【奏でる想い】
想いをのせて、私は毎夜音色を奏でる。
たとえ届かなくても私は奏で続ける。
あなたへの想いをこの音色にのせて。
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私は風のようなあの人が好き。
自由に大空をかけ、何者にも縛られない。
そんなあなたを 私はずっと見ていたかった。
最初は見ているだけで満足していたの。
だけど、日を追うごとに私はこの想いを抑えきれなくなっていた。
あの人が好き。
でも、私は戦士だから。
あの人と一緒にはいられない。
自由に羽ばたくあの人が大好き。
私は海の底でただあなたを想い、憧れているだけの魚だった。
だから私はこの音色を奏で続ける。
ストラドに想いをのせて。
万に一つでも貴方に届きますように。
そう願いを込めて、私は今日も奏で続ける。
天王はるか。
その人に向けて。
END