朝目覚めベッドの上で、初めて“パーマ”掛けた時の事を想い出す…。
“床屋”だった。
ヤな予感はして居た★
仕上り後、
ソコのおばちゃん(最早ドチラが“オバチャン”かワカラナイ状態だった)も
掛け過ぎたと思ったのか、「少ォし取るかぃ‥」と、ナンの事を言って居るのか最初は分からない台詞を言い、ドンナ方法だったかは忘れたが、
巻かれ過ぎた髪を少しずつ
元に戻した‥‥‥‥が、粗効果無く、“チュルチュル”★★★
ドライヤーで乾かしていけば膨れ上がり、“異国情緒”タップリ★
然し“純”であった当時のオレは、“出来”よりも“達成感”に満足し、
店を出た…
が、ソコから悪夢が始まる★
ソノ帰り、楽し気に前から歩いて来た“カップル”は、オレ一瞥すると
瞬時に沈黙★
“勘違いしてカワイソウに‥”との同情の匂プンプン★
然し多分アノ後、オレの話で盛り上がったに違い無い★
次の日のバイト先、学校では、意外にも誰もソレに触れぬ状況★
声掛けられぬ程に、ソレ程に、“失敗作”だったのだろう★
が、何より今尚甦る程に屈辱的だったノは、若い同年代グループ
(確か男二人に女のコ一人)に笑われた事
(女のコはソノ二匹に“やめなさぃ”と言ってくれて居た)★
今では羨ましい程にアノ頃のオレは“イヤな言葉”は右から左へと
流して居り、彼等の嘲笑も同様だった。
然し近年、ふとした瞬間にコンナ事ばかり甦る‥‥★
当時は流して居たにも拘らず…★
次又浮かぶ傷跡は‥‥‥‥‥‥‥‥‥何時の、何処の、何?
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