「ふぅ‥‥気疲れすゆ‥」
「ガタッ」
「何奴!!?」
「驚かしてスミマセン、部長‥俺です」
「た、田中か‥イヤなトコ見られてしまったな‥」
「ぃぇ、気になぞしないで下さい。
俺の前では在りのままを見せて下さい」
「ぅ、うむ、ぁ‥有りがトん゛。
ならば今後はただちむ‥いゃ“ただちゃむ”と呼んでくれても構わなぃ」
「‥‥最近御疲れ気味ではありませんか?
何か悩みでも」
「…実は社長から又新たなプロジェクトを進める様通達が有ってな。
だが今回はちと厄介なんだよ」
「ソノ話、俺で良かったらもぅ少し詳しく聞かせて貰えませんか」
「やはり食い付いてきたか…“血”とはオソロシぃモノだな。
まぁ然し今回ばかりはオマエや洋子クンを巻き込みたくはナイ」
「部長っ」
「済まん。
プロジェクトの件は忘れてくれっ」
「‥然し何より俺、部長のソノ元気の無さが気に掛かって…」
「もぅ元気だお」
「…」
「ぃゃ済まん、“なりィ”の方がヨカッタか、うぃ?」
「ぃぇ‥‥、
それよりソコまで何か得体の知れぬモノが溜まってしまって居るのなら、
プロジェクトの件、せめてプロジェクト名だけでも教えて貰えませんか。
俺にも少なからずコレまでに培ってきたモノが有りますし、
何か御役に立てるかも知れませんっ」
「ふふ‥成長したな、田中」
「全ては部長のクサみの御蔭です」
「‥ポロリだょ」
「ハィ?」
「プロジェクト・ザ・“イボポロリ”」
「も、もしや三度の…」
「ぁぁ、パクリ系‥元ぃ“アヤカリ系”だ」
「…クッ」
「だろぅ?
オマエには最早ムリだ、退け」
「ち、因みに開発技術は‥」
「ナイ」
「ドンだけェェ」
「古いぞ田中ッ」
仕舞☆}ε・ω・З
*因みに“イボポロリ”なる製品の実在に就いては定かではアリマセン★
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