果て無い空色、彩る虹色。
朝は黄金で、夕は朱、茜落ちれば又藍に‥。
ホオズキ宜しく蕩け下がる夕日見詰め、ふと傍浮かぶ雲見付ける。
目映いのが君ならば、陰り見せるそれは僕。
引き付けるのが君ならば、気に留められぬそれが僕。
けれど君沈むまでの間に、映じた僕同じに染まり…。
ならばもういっその事、君の下まで流れいき、共にそのまま燃え尽きたい。
日差羨み、雨羨み、勿論風も羨ましい‥、縦え湿ったそれだとしても。
何故なら君に触れられるから。
けれどもし君太陽なら、何より月が妬ましい。
君の全てを受け止めて、僕も輝き放ちたい。
真新しく可憐なる
夜風に踊る灯火なれど
温もり与え照らすは千世。
今この部屋の空間を漂うのは、
浮雲宜しく柔な思いと、真夜中浮かぶ月たる想いに、
【SunseT】。
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