My PACE,My LIFE.

Oct. 2,2013 Wed.   『華と蝶』     花笑む様なアクビして   蛹から目覚めた君が蝶へと変わる黄昏時、   一日終えた街が大きな深呼吸ひとつして、   その外れで僕も君想い   小さな溜息をひとつ‥。   そして君醸す色香に感付いた星々ゾクリと震え、   瞬く程の夜が始まる…。       その昔、   或る美しい蝶は羨望の目差で見詰められ   子供に追われ疲れ果て、   彼等寝静まった夜にだけ舞う蝶へと   姿変えたと言う。     そして今、   荒んだ大人の追求に羽痛め、   夜の闇で先見失った蝶が   ひとひら。       だったら僕、   君がいつでも夢見られる様、   いつまでも飛べる様、   導き照らす華に成るから。     そしていつの日か青空の下へも、   君誘い飛ばせてあげる。     その代わりつかまえた時には‥ね、   二度と離さないから。

ALL is made from the only ONEs.