の監修が入ったという事です。東京では少なくなった構内の踏切が残っています。「関東の駅百選」にも選定。
行きが京成バスだったら、帰りも京成バスにする事も可能です。〔小55〕〔小56〕系統が小岩駅と金町駅を結んでいて、「柴又帝釈天」を経由していきます。平日7〜8分毎、土休日ですと6分毎の運行です。特に総武線沿線からは利用価値大でしょう。