2002年7月20日 谷川岳(途中まで)

ロープウェイで天神平まで行きます。
普段は見られないアングルから森を見ることが出来て面白かった。上から見る森って、不思議な感じです。

 

振り返ると白毛門や朝日岳が良く見えます。白毛門までは行ったことがありますが、いつかはその先の朝日岳にまで登ってみたいものです。
天神平からリフトを乗り継いで天神峠に下り立ちます。そこからの谷川岳の眺めです。いつ来ても雲に隠れていましたが、今日やっとその雄姿を拝ませてくれました。
迫力ある姿でちょっと圧倒されました。

 

天神峠からやや下っていきます。斜面に群生した黄色い花(ニガナでしょうか?)が鮮やかでした。
昨日降った雨のせいか、道がぬかるんでいて歩きにくいです。濡れた岩場のところが滑りやすい。
でも上空には雲ひとつないピーカンの快晴。ズムズム進みます。
熊穴沢の避難小屋の上部からは、日差しをさえぎるものない尾根の登りがちょっときつくなってきました。
南東方面の眺めです。左の頂上が平らな山が上州三峰山、その奥が赤城、正面のが子持山、でしょうか?自信ありませんが・・・。間違っていたらご指摘ください。 m(__)m

 

同じ場所から南南西の眺めです。
手前の葉に少し隠れているのは吾妻耶山、その奥が榛名の山でしょうか?
さらにその遥か彼方に、富士山が見えました、・・・肉眼では。
デジカメには写っていないかもしれませんが、その気で見れば、・・・心眼で見れば分かると思います!

 

何箇所かある岩場の登りです。大人数(200名のツアーだとか!)のパーティをやり過ごすのにかなりの時間を待たされました。登山でも「多勢に無勢」を思い知らされました。

直射日光にさらされて待っていたもので、体力を消耗します。

 

その登山者の行列です。この列が頂上まで続いているようです。

同行者の体調が思わしくありません。軽い熱中症になったようです。たとえ頂上に行っても、下山時もこの団体さんたちと一緒になったとしたら、自分たちのペースで歩けるかどうか疑問です。
ここで登山を中止したほうがいいと判断しました。

熊穴沢の避難小屋まで戻って、大休止です。中では先ほどのグループで体調を崩した人が休んでいました。
なんでも関西から夜行で来たとか。かなりの強行軍で吃驚。

少し休んだら、同行者も回復したようです。ここからは森の中を下っていくので、体力の消耗もないでしょう。

歩きやすい木道を下ります。
ブナなどの森が続きます。
下山は天神平へ直接向うコースを取ります。
天神峠からの道よりも、こちらのほうが歩きやすい。
かなり下っていくと、谷川岳を見上げられるビューポントにでました。
山肌が荒々しく削られていますね。

◆反省◆
今回の山行は山頂を踏むことが出来ませんでした。振り返ってその原因を考えてみると、
1、暑さ対策の不備。
前日の天気予報は「曇り一時雨」ということで、荒天時の対策として割りに厚めの服を着用したり、ポットに氷を入れたりした冷たい飲み物を用意しなかった。
2、団体登山者とのバッティング。
総勢200名のツアー登山者が後ろから登ってきて、自分たちのペースで登れなかった。追いつかれないようにと変に急いで見たり。先行集団を先に行かせるために道脇で休んでいたら、後から後から人の行列が続いてきて、暑い中待たされ体力を消耗した。

山道では後ろから人が来るとついついプレッシャーで、道を譲ってしまうんですよね。体力はもとより、マイペースを保つ精神力が必要だったかもしれません。

★頂上には立てなかったけれど★
いつ来ても雲の中だった谷川岳の全貌をくっきりと間近に見ることが出来たのは大きな収穫でした。それに富士山を見ることができたのも嬉しかった。暑さの原因だった快晴がもたらしてくれた恩恵です。

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