本屋としては・・・

本屋的
INTRODUCTION of BOOKS

本屋でバイトしている管理人ならではの視点で
本の紹介
一種の参考になればと思います。
ここで紹介した本は一部、管理人個人または 喫茶ペーパームーンにて貸し出ししております。
書き込み件数27件  
今回紹介する本は、三島由紀夫著の「青の時代」です。














written 5/6
 
今回紹介する本は、小川洋子著の「博士の愛した数式」です。
この作品は数学と野球という全く別々の話題、記憶が80分しかもたないという一見むりのある設定。 こんな小説を破綻なく、しかもあっさりとした口当たりでまとめる事のできた作者の腕はすごいと思う。 この作品をまとめられたのは、「博士」という強烈なキャラをを中心にすえて、すべての話題やテーマを結び付けているからだ。 不器用で、それでも一生懸命な博士の姿は、ほほえましく、応援したくなる。 そんな博士の姿をおって、ついついページをめくってしまうのだ。 ただ、博士は不器用だ。博士は、真髄なるものを「かぎ括弧」にくくった言葉にしていない。 ヒントは、主人公からみえる彼の描写と、彼の残す数式だけだ。  




written 4/15
 
今回紹介する本は、小林よしのり著の「沖縄論」です。
この人の本には毎回様々に思わされることがあります。
というのは、どの知識人にもあることだろうが、自らの意見を時には 口にしにくい問題でさえはっきりと斬っていくからだ。
沖縄の問題は確かに多く論じられているにも関わらず、目を向ける人間が 少ないように思える。
しかし、そのくせして、この様にはっきりといってくる人に対しては 簡単に切り捨てようとする。
果たして、何が正しいのかは非常に難しい問題だと思う。
国家の平和のためには犠牲はつき物なのかも知れないが、著者の指摘するように見てみぬ不利は 本当に正しいのだろうか。
本当に考えさせられる本だと思う。
一度読んでみてもらいたい。


written 1/18
 
今回紹介する本は、市川拓司著の「恋愛写真―もうひとつの物語」です。
今回のこの作品は、純粋な恋愛小説のようでいてそうではない。
ゆったりと、ほのぼのと進む序盤と劇的に変化する後半。
そして、ラストでの衝撃の真実。
読めば読むほど先の読めない展開にハラハラドキドキする作品であると思えます。

この小説の中で
「あなたと結ばれるはずの、その一人分の幸せを手に持っている。 その幸福を待ち受けている女の子がこの世界のどこかにいるはず」 (文中の台詞抜粋。)
という言葉が、非常に印象に残りました。
恋愛にはいろいろな形があり、このような非常に切ない恋愛というのも<>br
あるんだなとおもわされる作品です。 この本の帯には「恋をすると死んでしまう」
という言葉が書かれていますが、読み進めるとなぞも解けて行きます。

一度、読んでみてください。
written 12/8
 
今回紹介する本は、司馬遼太郎著の「巧妙が辻」です。
来年の大河ドラマに抜擢されているこの作品。 舞台背景は戦国の世。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康。 この三代の時代を生きています。主人公は、山内一豊。最終的には 土佐二十四万石の領主になります。一介の足軽から、いかにしてそこまで 上り詰めたのか。ただ単に運では片付けられない壮大な物語があります。
一豊にとって、もっともよいできごとだったのは、その妻、「千代」 と結婚したことでしょう。この聡明な妻なくしては、一豊は大成しなかっただろう。 また、一豊は、この時代珍しく自らのことを「無能、凡庸」といい、 考えを強いることがない。臣の意見をよく聞き、それを元に物事を行う。 そんな人物だから、様々な物語があったんだろうと思う。
お勧めです。
written 11/15
 
今回紹介する本は、村上由佳著の「天使の卵−エンジェルス・エッグ」です。
読み終わってのまず最初の感想は、非常に心が締め付けられるというものです。 それほどにこの物語は切なさで溢れていました。物語としても、非常に 読みやすく、その中で様々に浮き沈む展開は、とても引き付けられます。
内容としては、一種の恋愛小説で、浪人で予備校生の主人公、「歩太」 を中心として展開します。ある時、駅で出会った精神科医の女性に一目ぼれをし、 取り巻く環境に苦悩しながらも、非常に熱い、そして、非常に痛い気持ちを持って、 多くの犠牲を払いながらも進んでいくストーリーには目が離せません。 一番最後の展開は、非常に虚を衝かれ、正直言葉も出ませんでした…
とても、面白いです。是非読んでください。
written 10/14
 
今回紹介する本は、小林よしのり著の「靖国論」です。
この本は、非常に多くのことを考えさせてくれる作品だと思う。昨今問題になっている靖国について考えるには良書だと思う。
日本人の自虐史感に対し、猛然と待ったをかけ、歴史的資料とともに 現代に疑問を投げかけている。漫画だからという話もあるかも知れないが、 非常に読みやすくわかりやすくまとめてある。
この人の考え方に傾倒するわけにはいかないと思うが、内容等吟味しても 非常に共感を持てた。
なにも知らずに靖国に対し反対をしている人には 是非よんでもらいたい。逆の意見を見るというのも必要だと思う。
こういう傾倒の本は、確かにいろいろな角度から見ることができるため、 賛否両論は耐えない。だからこそ、多くを読んでいきたいとも考えさせられた。
written 9/25
 
今回紹介する本は、坂本小百合著の「ちび象ランディと星になった少年」です。
映画にもされたこの作品。日本中の象を幸せにしたいという志を抱き、一流の象使いになる 道を踏み出しながらも、夢の半ばで逝ってしまった青年のお母様が 書いた作品です。日ごろから、動物と接することのできる環境に育ち、 いじめや家庭内不和により多感な時期に多くの悲しみや 寂しさ受けます。多くのやり場のない感情を動物たちへの献身的な愛情に昇華していく少年の姿は とても一途で純粋で心を打たれます。そんな時期に少年は象と出会います。 象と触れ合うことにより、象に様々に生じた様々な感情また葛藤が生じます。 象が心から好きになった少年は 自らの意志で親元を離れてタイ留学を決意します。夢に向かい一途に生き日本初の 少年象使いへと成長していく姿には勇気を与えられます。 また、強い意志を持つ一方で、やはり多感な時期である少年に対し、 少年が 心の底に秘めたガラスのように壊れやすい部分を、象が機敏に 察知して慰め、少年と象との絆が深まっていくコミュニケーションは、 命の尊さだけではなく、人間と他の生命との調和のあり方について 教えてくれるように思います。   やはり、本人の作でないだけ、体験談は少なめですが、作者がいかに 息子のことを思って書き上げたかが、読んでいくにつれわかります。 ぜひ読んでみてほしいと思います。
ちなみに、映画として、公開された内容とは若干の違いがあります。 映画の語り部が哲夢であることに対し、本は母が語り部であうために 当然とは思いますが。
written 8/30
 
今回紹介する本は、木藤亜也著の「1リットルの涙」です。
これは、普通に青春時代を送り、生活してきた少女がかかってしまった難病。その闘病生活の 中で書いていた日記からつづられた作品です。
脊髄小脳変性症という難病に突如かかってしまった著者。この病気は 段々と、体が動かなくなっていってしまう、治療法もろくに見つかっていない病気です。 そんな病気にかかり、しかも段々と進行していくという恐怖に立ち向かいながら一生懸命に 生きている少女の姿に心打たれます。 この本を読み終わったときに感じたのは、普通に生きているという自分が いかに恵まれているかということです。そして、いかに自分が何も考えずに日々を生きているかということです。
少女は、病気に真っ向と立ち向かいながら、悩み苦しんだけれども、それでも最後の最後、動けなくなるまで 病気と闘い続ける。そんな姿に非常に感動しました。
ただ単に「生きる」ということ、 それが、どんなにすばらしいことかを教えてくれます。 ぜひ、一度この本を読んでほしいと思います。
written 8/22
 
今回紹介する本は、荒川弘作の「鋼の錬金術師」です。
まず、そもそも錬金術とは何か?それは、様々な物質をいろいろに変化させて、 最終的には金を作り出そう。として、発展したもので、中世では、普通に 流行していたそうです。この作品は、その、物質を作り出すということから始まっています。
この作品、今巷で人気、テレビでも取り上げられたほどです。 この作品、なぜこんなに人気なのか?それは、ただ単にバトルシーンの激しさ、 ギャグのおもしろさが光る。というだけでなく、すごく「考えさせられる」 というところに起因しているのではないかと思います。
家族愛、兄弟愛から始まり、権力のある人間と そこに泣く人々。また、軍とは何か?戦争とは何か?何のために行なわれるのか? また、最大の問題として、この物語中で最大の禁忌とされている、 「人体練成」つまりは、人間を作り出すということについて。 神ならぬものは、人間を作るなどとはできない。してはならないと されていても行なってしまう人間とは?それは、一体どういうことなのか?
この作品に秘められているテーマは限りなく深いです。物語としての 非常によい出来とともに、こめられたこのテーマ。一度読んで 考えてみてはいかがでしょうか?ぜひ一読をお勧めします。
written 8/14
 
今回紹介する本は、中野独人作の「電車男」です。
映画になって一気に火がついたこの作品。今では、百万部突破したのでは なかったでしょうか?内容は非常にわかりやすく共感がもてます。 映画と違って、本の場合は、本当に書き込みだけなのですが、それでも、 情景は目に浮かぶようであり、電車男のがんばり、他の人の励まし。 ネット上ながらもさまざまな人間関係が垣間見えます。これを読むと 世の中まだまだ捨てたもんじゃないかな?という気にさえなります。
一介のオタク少年が美女に恋し、気に入ってもらうためにあらゆる努力をする。 とても、共感がもてる気がします。
映画とは、やはり細部が違いますが、 映画で語られなかった後日談のようなものがあるから、興味のある人は、 ぜひ一度よんでみてください。

written 7/1
 
今回の本は、朝倉卓弥の「四日間の奇跡」という 作品です。
ミステリー大賞をとった作品というが、およそミステリーという感じではない。 ただ素直に感動できる作品だと思う。事故により、指を失い、ピアニストとしての 夢が潰えた少年。脳に障害を持っている少女。。。 そして、ある山奥の療養所にて起こる出来事。確かに、内容を読み進めていく上で、 普通に考えるとこんなことは普通には起こらない。という出来事が あるけど、そんなことも気にならないぐらいに、作品に引き込んでもらえると思う。 序盤こそ何気ない展開で進むが、その序盤の出来事が複線となり、中盤からラストまで を一気に引っ張っていってくれてとても読みやすい作品だった。 終盤では情景が映像と音で浮かんでくるほどきれいにできている。 思わず、情景を思い浮かべて涙しそうになった。 よい作品でした。
written 6/27
 
今回紹介する本は、司馬遼太郎作「義経 下巻」です。
上巻に引き続き木曽義仲京都制圧から描かれているこの作品。 このあたりから、義経の本領が発揮されてきます。木曽義仲を討ち、 京都を奪還し、平家討伐へと直向きに突き進む。義経全盛期です。 一の谷、屋島、壇ノ浦。。。軍事の天才として名を馳せた義経は 一気に平家を壊滅させていきます。
軍事の天才であった義経。しかし、彼には政治的感覚がまったくといっていいほどなかった。 人の心を読みきれなかったといってもいい。感情的に多くの人を敵にまわしてしまい、頼朝にも 信じてもらえず、奥州にて非業の死を迎えます。
義経が非業の死を迎える奥州に関しては伝説的な部分も多くあるためか、この小説ではほとんど 描かれていません。義経を伝説として、ヒーローとして読みたい人にはお勧めできる作品ではありません。しかし、 時代を感じ取る意味では非常におもしろく読ませる本と言えます。 でも、まぁ個人的にはもっと伝説的な内容を読みたかった気もします。 とにもかくにもよくできた作品であるといえます。ぜひ一度呼んでみてください 。

written 6/23
 
今回紹介する本は、司馬遼太郎作「義経 上巻」です。
この作品の主人公はもちろん源義経。義経は悲劇の名で伝えられる。 それは、鎌倉幕府設立の立役者にもかかわらず、不遇を受け続けたことに起因していると 思われます。

上巻では義経の生い立ちから始まり、欧州での生活を経て 木曽義仲が京都を制圧するところまでが描かれています。
文章の流れは歴史を踏襲しているとは思いつつも、流れるように書かれており、 非常に読みやすい。義経伝説というよりは、一人の人間、源義経の 本当の意味での「生涯」を描いているように思われる。非常に面白いので、 ぜひ読んでみてほしい作品です。

written 6/4
 
今回紹介する本は、片山恭一作「世界の中心で愛を叫ぶ」 です。
前回に引き続きこの方の作品ですが、この作品、まぁドラマになったり映画になったりと様々な ところでつかわれていますが、すごくわかりやすい作品です。内容は 中学生の純愛に始まります。主人公とヒロインを取り囲み少しづつ過ぎていく日々、中学生から 高校生に上がり、現実の中でもありそうな恋愛が続きます。
しかし、運命はそのままハッピーエンドと行かせるはずも無く、 ヒロインは白血病にかかります。そして、運命は・・・
内容的に複雑ではなく非常にわかりやすいため、まぁ読みやすいものであると思います。 ただ、そこまで泣くかといわれれば、そこは一人一人の感性の問題 な気がします。話題作でしたし、一度は読んでみるとよいかも知れません。
written 6/2
 
今回紹介する本は、片山恭一作「きみの知らないところで世界は動く」 です。
この物語は、前半は高校生の清純な恋愛関係、活動から始まります。 始まります。主な主人公は、「ぼく」、カヲル、ジーコという三人で、 この三人の青春時代を軸に物語りは展開して行きます。
本当に「普通」な高校生の「ぼく」とその恋人のカヲル。そこに 友達として登場するジーコ。前半では、夢をかたり、希望を語り、 青い青春時代ならではの「悩み」を抱え、展開していきます。
後半になると、一気に物語は転進します。甘い希望は 絶望に変わり、夢は遠く追いやられてしまう。どうしてよいか 分からない「ぼく」は深く悩み、三人の多くの苦悩を抱えて、 ラストへと向かっていく。そして、訪れた悲劇。彼らは未来へ希望が もてたのか?
この、物語ではその様な問に関しての答えは用意されていません。 読者自身の解釈に任される領域になっています。 しかし、誰のでも起こり得る話でもあるから、感情移入もでき、 また、深く考えさせられます。
多く、哲学的な話も現れますが、それ程硬くなく納得のできるところが多い気がします。 その他、音楽の曲、文学作品の引用も多く、じかに聞いてみるとまた面白いかも 知れません。
良くも悪くも 心で感じることのできる作品ではないでしょうか?
written 4/25
 
今回は、なぜかこのホームページで話題になっていた。 井上雅彦作「スラムダンク」を紹介します。(知らない人の為に)
この漫画は、まぁ、名前の通りバスケット漫画です。 主人公の桜木花道はヤンキーであり、身体能力と身長の高さだけ がとりえの高校生。 中学の頃50人の女の子にふられたこのお調子者が、 高校で出会った女の子、赤木晴子に一目ぼれして、彼女に気に入られようとして バスケットボールをはじめるというのが出だしの流れ。
短気、思い込みが激しい、気分屋というはたしてスポーツマンらしくない 主人公。しかし、はちゃめちゃな試合(やっぱりヤンキーですから・・・) をしながらも、日々成長していく主人公の様にはひきつけられるものが多くあります。 バスケに関するシリアスな部分、また、「へ?こんなことまでやっていいの?」 というぐらいのギャグの部分とがメリハリのついた形でバランスよく 描かれているのが素晴らしい。
なかなか伝わらせにくいスピード感や、観客、選手の興奮、試合の迫力が この作品ではとてもよく伝わってくる。とくにこのことは作品の終盤に なるにつれて謙虚になってくる。試合展開もとてもよく、決して 飽きさせることはないだろう。
自分もそうだったが、全然バスケットボールの事を知らなくても 十分に楽しめる作品であると思う。
一度は読んでもらいたい作品と思う。
written 4/18
 
今回紹介する本は、三崎亜記さんの「となり町戦争」 という本です。
この本は、名前からも分かるとおり戦争をテーマにした本です。 戦争と一口に言っても、ドンパチやって多くの人が死ぬ戦争とは違います。 自分には見えない、感じられない。でも、着実に遂行している戦争の 下で、多くの人が死に、また自分のせいで人が死ぬ。 その様な戦争について考えるという、全く新しい戦争の話です。 戦争を知らない現代人にとって、またその様な現代人向けに書かれた作品といえます。
この作品の主人公は、その様な、目に見えない、感じれない戦争の 中で、苦悩します。なぜ、戦争をしているのか、なぜ、人が死なねば ならないのか?それが、全く分からない。最初は、実感がないからこそ、 主人公も、ある種ゲーム感覚として、その「戦争」に参加しますが、 事実、人の死に直面し苦悩します。
作中には、戦争に対する多くの疑問が 提示されます。「目的なく人を殺すってどういう感覚なのか?」 「戦争とはなんなのか?」作者の考える「戦争に反対できるかどうかの分岐点」 「実感できるものとそうでないもの」等。
戦争は起こります。多くの目的の下で。現在に生きるものたちは 「戦争=悪」と、教えられています。多くの、悲劇的な映像と共に そのような映像は往々にして戦争を否定させる力を持っている。 しかし、一般的には「正義の為に、愛する人の為に」といって、戦いを 正当化する図式がまかり通っている。子供向けのヒーロー番組や 勧善懲悪の時代劇のように。
戦争にも多くの側面がある。その時に 「戦争=悪」戦争に対してNOといえるのか。。。多くの煩悶が作中でなされます。
この作品は、多くのものを考える機会を与えてくれます。別に反戦思想とか その反対とかそんなものではありません。しかし、一読の価値はあると思います。
最後に、主人公の考え方が心に残っています。戦争を終えた主人公が 自分は見えない刃を持たされていて幾人かの敵を知らぬうちに切り捨てていたのではないか? 確かに僕は、誰かを意思を持って殺しはしなかった。 しかし僕を助けるために佐々木さんという命がなくなっている。僕は もしかしたらそのことを一生知らずに無自覚に、イノセンスに生涯を 終えたかも知れないのだ。
考えてみれば日常というものはそんなものではなかろうか? 僕達は、自覚のないままに、まわりまわって誰かの血の上に安住し、誰かの死の上に 地歩を築いているのだ。ただ、それを自覚しているのかどうか、 それが自分の目の前で起こっているかどうか。それだけの違いなのでは なかろうか。
読んでから見てください。
written 4/8
 
今回の本は「問題な日本語」です。 なんか、題名からして硬そうなイメージがあるけど、何のことはない、 自分達が今使ってる日本語にいかに変な表現が多いか書かれている 作品である。例えば、「こちら、きつねうどんになります」という 表現。このまま聞くと、きつねうどんになる?何かがきつねうどんに 変身するのか?のように、文法表現から感じてしまいそうですが、 そのような表現に対して、解説をしてる。という、ある意味変な本です。

漫画を見てもニヤリとできるし、適当につまみ読みするだけでも 十分に面白いです。ある意味、言語表現が変化するのは 仕方のないことなのですが、もともとの意味は?どのように変わっていった? というのがわかって参考にもなるし面白い本です。

written 3/14
 
今回、紹介する本は、前回と関連しますが、 「ずっと、ずっと、あなたのそばに〜澪の物語〜」です。
この作品は、「いま、会いにゆきます」のサイドストーリーと言える 作品で、「いま、会いにゆきます」が、男の主人公「巧」の視点で 書かれているとすると、こちらは、奥さんの「澪」の視点で書かれています。
流石に、この本だけ読むとすこし分かりづらいですが、映画でも 原作でもいいので、「いま、会いにゆきます」を読んでから読むと、 自分の中での理解が深まって、すごく感動できそうな気がします。
澪、最高です。
原作を読んだ、観たという人はぜひ一読をオススメします。

written 3/9

 
今回、紹介する本は、今更という感じですが 「いま、会いにゆきます」です。この本は、かなり有名になっているので 紹介というのもどうかと思いますが、映画見て、ぜひ読みたいと思って 読んだ作品なので紹介したいと思います。
この、作品は一種の 奇跡を描いた純愛小説です。あるサイトでは「好きな人を思うとき、 必ずその思いには別離の予感が寄り添っている。 もし、そうだとしても-。書かれているのは、 ただ「愛している」ということ。恋愛小説。」と書かれています。
映画は、原作をほんとにうまくまとめてあって、この世界に 流れる「奇跡」が音楽、そして役者さんの演技とあいまって、深く 心に刻み込まれた気がします。一人で号泣しました。
それに対して、原作のほうでは、 この、世界観が、主人公の視点から、主人公の内面まで、踏み込んで 描かれているので、凄く深い部分で気持ちを共有できたような気がします。 多くの言葉、多くの表現により、映画では表現できないところまで しっかりと表現されていて、また、主人公の主観的表現から、 容易に感情移入でき、まさに疑似体験してるような感がありました。
出会いは別れの始まり、別れは出会いの始まりというように、世の中に は、多くの出会いと別れがあります。別れは、得てして辛いものですが、 その別れを容易に想像しえながら、何故、惹かれあうのか。互いに愛し合うのか。 深く考えさせられ、また、そんなこととは関係なく、一途の思いに 深く感動させられました。そして、凄く暖かい気持ちになりました。
written 3/4
 
今回紹介する本は、「石の扉」です。
うちの店長曰く、 これを紹介することにより、管理人、暗殺されるかもしれないらしい・・・
話の内容としては、中世ヨーロッパあたりから発生した、フリーメーソン という秘密結社の、一般に考えられている様相と、実際の内情について、 延々と述べられている作品だ。この秘密結社は、歴史上、様々な場面において 関与し、日本においては明治維新にさえ関与しているというのだ。 その、影響力は計り知れないという。そして、いかに世界に関与しているかというのを ある特定の証拠の元、述べている。中には、アメリカの一ドル紙幣の の謎についても言及してある。こういう部分は、中々に面白いと思われる。
この作品は、「フリーメーソン」 という秘密結社の実情をノンフィクションで語ることを目的としているらしいのだが、 途中から、当該団体がいかに凄いかについて述べるようになっている気がする。 確かに、この世の中、うらで世界を牛耳る人たちがいないとは考えにくい。 見えるものが全てではないのは当然だと思う。世界の裏を知ることが できるという意味では、読んでみたら面白い作品かもしれない。
今度、上映される「ナショナルトレジャー」、この作品でも一ドル紙幣の秘密というのが 主な役割を果たす。おそらくは、当該秘密結社についても何かしら の情報があるはずなので、読んでから見に行くと、新たな興味がわくかもしれない。
written 3/1
 
今回、紹介するのは、辻内智貴の作品である、 「セイジ」です。
この本ココ最近出たばっかの本なのだが、 買ったのにはちょっとした理由がある。それは、
本屋さんも泣いた
とか、帯に書いてあったからだ。本屋さんも泣いたって・・・別に 泣いたっていいやん・・・そういう意味では、戦略に負けたのかも知れないが 、ちょっと読んでみてやろうと思って買ってみた。
大学卒業を控え、就職も内定した主人公は、最後の夏 休みにふとしたきっかけで自転車の旅を行う。その旅先、田舎の475号線 にある小屋のようなお店で出会う様々な人々。その中で、特に、 そのお店の店主であるセイジとの、不思議だが心引かれる出会い。 そこに居付いた主人公何ヶ月かの出来事が、主人公の独白調で描かれている。 セイジという人物は、一般の人とは、どこか違う。全く何もかも 面倒で、何にも関心を示さずに生きているように見えていながら、 その実、世界とは何かということをどんな人よりも深く考えている。 作中の言葉を借りると、「物事が見えすぎる、世の欺瞞や汚れが見えてしまうから 何にも関心がもてなくなってしまい、見えすぎるから、世界というものの 本当の美しさを感じてしまい、世界へのロマンを持ち続けている」という。 文才のない自分にはうまく説明できないが、物語として凄く面白い。 最後の悲しく残酷で、衝撃的だが心温まる結末も見逃せない。 感動というよりも、仰天、こんなこと、普通にはできない!!!という感想の 方が強い。
同書に併記されている「リュウジ」という作品もある意味感動の 物語だ。高校卒業後サラリーマンになり、生活してきた主人公と、 都会の片隅でストリートミュージシャンになっていたリュウジとの 再会から物語りは始まる。詳しいことは、書かないが、親に家族に 迷惑をかけていると内心気づき、そのことに苦悩しながらも生活を 変えれない、リュウジの心の動き。これが、主人公の視点から語られていることが 、新しいというか、刺激的だった。どちらかというと、管理人、 こちらの作品で泣きそうになった。
ある種の観念的な話であり、うまく説明できないが、 何か違った視点から物事が見れる気がする作品である。 読みやすいし、オススメしたい。
written 2/23
 
今回、紹介するのは、養老猛さんの 「バカの壁」です。この本は、一種の人間の思い込みとか、考え方に ついて書いてあります。バカの壁とは、人間が、自分にとって、利益の ある情報じゃないものを、無意識的にシャットアウトしてしまうことだと あります。例えば、人間、好きなものの事は、一回聞いただけで 覚えられるのに、興味のないことだと耳すら貸そうとしない。 こういうものが一種の「バカの壁」であると述べているのです。
他にも、情報を知っただけで、「分かっている」と思うこと。 こういうことも、バカの壁であると述べています。例えば、陣痛の 痛み。これを授業で習っただけで分かった気になっている。 言葉による、説明だけで分かるものもあるが、 それだけでは伝えられないこと、理解されないことがたくさんある、 というのがわかっていない。
このような、色々な障害のもとで暮らしていることをしることで、 世界の見方が変わってくると。述べています。 最終的に、「一元的な見方」ではなく「二元的な見方」を肯定して、 文章を締めている。つまり、ひとつの考え方を絶対視するのではなく、 物事は様々な角度からみないとほんとの事は分からないということである。 少々難解な内容ではあるけれども、読んでみると
あぁ、確かにねぇ
と思うことが、結構あるから、一回ぐらい読んでみても良いのでは? と思われます。
written 2/16
 
今回は、「Good Luck」を紹介しようと思います。
54年ぶりに運命の再会を果たした初老の男性二人。
一人が、仕事も、財産も、すべてを失い変わり果てた旧友に、 祖父から聞かされた「魅惑の森」の物語を語り始める。
内容は、一種の童話。ともいえるような、分かりやすく、明快な ストーリーです。ちょっと読むだけで、結構先がわかります。 でも、まぁ、それなりに、説得力もあると思います。話の内容としては、
黒衣の騎士と白衣の騎士が出てきて、一連の事件によって 幸福について考えていく。人間は、生きていくためにはどうすることが必要なのかということを 悟っていくストーリーです。
一時間もかからずに読めてしまうし、 話としては結構楽しいから、時間のあまり無い方にもオススメです。
童話とはいいましたが、一種の人生論です。 努力家の人は、読んで満足するでしょうし、怠け者の人は少し焦っちゃうかも 知れませんね。一読の価値はあると思います。よろしければ、 ぜひどうぞ。
written 2/10


 
今回は、さだまさしの感動短編集 「解夏」を紹介しようと思います。 これは、主人公である小学校教諭が、ペーチェット病という病にかかり、 徐々に視力を失っていくという話です。舞台は、長崎。主人公は、重荷になることを恐れまた 彼女のその後の幸せを慮り彼女に別れを告げ最後に故郷を見ておこうと 長崎にやってくる。そこでの、病気に対する苦悩の日々、多くの人々との出会い そして、追いかけてやってきた彼女との再開。“解夏”までの日々を過ごす二人、そこに、かつての教え子たちから手紙が届く……永遠にも感じられる焦燥の中で、隆之は止めどない涙を流す。 そして、主人公は、彼女とともに生きることを決意し、物語は主人公にとっての”解夏”へと流れていく。
突然の発病とそれに苦悩して生きる目的をなくしてしまうこと。これは 、どんな人にとっても絵空事ではありません。そんな、状況のなか 二人はどのような結論にたどり着くのか?読んでいて色々と考えさせられました。 感動策であるとともに、考えさせられるお話です。良かったらぜひ読んでみてください。
written 2/7


 
まず、第一弾として紹介するのは、 もう紹介せずともいいかもしれないくらいに有名な漫画、 名探偵コナンです。既売の巻数だけで48巻と長寿で 未だに老若男女問わず、売れています。
高校生探偵だった主人公が悪の組織に薬を飲まされて、小学生の 体に。元に戻るために子供の体のままその悪の組織に戦いを挑んでいくという話です。 (ちょっと違うかも)
48巻になっても未だに悪の組織の全貌が見えてこないのが 気になりますが、探偵漫画として事件を解決していく姿も面白いとこだと思うので 、読んだこと無い人には一読の価値があると思われます。ぜひどうぞ。
written 2/5


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