【ダンジョン日報】閲覧室に戻る
【ダンジョン速報】に戻る

ダンジョン速報18 先に行く者の願い



 チャムの消滅を見届け。
 キルケはただ、佇んでいた。

キルケ@GM : 「わたしは今しばらくは、この空間を維持し続けたいと思います」
キルケ@GM : 「アーヴ、天使、悪魔…何が起ころうとしているのか、分からないけれど…今のわたしにできることは、これくらい、だから…」
ジン : 「それを確かめるのは、今を生きる我々の仕事。なのですね」
テオ : 「キルケ……わかった。俺らはあの強欲な馬鹿ものを引っ張り出してくる(笑)」
タック : 僕、キルケさんに近づいて、黙って、残ってたTPP使うよ。
キルケ@GM : 「…?」
タック : 多分、チャムさんと分離して、かなり消耗してると思うから。ヤカンさんは、『人間の未知の力をわずかながら取り戻させる』、って言ってたから、きっと、効くと思う。
キルケ@GM : 「…(微笑んで)ありがとう。優しいのね…アーヴやヴァレス以外の人に、優しくされたこと…なかったから」
タック : 「(うつむいて、赤くなる)」

ヒー・ヘイト・ミー : 「さて、話は終わったかみなの衆? 終わったら地上までテレポートすっから範囲内に固まれー」
ジン : 「あの、キルケさん……ヴァレスさんに何か伝えたいこと、ありますか?よろしければ伝言しますけれど」
キルケ@GM : 「…死者は生き返らない。先立った者は、残された者の幸福のみを願うものだから…と」
ジン : 「それは、アーヴさんにも?」
キルケ@GM : 「(微笑んで、頷く)」>ジン
マリア : 「私もあなたの幸福を願いますわ。それもまた、生きるものの義務ですから」

 こうして、ひとつの戦いは終わった。次の戦いへの予感とともに。
 そして。



シーマ@GM : 「ヴァレス…? へんじがない。ただのマミーのようだ」
ジン : 「おうあー!?」
ジン : 「し、ししゃはよみがえらない。さきだったものは……(遠い目)」