もぅ十年以上昔に亡く成った、
今で言うハイブリッド‥元ぃミックスの愛犬“クンクン”、
カレが出てきた夢の話(ぁ、コノ後はマジメに書きマス)。
オレが誰かと煉瓦造りの緩い上り坂歩いて居ると、
向いから老人(今想えば亡く成ったじぃちゃんの様)が、
カレを連れ歩いてきた。
けれど夢の中では何故か
オレが数年前にカレを捨ててしまった事に成って居り、
オレはドキリとしつつ歩を進めた‥
無表情且つ決して視線合わさぬ様。
何故なら今更自己都合のみの懐かしさから
満面の笑みで撫でる事には気が引けたし、
それにカレがオレに気付きオレの事想い出すと
カレの寂しみも又甦らせてしまうと思ったから。
結局そのまま互いに過ぎ行き、
オレは気付かれなかった事への残念な思いと、
ほんの少しの安堵感を抱いた‥
“良かった…忘れてくれて”。
所がその瞬間、
オレの背中にカレが飛び付いてきた…
嬉しそうにベロを出し、
大きくシッポ振りながら。
そして余りの切なさに目が覚めた。
何にしろカレの最期、
最期へのオレの扱いの記憶は、
未だに甦り悩ませる。
捨てたも同然のものだったに違い無い。
とにかく今言えるのは、
“ありがとう”しか無い。
Would you run to me
if I called your name in heaven?
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