2000年長野乗鞍安曇野 |
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7月20日(木)〜22日(土) | ![]() |
久し振りのソロツーリングに出掛けた。 最近仲間と一緒に走りに行く事が多かったんで、たまには一人っきりの旅がしたかったし。 今回の場所は、長野県の乗鞍。以前から写真とかを見てて行きたかった所。 でもここは日本で1番高い場所を走る道路で、その為か開通期間が5月〜10月と短く、 6月でも道は凍結するという、バイクで行くにはなかなか時期が限られていて 行くチャンスがなかなか無かった。 夏休が始まるのと重なったせいで首都高や中央高速はかなり混雑していたけれど、 大月を過ぎたあたりから空きだしていった。天気もまずまずでなかなか気分もいい。 のんびりSAなどに寄り道していると、松本ICに着いたのはお昼過ぎになってしまった。 今日の宿のYHを予約して、コンビニでお昼のおにぎりを食べる。 松本ICから乗鞍までは50キロくらい、一本道の国道を山に向かって走るだけだ。 |
![]() 「乗鞍エコーライン途中からの乗鞍岳。白いのは雪!」 |
しかし、ここから予想外の渋滞に巻き込まれた。 この道は上高地へ行く人たちも利用するんで、マイカーや団体バスが多く さすがにバイクとはいえ細い道での追い越しは大変だ。 夏休みが始まったってことで余計渋滞していたような気がする。 しかもなんだか怪しい天気になりだした。 さっきまで晴れ間もあったのにすっかり黒い雨雲だらけで暗くなってきた。 上高地と乗鞍方面への分かれ道を乗鞍方面に向かい出した頃 ちょっとポツポツとメットに雨が当たるようになった。 「あちゃー、何とか宿に着くまでもたないかなあー?」と思ったのもつかの間、 いきなり豪雨に!カッパに着替える間もなく全身びしょ濡れ。 今からカッパを着ても遅すぎなので、「ええい、どっか雨宿りできる場所は?」 と走って行くが無いんだこれが・・。バス停のボックスとかでもあれば・・と思ったんだけどねえ。 2日目は早起きして待望の乗鞍岳へ。 心配だった天気は快晴! 時間も早いんで車も少なく、グングン高度を上げながら乗鞍エコーラインを走る。 青空に向かって走る感覚が気持ちいい! 寒くなったと思うと急に道の脇には雪渓が現れた。 ちょっとバイクを降りて真夏の雪の上で休憩。 最高地点の畳平を過ぎ、有料の乗鞍スカイラインに入ると、 目の前に穂高連峰、槍ヶ岳が見えてきた。 天気もいいので山の稜線までくっきりとしている。 山のおいしい空気を思いっきり吸い込んで深呼吸。 雲の上を走っているぞ〜! さらに安房峠を越え、上高地乗鞍林道を走る。 林道と言っても全面舗装の道だから俺のバイクでも大丈夫。 しかしこの道、有料ってのはどうかなあ? 狭いし、荒れてるから飛ばすのは危ない道だった。 |
![]() 「穂高連峰、槍ヶ岳もバッチリ!いい天気だー」 |
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![]() 「道路最高地点の畳平付近。山登りもしたかったなあ・・」 |
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途中の白骨温泉によって露天風呂に入った。 有名な河原の野天風呂は時間の都合で空いていなかったけど。 白骨温泉ば「3日入れば3年風邪をひかない」と言われている温泉なので とりあえず1年は大丈夫か? さらに林道を走って朝出発した場所に戻ってきた。 ちょうど乗鞍の道をぐるっと1周してきたことになる。 早い時間に走ったんで車も少なくて快適だったし、 景色も良くってもう1周したいくらいだぜ。道路が有料じゃなけりゃあなあ・・ ツーリングマップルに載っている「徳心」でお昼。 うまい天ざるを食べた後、安曇野へ向かった。 と、言っても乗鞍からは割と近い。 穂高神社でお参りして、「大王わさび農場」へ行った。 安曇野で1番有名なわさび園なんで人は多い。 「わさびソフト」を食べたけど以外に普通の味。 ここに水車があって、黒澤明監督の「夢」のロケとして使われたそうだ。 後はのんびりと安曇野の田園風景を楽しみながら、 ぶらぶら走り。 安曇野マップで「道祖神」が幾つか紹介されていたので、 そいつを探しながら・・・ ちなみに「道祖神」ってのは村の守り神として作られていて、 特にこの安曇野周辺には実に約900体もあるらしい。 ユニークなものから「?」ってのまでピンキリだけど、 田園風景にとても似合っていた。 穂高温泉に入ってからYHに到着。 明日から天気が崩れるそうなので、もう一泊しようかと思ったけど 崩れる前に家に帰ることにした。 帰りは高速を使わずに軽井沢を回りながら帰った。 あの涼しい乗鞍から一気に猛暑の千葉へ。 「なんでこんなに違うの〜?」とぼやきながらも 、あこがれの乗鞍を走れた楽しい旅だったなあ。 |
![]() 「白骨温泉で。「はっこつ」ではなく「しらほね」と読む」 |
![]() 「映画のロケでも使われた、大王わさび園にある水車。」 |
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![]() 「安曇野には素朴な道祖神が数多い。」 |