Take the BAD withe GOOD!!
My PACE,My LIFE.
Jul. 22,2011 Fri.
『華』
そう言えば何時の間にか生まれて居て、
少なからず厭わしいもの目にしてきて、
何時もの様に目を逸らした時、
滲む景色に君を見付けた。
けれど僕のより大きなもの抱えた君は、
不思議と僕よりも笑い、
そして何より生きて居た。
君が生む全ては明かなる色を持ち、
舞い上がらす言葉全ては羽を得て居た。
果無げな君が動く事で生まれる小さな風ひとつで、
僕のどんな過去も彼方へと吹き消された。
君が此に居なければ、
君が今に居なければ、
僕はどうして居ただろう。
偽りの平たく薄い闇の中、
幾らの時、
幾らの情、
無下に果てさせただろう。
君が放つものの強さ、
君が救うものの尊さ、
君は気付いて居るだろうか。
君自身言い表わせぬ程に深い、
知られざる君の哀しみ。
けれどどうか去りいかないで。
涙程の君の微熱は、
それでも凍て付くものを慰む。
くたびれそうな明日の地球も、
生かされて居る僕等笑えば、
きっと弾んで回る筈。
ALL is made from the only ONEs.