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【元ネタ特集】

ダンジョン日報 その21〜その26



21 ** そもそも永久欠番だっての **



22 『不死の王、散る』

◆プレイ前の風景◆ 21話は永久欠番
【俺たちにできないヘマを平然とやってのける。そこにシビれる(以下略)】
 このセリフは、荒木飛呂彦の漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第一部にて、ディオがジョナサンの恋人エリナにキスをした際に、ディオの友人が「さすがディオ! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ!」と叫んだのが元ネタ。ちなみに21番が永久欠番になっているのは単にログがないからで、セニアの中の人の赤っ恥を隠すためではない事はこの会話からも明らかである(笑)。


【“狂えるアラブ人”アブドゥル・アルハザード】
 アブドゥル・アルハザード。ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの一連の小説に登場する奇書「ネクロノミコン」の著者とされる架空の人物。失踪したとも、衆人環視の広場の真ん中で白昼、見えない怪物に全身を喰い千切られて死んだとも言われる。 一般的には730年、ダマスクスの市場の中で白昼、見えない怪物に頭から貪り食われて血痕しか残らなかったと伝えられている。


【炎を使う魔術師か何かかしら?】
 これは「ジョジョの奇妙な冒険」の第3部に登場する、モハメド・アヴドゥルのこと。炎を自在に操るスタンド「魔術師の赤」(マジシャンズレッド)の使い手である。


【生徒たちはミカンじゃないんです!】
 このinfoは、テレビドラマ「3年B組 金八先生」の主人公の国語教師・坂本金八が米倉先生の「腐ったミカン」発言に対して涙ながらに訴えた感動的なセリフが元ネタ。



◆10層◆ ついに10層に挑む!
【闇の中でもきらびやかに輝く大きな板があり〜】
 テオも指摘しているが、ウィザードリィ#1「狂王の試練場」にて、シュートで地下10階に降りた際、最初に目にするメッセージが元ネタ。


【どこのVipperだ】
 Vipper。ニュー速VIP板住人のこと。主にニート・引き籠もり・厨房などで構成される。と、よく言われるが真相は定かではない。女性が多いとの説もある。2ちゃんねるの他の板やブログ等に突貫して無意味なAAを貼り付けたり、煽りを入れたりする住人が少なくない。



◆玄室G◆ バンパイアロードの最後
【原作どおりジルワンでしとめるべきよね】
 ジルワン。「ウィザードリィ」シリーズに登場する、アンデッド1体を破壊する呪文のこと。ウィザードリィ#1のバンパイアロードは最下層の固定モンスターとしては珍しく呪文無効化能力を持っておらず、ジルワンをかければ必ず撃退できることは有名である。適当RPGでは古代語魔法5レベルの《壊呪》がこれに当たる。


【「隣り合わせの灰と青春」じゃえれぇカッコイイ役どころだったのにな】
 隣り合わせの灰と青春。ベニー松山氏の著したウィザードリィ#1のノベライズのタイトル。バンパイアロードはワードナの右腕として忠誠を尽くす義理堅いキャラクターとして描かれている。



◆玄室G◆ 聖なる鎧を手に入れろ
【ミスランディアと呼ばれてみたい】
 ミスランディア。「灰色の放浪者」の意。トールキンの小説「指輪物語」における、ガンダルフの呼び名。


【悪のセイバーなら、いっそしばかれてみたいかも♪】
 黒セイバーのことらしい。タイプムーンのアダルトゲーム「Fate/Staynight」において、桜ルートにおいて現れるキャラクター。ファンディスクにあたる「Fate/hollow ataraxia」においてはセイバーの頭のアホ毛をつかまれた際に現れる。ゴスロリのドレスを纏いわがまま言い放題の上にジャンクフードが大好きと、通常のセイバーとはほぼ逆に近い性格になっている。


【青色1号とかか!?】
 青色1号。お菓子や清涼飲料水などに使われている、発がん性の疑いが持たれているタール色素。実際は敗血症の患者などでない限り、成人が摂取しても健康に害はないらしい。最近ではスクウェアエニックスが期間限定発売した「ポーション」に含まれていた事で有名。
参考リンク:ttp://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2004/06/post_20.html





23 『突撃!ザトンにピンポンダッシュ大作戦』

◆玄室A◆ 帰還者たち
【原作に忠実な展開だ】
 ウィザードリィ#1において、地下9階などで消耗したパーティが、安全に帰還するために地下10階にある城へのテレポーターを利用することは、中級者以上がよく使うテクニックである。



◆ドルアーガの酒場◆ 黒い蝋燭、融合
【冷蔵庫から「黒い蝋燭」を引っ張り出してきて】
 このやりとりは、ウィザードリィ#4「ワードナの逆襲」において、地下4階の魔女がブルーブラッドスペシャル(ダブオブピュース)作成に必要なアイテムを全て揃えた際、発生するイベントが元ネタである。


【デバック中なんだね!】
 正確にはデバッグ(debug。虫取りの意で、プログラマーがバグを除去する作業を指す)である。さすがセニア(笑)


【●楽師匠の弟子が歌●を弔うために】
 落語の長寿番組「笑点」の大喜利において、三遊亭楽太郎がしばしば桂歌丸の死亡ネタを扱うことが元ネタである。





23 『今度こそアブドゥール』

◆ドルアーガの酒場◆ 魔法剣士になる男
【《大地震斬》《壊呪斬》《爆裂斬》】
【ザトン・ストラッシュ】
 これらは三条陸(原作)と稲田浩司(作画)による冒険ファンタジー漫画「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」に登場するアバン流刀殺法「大地斬」「海波斬」「空裂斬」そして「アバン・ストラッシュ」が元ネタである。意外と元ネタと語呂も合っている(笑)





24 『レベル1魔法剣士の無謀なる挑戦』

今回の主な変更点
【アイスソード info:ねんがんの…なにをするきさまらー!】
 アイスソード。ゲーム「ロマンシングサガ」「ロマンシングサガ ミンストレルソング」に登場する武器で、氷の力を封じ込めた伝説の両手大剣。風の術具。フレイムタイラントのバリア(セルフバーニング)を突き破って傷つけることができるため、彼はこの武器を手元に置いておきたがっている。
 infoにあるセリフは、アイスソードを購入したガラハドという聖騎士の「ねんがんの アイスソードを てにいれたぞ」と、プレイヤーが「ころしてでも うばいとる」を選択した際に発生する「な、なにをするきさまらー!」という断末魔のセリフが元ネタ。
 ちなみにGMの「データはない」という言葉どおり、このセッションの頃はアイスソードのデータはなかったのだが……(笑)

関連リンク:
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=165941100&owner_id=1199988



◆玄室F◆ フラックお試し版
【どこのからくりサーカスだよ、と】
 からくりサーカス。藤田和日郎による少年漫画。週刊少年サンデー(小学館)にて1997年32号から2006年26号にかけて連載していた。全43巻。
 200年前に起こった悲劇を因縁として巻き起こる、自分の意思を持ち人間に害をなす「自動人形(オートマータ)」と操り人形を武器にオートマータを破壊することを使命とする人形破壊者「しろがね」との戦いと、それに巻き込まれ数奇な運命をたどることになる3人の主人公たちの繰り広げる物語である。



◆ドルアーガの酒場◆ 爆弾魔あらわる
【ベルとブックとキャンドルとー、どっかの神様の決まり文句だぜって事で】
 ウィザードリィ4に登場する、2500Gと引き換えに神託(冒険のヒント?)を授ける御言葉師MRONの神託のセリフのひとつが元ネタ。地下9階の地獄の門で、地獄の業火を退け、最重要アイテム「オックおばさんの聖なる手榴弾」を手に入れるためのヒントである。


【うちの聖句は「ふんぐるい むぐるうなふ ふたぐん いあ いあ いあ  くとぅぐあ!」になりました】
 クトゥグア。フサッグァとも呼ばれる。クトゥルフ神話などに登場する架空の神格。別名「生ける炎」。オーガスト・ダーレスの体系付けた「クトゥルフ神話」においては旧支配者の一柱とされ、「火」を象徴し、および「地」の属性を持つ旧支配者、特にナイアーラトテップと対立するとされており、一度ナイアーラトテップの住処であるンガイの森を焼き尽くした事もある。ブレイズが召喚する分には相応しいのかもしれない(笑)



◆余談その2◆ セカンドパーティを考える
【今回はランサーだから、次はアーチャーかな】
 ランサー、アーチャー。タイプムーンのアダルトゲーム「Fate/Staynight」に登場する、サーバントたちのクラスの名称。その名の通り、ランサーは槍兵、アーチャーは弓兵を意味するが、実際の話ではそう単純なものではないらしい。





25 『マイルフィック、参る』

◆玄室E◆ 魔王の指パッチン
【ゾーマがいるのに魔王とか言ってたバラモス的存在】
 言うまでもなくドラゴンクエスト3の、地上を支配しようとしていた魔王バラモスと、そのバラモスを影で操り、闇の地下世界アレフガルドを恐怖に陥れていた大魔王ゾーマのこと。バラモスは使い走りに過ぎないことが、戦闘に突入した際に通常の音楽であるためバレてしまうし、後になってゾンビとして再利用されてしまう悲惨な役回りである。



◆玄室E◆ 熱狂的村正マニア
【オーウ! ムラサマー!】
 パソコン版ウィザードリィ#1の「村正」は、アルファベットの表記が「MURASAMA BLADE!」すなわちムラサマであった(笑)。どうやら村正と村雨がごっちゃになったらしい。これだからアメリカ人は(笑)





26 『いきなりザトン!』

◆10層◆ 長かった道のり
【営業時間 9:00〜15:00】
 ウィザードリィ#1、ラスボスであるワードナの玄室の扉の前にあるメッセージ。これは英語バージョンの営業時間だが、実は日本語バージョンだと「9:00〜17:00」と長くなっている(笑)。余談だが、某掲示板のワードナは日本語翻訳作業のために2時間余分にかかると回答していた。



◆ザトンの間◆ ザトン最期の刻
【……よくぞ……この私を倒した……これこそが……我が望み……】
 このセリフは、石垣環の漫画「ウィザードリィ」3部作にて、侍のカルラに首を刎ねられたワードナの最期の言葉が元ネタ。



◆ザトンの間◆ ザトンの宝物判定
【破れると、ザトンの魂が保存してあった若い肉体に戻る】
 イストのこの発言は、漫画「DRAGONQUEST ダイの大冒険」に登場する大魔王バーンが使った「凍れる時の秘法」が元ネタ。バーンは己の肉体を凍らせ、時間を止めることで若い頃の肉体を保っていた。



◆エンディング01◆ 領主トレ坊の失意(バッドエンディング)
【わいはこの街の領主のトレ坊や】
 トレボー。ウィザードリィ#1にて、ワードナの魔除けを奪還するよう命令する狂王。関西弁で喋っているのは黒田弘幸のエッセイ「クロちゃんのRPG見聞録」に登場するトレボーのセリフが関西弁であることが元ネタ。また「トレ坊」というのは、ウィザードリィ友の会の四コマ漫画のテキストに登場する5歳児が元ネタ。





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