相談役(元支部長)

長尾 広志 氏

御自宅で

平成16年8月28日

室蘭工業大学同窓会帯広支部の成り立

長尾広志相談役と太田俊幸支部長の対談

 

うちの同窓会は、昭和20年(3年)頃なだよね“空さん”という人が、わたしの処に尋ねてきて

(空 次 氏:昭和17年機械卒 

003-0829 札幌市白石区菊水元町9条2丁目5-9 Tel011-873-1953)

「室蘭工業大学を卒業したんでしょう?」、で私は4期で入って5期で出ているんだからね、この人の顔を知らなかったんだ、在寮中には、一期でしょ、17年に出ているでしょ。17年の4月から私は学校に入っていったからね。在学中のことはなんも知らなかった。卒業してからね、昭和23年か5年ひょこっと来てね、何言い出すかたら、どうして帯広に居たんだたらね、営林局に来てたの。その人が「君も出たばっかりだし、うちの卒業生さっぱり居ないけど、それでも探したら何人かいる。だからやらないか。」と、支部というのを作ってねやらないかと、それで「あーそうですか。」で「俺も勤め人だけども、だから君より先輩だし、そのとき私は責任を負うけれども、何でもいいから君の力でそれらしいものを作ってくれないか」と、まだ支部というはっきりしたものがないしね。

誰がいるんだったら小野さんがいるっちゅうわけだ。

(小野 哲也 氏:昭和17年機械卒 帯広畜産大学名誉教授

      〒259-0314 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上742-200 電話0465-62-9009)

小野先生は2回だからね。こんど「君らの関係、誰か居ないかな?」ということで一人ずつ増えていって、それらしい会合をやったことがある。ところがいつの間にか新制大学に変わってしまって、こんど新制大学に変わると、北大の土木専門部な、これと大学が開祖となったら、同窓会も一緒にしなければならない。声かけてみようかなって、あちこち声かけてみたわけだよ。どいつもこいつも乗ってくれるやつ、いないんだよな。我々歴史のない同窓会に入らないかなんて言えないんだよな。専門部は明治からの専門部だから、もう、がっちり組織持っちゃって、どうしようもないんだ!まあ本部としてもやっぱりそれが一つの危機だったろうね。本部からはそのうちに「合併したから土木専門部の人たちも、なるべくさそって中へ入れてやってくれ。」といったって、育ちが違うんだもな、「お前は兄弟なんだぞ!」と言われたって、他人同士があるときに、「お前こっちと義兄弟になれ。」って言われたって、なれないよな。それで、そのとき、ここの土建屋さんでは、栗林だとか、まあその連中が、営林署の役人だとか、開発の連中がくるとね、歓迎会やってやったりして、手名付けて仕事もらったり誤魔化したり、ね。自分の後輩に飲ませるんだから、収賄でもないし、ね。汚職でもないしね。そんなことで、もう、我々と隔離をし始めていったんだよ。私よく懇意にしている高橋木工場さんな、徳義さんて、ちょこちょこ会うんだけれど、

「あんたらの後輩とうとう居なくなったな。我々の会議もだんだん増えてくるのに、気の毒だな。」と言ったら「へヘン」て笑っているけど、後輩居ないんだもんな、で室蘭の学校を卒業した連中まで引っ張っていってんだから。同窓会の本部も困っている。

 

 <まだつずきます>

長尾広志氏と太田俊幸支部長