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前期T型

1980年11月 C31型登場
アウトバーンの疾風 前期モデル-T型 1980.11〜1981.10

桜井眞一郎主管の設計により、走りを意識した新しいハイオーナーカーとして登場。デザインは先代のアメリカンデラックス風味からヨーロッパモダン風味に、ヨーロッパ展開を目指した80年代の日産車のデザインテイストの先陣を斬る。低く、広く、伸びやかなデザインでcd値0.31を達成。フロントサスはほぼ0スクラブのストラット、グレードによりエンジンはZ18/Z20/L20S(ECC:電子制御キャブ)/L20E(ECCS:マイコン燃料制御)/L28E(ECCS)/L20ET(EGI:アナログ電子制御)/LD20/LD28と8種類、ミッションは4MT/5MT/3FAT/3CAT(6人乗り用!)が、リヤサスは4リンク/セミトレが選択可。設計が目指したシンプルさとは裏腹に装備はワイドバリエーションを誇る。シリーズ最大の目玉はL20ETの搭載により復活したSGX、エア式リヤオートレベライザ付のメダリスト、高性能ディーゼルLD28搭載のVX-6。翌年2月には、GX/ターボGXも追加。

前期U型

1981年11月 ターボメダリスト登場 
ジバンシー登場 前期モデル-U型 1981.11〜1982.08

イメージモデルとしてジバンシーが登場、エレガントさを強調し始める。ツートンカラーが話題となる(が、2トーン車をジバンシーバージョンとは呼ばない)。グリルのアウトラインのエッジを際立たせ、室内外のメッキモールを増やし、インパネ周りはテクニクスシルバーを多用、メーターフードのおよびターボ系のハンドルの室内同色化、ドアトリムの厚み増大、メダリストに初のターボエンジン搭載、2000(Eおよびターボ)メダリストはシート生地がルーズクッションタイプに変更など、さらに豪華さを増す仕様となった。機構的にはL系のシリンダーブロック形状が変更を受け、L20ETがECCS化とそれに伴いインマニ周りの変更、リヤディスク形式変更とそれに伴いセミトレアームの形状変更、さらにオートマチックは全車ロックアップ付となる。

イントロダクション

1982年9月 後期型登場
ジバンシーバージョン登場 後期モデル-T型 1982.09〜1984.10

内外装デザインの大幅変更により、日本的な高級車としての質感が向上。ライト、バンパー、グリルは言うに及ばず、インパネのデザイン、シート生地、果てはアンテナ(フィルム式をオート式に)まで大幅に変更する念の入れよう。一方グレードの縮小など(L20S、L28Eの廃止、低グレードと高級グレードの部品共用化等)を行う。機構的にはオートマに待望のオーバードライブが追加されたほか、ドライブトレイン支持方法変更による防振対策、各種電子制御のマイコン化等、大幅な変更を受けている。メダリストは、標準型と、オートレベライザー・ポジションメモリー付パワーシート・デジタルパネルをパッケージオプションした車に分化(メダリストX)。更にジバンシーのキャラクターを全面に押し出したジバンシーバージョン、同U・Vの高級仕様が人気を呼び、1800SGLにメダリストの外装を与えたエクストラがシリーズ末期の販売を下支えした。