TREASURE・FALCON社より佐原社長と隼人!お越し頂きました^^
マナさんの代表作とも言えるジョーダンじゃねぇ!より、隼人、崇さん×A&Kカンパニーより明良、和也の4人です^^
経済界の大御所佐原崇さんが、片割れの隼人を連れて(隼人何気にすごい位置ですが/笑)
T・F社の規模からすれば足元にも及ばない、歴史浅い新興企業のA&Kカンパニーに、
相互リンク記念のお祝いとしてわざわざ出向いて下さったのでした。
あっ、ここには登場しておりませんが、たぶんSPの椿さんもいらっしゃってるはず!です。
以下、その時の様子です。 ヘタな解説はいたしません(笑)
マナさんタッチのコラボを、どうぞごゆっくりご堪能下さいませ。
「ちぃ〜っす。明良?和也?いる〜?」
A&Kカンパニーに、突然乱入した隼人が、失礼この上ない態度で辺りを見回す。
「こら隼人。勝手に歩き回るなっ!」
他社の雰囲気に興味を持ちながら、さりげなく観察している崇が、隼人の腕を取る。
「おや?これはこれは、崇さんに隼人さん。珍しい方がお見えだ。」
ピシッとスーツを着こなした和也が、自分の執務室に2人を案内した。
「あれ?隼人さん?崇さんも・・・。こんにちは。」
室内にいた明良が、崇と隼人を見つけて、立ち上がってお辞儀をした。
和也が満足そうに目を細める。
「こんにちは、明良くん。ほら、隼人も挨拶くらい・・・・・・。」
「俺、コーヒーじゃないものね。」
明良を見習え、と崇が隼人を振り返ると、隼人はさっさとソファに座り込み、あろうことか飲み物に注文までつけていた。
「はぁ〜やぁ〜とぉ〜?」
崇の目が鋭くなる。
「あ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・こ、こんにちは、明良と和也。」
一瞬、好戦的に光った隼人の目だけど、崇の眼力に負けて逸らされる。
「クスクス。気にしないでいいよ、隼人くん。気楽にどうぞ。」
可笑しそうに崇と隼人を見ていた和也が、紅茶ならいいかな?とお茶の用意をしていた。
「まったく。躾が行き届いてなくて悪いな。後でしっかり叱っておく。」
「クスッ。明良くんも、似たようなものですよ。」
チラッとやけに大人しい明良を見て、和也が笑う。
「まぁ、佐原社の総帥を目の前には、さすがに圧倒されているかな。」
「A&Kも、中々いい会社だな。外食産業か。興味深い。」
「さ・・・佐原社も・・すごいです。T・F社のテーマパークは、俺好きだ・・です。」
現役社長と次期社長の視線が絡まる。
使い慣れない敬語が可笑しい明良を、崇が微笑ましく見つめていた。
ソファに顔をそろえた4人は、和也が入れてくれたお茶を飲みながら、談話に興じる。
「崇さんからは、学ぶことが多そうだね、明良くん。色々聞いてみたらどう?会社の経営者として。」
「和也くんが教育係としてついているのだろう?立派な社長に育つさ。」
「本当、始めは『はい』と返事をすることから、教育したなぁ。」
クスクス笑いながら暴露する和也に、明良の顔が歪む。
「何かといっちゃぁ、すぐ尻叩くし・・・・・・・・。」
ボソッと言った明良に、過剰反応を示したものがいた。
「ぶっ・・・明良も叩かれんの?和也さん、優しそうな顔をして、鬼だなぁ。」
「え?『も』ってことは、隼人さんも?誰に?」
「・・・・・・・・・・・・・・・性悪暴力男に。」
ボソッと告げた隼人に、にっこり余裕の笑みの崇。
「悪いのは隼人だろう。まぁ、お互い大変だな。和也くん。」
「そうですねぇ。でも、明良くんの成長は、嬉しいですから。」
保護者サマたちののんびりした笑顔に、引きつった笑みを浮かべるお子様たち。
「本当、あんたは、自分中心に地球が回ってると思ってんだろっ!」
「失礼だな、隼人。私を誰だと?自分中心に地球を回しているだけだ。」
ケロッと言った崇に、ズザザーッと引き捲くる3名。
だけど、その言葉が事実だから、誰にも否定できない。
「これが、経済界の頂点を掴み取った男の台詞だよ、明良くん。よく見ておくといい。この方の自信と実力を。」
「明良っ。こんなやつ、ぜってぇ見習っちゃ駄目だぞ。社長とか覇王とか、すげぇやつかもしんねぇけど、性格は最悪だからなっ!」
ビシッと崇を指差した隼人が、明良に向かって宣言する。
とっても嫌そうに顔を歪めた崇に、明良が爆笑した。
「ぶっははは!なぁ〜んだ。佐原社のトップとか言うから、超畏まっていたのに。隼人さんに掛かれば、普通の男じゃん。」
「あ・・・・言っちゃった、明良くん。」
笑いを噛み殺しながら、和也が呟いている。
隼人が勝ち誇ったようにふんぞり返り、崇がヤレヤレと肩を竦めていた。
「立派に育つだろうね、明良くんは。この私を食うなんて、よっぽどの大物だな。」
「あっははは。俺、崇さん、好きだ。すっげぇ気に入った!」
「それはありがとう。一番それを言って欲しい人は、まったく言ってくれる気配もないのにね。」
皮肉った崇に、和也もとうとう笑い出してしまう。
「ぷっ・・・ははは。崇さん。あなたも大変ですね。」
「まぁ、それが楽しいけどね。」
「ふぅ〜ん。世界最強って、身近にいるものなんだね。」
ジッと3人の視線が、余裕でふんぞり返っている隼人に集まる。
「あ?」
一人だけ話の内容についていけなかった隼人が、紅茶を飲み干しながら首を傾げた。
「そろそろ、パーティーの仕度が整ったようです。参りましょうか。」
チラッと時計を見た和也が、他の3名を促す。
案内に従って、大会議室に向かうと、秘書課の面々が、会場を整えて待っていた。
「相互リンク記念、おめでとうございます〜!!」
パァ〜ンと弾けたクラッカーの音。
迎え入れられた4人が、上座に向かって堂々と歩んでいく。
次期社長とその片腕。現役社長とその片割れ。
4人が前を向いて勢ぞろいしたところで、崇がマイクを手に取った。
「今後も、末永く交流を望む。遊びが過ぎるうちの作者ではあるが、これからも温かく見守ってくれ。これからも、よろしく!」
凛然と響いた崇の声。
流れでマイクを手渡された明良が、緊張した顔でそれを口に寄せる。
「えっと・・・・・・相互リンクを祝って、かんぱ〜い!!」
「「「「「乾杯〜〜〜〜!!」」」」」
あちこちでグラスの合わさる音が響く。
ちゃっかり酒を注いだグラスを持った隼人が、颯爽とそれに参加している。
立食パーティーにもつれ込んだ会場で、4人も今日の日を楽しく過ごしていた。